- Contents -
(プロヴァンス滞在記)
2007/03/06
 
  1.ボニュー
  2.ピザ屋
  3.キャンプ場
  4.アパート
  5.ミストラル
  6.スーパーマーケット
  7.ジュリアン橋
  8.ビュークス 1
  9.車上ねらい
 10.待ち合わせ
 11.カヴァイヨン方面へ
 12.アンスイ城
 13.宗教
 14.ヴォークリューズの泉
 15.カナル
 16.作者のつぶやき
 17.オクサンのつぶやき
 18.写真室 1
 19.写真室 2
 20.写真室 3
 21.写真室 4
 22.桜の花が咲く頃
 23.フォーレ・デ・セドル
 24.ボニューについて
 25.さくらんぼの実る頃
 26.嵐の夜は・・・
 27.ルノーガレージにて
 28.ビュークス 2
 29.ビュークス 3
 30.気まぐれ
 31.写真室 5
 32.共同洗濯場
 33.写真室 6 (水にまつわる写真)
 34.ドイツ系スーパー
 35.3車線?道路
 36.ロータリー
 37.ドルメン
 38.使い捨てカイロ
 39.モンマジュール修道院
 40.ペイヨン
 41.写真室 7 (街の眺め 1)
 42.ローマ水道橋 1
 43.ローマ水道橋 2
 44.写真室 8 (これなあに?)
 45.写真室 9 (街の眺め 2)
 46.プロヴァンスのコロラド
 47.マルセイユ
 48.桜の花が咲く頃 2006
 49.交通事情 2006
 50.レガロン渓谷

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プロヴァンス滞在記


48.桜の花が咲く頃 2006


ボニュー(Bonnieux)、 キャンプ場からの眺め。
2006春は4月上旬まで毎日のようにミストラルが吹き荒れ、
とても寒かったそう。。。
この写真は4月12日に撮影。 例年よりかなり遅く桜が満開。
4月中旬からは一気に初夏の暑さになった。









2006年春、再びボニュー(Bonnieux)を訪問しました。

この冬はヨーロッパは寒波に見舞われたためか桜の開花も例年より遅め。 春の訪れも例年より遅く、4月上旬の訪問時にはリュベロン南側のルールマランから北側のボニュー、アプトにかけて、どこの桜畑もまだ満開だった。

ちなみにこの地域の桜畑、ときどきアーモンドと誤解されて紹介されていますが間違いなく桜です(※1)。 リュベロン周辺は桜んぼの栽培がとても盛んで、5月下旬には桜んぼがたわわに実っているのを見ることも出来ます。


※1
ボニューのツーリストオフィスのシンディさんが詳しく解説してくれました。 アーモンドの花は桜より1ヶ月くらい早く、4月上旬にボニュー〜アプト周辺で咲いているのはほとんど桜とのこと。 花の色も、種類にもよるが、アーモンドはもっとピンク色っぽいそうです。


私たちはボニューに行くとまず真っ先に、お馴染のル・ヴァロン・キャンプ場を目指します。

しかし、キャンプ場のオヤジ、マルセルは私たちが訪れる直前に大怪我をして2週間ほど入院。 私たちがキャンプ場についたときは娘さんと婿殿がキャンプ場の管理をしていた。 ・・・と言っても娘さんはもうじき出産で大きいお腹を抱えて受付専門。 愛想の良い婿殿がトイレ・洗面所の掃除をしている姿がとても微笑ましかった。

マルセルは、しばらくして車椅子で戻ってきたが、話しを聞くと、作業中に倒れてきた天井の下敷きなったそうで、手と腰を骨折して完治するまでまだ数週間はかかるとのこと。
『ひどい目に遭った。 ユヌ・カタストロフだね、でもこれも人生さ!』とお決まりのフレーズ連発し、大怪我しても陽気なのがマルセルらしい。 でもホントはきっと落ち込んでるんだろうね。。。


※ボニューのキャンプ場
CAMPING LE VALLON −Regisseur: Marcel Teyssier-
Route de Menerbes
84480 BONNIEUX
0033/0490758614



ボニュー(Bonnieux)のツーリスト・オフィスで。
いつもお世話になるシンディ(Cindy)さん。
いつもとても親切。 訪問のたびに大変お世話になってます。

ボニュー・ツーリストオフィス
※ヴォルテール(Voltaire)通り
・月曜と土曜 : 14時〜18時
・火曜から金曜 : 9時30〜12時30、14時〜18時
・日曜、国民の祝日 : 休み








アンリ夫婦
この店は、日本の旅行ガイドにも頻繁に紹介され、
いつも賑わっている。 ここのキシュは特に美味しい。
この店に来る楽しみがなくなるのかと思うととても残念だ。


※アンリの店
Henri TOMAS -Patissier-
7, rue de la Republique
84480 BONNIEUX
Tel: 04 90 75 85 52




上のパン屋(正確にはパティスリー)のオヤジ、アンリは健在だ。
『おう、息子たちよ、元気だったか?よく来たな!』とだみ声でいつものように両手を広げて迎えてくれる。

私たちは、ここのキシュとカフェオレがお気に入りで、クライミングをしない日の朝はここへ来て朝食をとるのが楽しみになっている。
ここのキシュは絶品で大人気。 売り切れのことも多く、キシュが無い日はピザを食べる。 四角いパン生地のピザだが、アンリ手作りの、トマトの香りが濃厚なソースがとても素晴らしく、これもまた美味しい。

このアンリの店、じつに残念ですがもうじき閉店予定らしい。
ボニューを去る日に、『また2年後に来るからね』と言ったら、『髭も伸びたし頭も禿げたし、もう引退だ。店は閉めるつもりなので2年後に来たら家に遊びに来なさい』と家の場所を教えてくれた。

ボニューの名物がまた1つなくなるのか、と思うとじつに寂しいが、アンリにとってはようやくの引退生活。『今までありがとう、ご苦労様でした。』と言ってあげないとね。。。


ボニューの街は舗道工事が終わり、メイン通りが一方通行になった。 また、3.5t以上の車両は連絡バス、観光バスを除いて進入禁止になった。

メイン通り沿いには観光客目当ての店が増えたのが目に付く。新築の家も訪問するたびに増えている。

街の外れのジュリアン橋は車両進入禁止・観光用の橋となり、とうとう現役を引退した。 車でジャンプして走ったのも古きよき思い出になってしまうのだろう。

時の移り変わりは思ったより早い。


(2007/03/06作成)
(2009/02/19修正)

ジュリアン橋。
このローマ橋もとうとう現役引退。





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