- 滞在日記 -
2019/08/15
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滞 在 日 記  (2012年-5)

                 
2012/5/29(火) 〜 6/11(月) スペイン、Organya


5月29日(火) 晴れ、夕方雷雨、雹
◆Organya(オルガニャ)へ移動。

■8時ちょっと前に、ポツポツ雨の音で目が覚めた。
数日前に見た週間予報では、雨の気配は微塵もなかったのでまさかと思ったが間もなく本降りの雨に・・・。外に出るとウルデモリン(
Ulldemolins)の上にだけに雨雲が広がっていて、四方の遠くの空は晴れている。通り雨だなと思っていたら、間もなく晴れた。雨の日の撤収にならなくて良かった。

キャンプ場のおばちゃん(Mininさん)と。




雨が降ったせいか、涼くて絶好のクライミング日和?

大量の荷物をカングー(クリオより大きいのでいつもよりは楽)に詰め込んで、テント畳んで、10時過ぎ撤収完了。

■キャンプ場のおばちゃん(Mininさん)に挨拶して、一緒に写真を撮って(本当に綺麗な服を着てきてくれた)、さようなら。また2年後に会いましょう!

■11時前に、出発。コルヌデラ(
Cornudella de Montsant)のクライミングショップでガスカートリッジを購入。(3個しかなかった。前回買ったとき残り4個と言っていたから、その後1個売れてそのままなのかな?)またキャンプ場の前を通過して、Ulldemolins経由でトレス・ポンス(Tres Ponts)のすぐ近くのオルガニア(Organya)のキャンプ場を目指す。

■ターレガ(
Tarrega)のガススタ(Respol)で給油したついでにサンドイッチを買ったが、パンがまずくて中の生ハムだけ食べた。
■15時前にキャンプ場到着。
でもレセプションと思われる所は閉まっていて誰もいない。キャンプ場から出てきた若者に聞いてみたら、「先にテントを張って夕方受付すれば、問題ない」と言うので、入って行った。念のためテント張っている人にも聞いてみたが、同じことを言われたので、テントを張る場所を検討し始める。すると「どこから来た?」と話しかけらJapanと答えると、「ワタシ、スコシ、ニホンゴハナセマス。アナタハニホンンジンデスカ。ワタシハスペインジンデスカ。」って。日本に行ったことがあり、日本は良いところだと言っていた。
テント場は入り口からかなり奥まったところにあり(入り口入ってすぐのところは、バンガローがある)、サッカーグランドよりちょっと小さいくらいの敷地(草地)に好きに張ってください状態。テントが4〜5張り、キャラバンやコテージにも住人がいるようだ。

■テントを張り終わったところで一休み。荷物も積み込んで、一息ついて、17時くらいに入り口に行ってみるが、誰もいない。仕方なくそのまま歩いて
Organyaの街まで歩いて買い出しに行った。

■街まで近いと思ったが、迂回させられるので街の中心部までは結構遠かった。一番近いスーパーは昼休みなのか閉まっていたが、少し奥に入ると「Proxim」というスーパーが営業していた。入ってみると、品ぞろえ良く、値段もAldy/Lidlには及ばないものの安い。買い出しは遠出しなくとも大丈夫そう。

冷えたビールを思わず買って、スーパーの前の広場で飲んだ(私はクロワッサンも食べた)。キャンプ場の他の住人も、ビールをスーパーの前で飲んでいた。

■買いだしの後、少し街を散歩。街の中を歩いていたら、店越しに車の幹線道路が見える。幹線道路沿い(表)と街の内側(裏)に入り口があり、街の表と裏を通り抜けられるBarや雑貨屋などが並んでいるのが面白かった。

■キャンプ場に戻る途中、自転車ツーリストカップルが追い越して行った。彼らもキャンプ場に行くと思われるので、管理人を呼びだしてくれることを期待して行ったが、18時回っても誰もいない。仕方なくテント場に戻ると、自転車ツーリストも受付せず、テントを先に張っているようだ。

とりあえず、勝手にテントを張って・・・


こんな蒸し暑いときは・・・
やっぱり、冷えたビールが美味しい!!


その様子を見ながら「蒸し暑いね〜(気温29度)」と外で涼んでいたら、ポツポツと雨音が。すぐに本降りの雨。自転車ツーリストは気の毒にテント張ってる最中に雨に降られ、コテージの庇を借りて雨宿りしている。
雨は段々激しくなり、バチバチ音がすると思ったら、パチンコ玉大の雹が降り始めた。
一旦弱まったかと思ったらまた雹が降り、1時間程して止んだ。

イカスミとサルサのイカ缶詰を開けて、ビールのレモン割り?(セルベッサクラーラ?)を飲んだ。
気温は一気に12度下がって、17度になった。寒い。

■19時過ぎ、ダンナが長靴(前回からのアイテム)履いて、レセプションに行って、やっと受付して帰って来た。レセプションと思われる建物の奥のBarみたいな建物の入り口が開いていて、そこにいた叔父さんに受け付けしてもらったそうだ。英語は全くだめだが、フランス語が通じ、何故かクライマー割があって、13ユーロ/日で、安い。Wi-Fiが無いのも致し方無い。そんな話をしているところに、叔父さんが車(入り口から結構距離ある)で明細書を持ってきてくれた。

■20時頃、シャワーを浴びに行く。
暖かいお湯は出るが、蛇口が遠く水量が少なくパラパラ。
男子シャワーも場所でだいぶ違ったそうなので、明日は場所変えて見よう。

ダンナがシャワーを浴びてるときに、めがねを落として割って、すごくがっかりしていた。
テントの外で夕食。敷地が広いので気持ちよい。

★夕食★
ハンバーグ
いろんな豆が入った缶詰
産地不明テーブルワイン(今日も1本開けてしまった。)
カマンベールチーズ

■22時でも、まだ夕暮れの明るさ。
洗い場はサニタリールームの裏にあるが、流しが何故か全部洗濯場仕様。
ボイラーがゴウゴウ音を立てて熱湯が出る。
街灯がないので、ヘッドランプ必須。
眠くて23時半ころ寝たら、1時半頃目が覚めた。トイレに行ったとき、空を見上げたらすごい星空だった。
明かりが少ないからだな・・・。

≪ダンナのコメント≫
■今日は
Montsant Parkのキャンプ場を引き払って移動、目的地は160km北のOrganya(オルガニャ)のキャンプ場です。15時頃に到着。到着して蒸し暑いと思ったら、ものすごい雷雨と雹・・・びっくりです。
Organyaのキャンプ場はとにかくアバウトな感じ。Wi-Fiも無しなので、日記(ブログ)はまた携帯からメール発信になります。キャンプ料金はスペインの相場よりだいぶ安い。しかも「パラパントか?」と聞かれ、「クライミング」と答えたら、「クライミングならこっちの値段だっ!」と2ユーロ下がった。クライマー割引ですか・・・ヨーロッパでは初めてです。(^.^)
支払いもテキトーなタイミングで良さげな感じです・・・。とりあえず1週間分払ったけど。ユニークなキャンプ場です。。。



5月30日(水) 晴れのち曇り、夜雷雨 
◆Tres Ponts(トレス・ポンス)でクライミング。

■8時過ぎ、起床。
快晴。まだみんな寝ているのか、キャンプ場は静まり帰っている。コーヒーとシリアル、チョコをかじる。

チョコの中に入っているノアゼットをかじったとき、私の奥歯の詰め物が取れてしまった。先日から不幸続きだ・・・。

★朝食★
オレンジ
サーディーン缶+全粒パスタ

■10時を回っても25度で、やっぱりモンサン(
Montsant)よりは涼しいかな。

■ストレッチをして、いざ出発という段になって、ダンナが車のパンクに気づく。
タイヤの状態からパンクしてから相当走ってしまったらしい。車から工具(知恵の輪状態でトランクの側面に入っていた)を出して、スペヤタイヤと交換して調べてみると釘のようなものが刺さっていた。徐々に空気が抜けていったので気づかなかったのかも知れない。とりあえずキャンプ場に着いてから気づいたのはラッキーだった。昨日の荷物満載の状態でタイヤ交換をしなければならなくなったらと思うとぞっとする。
■やっと作業が終わったところで、誰かが状況を口添えしてくれたのかキャンプ場の青年がやってきて、「明日ラ・セウ・ドゥルジェイ (La Seu d'Urgell、40キロくらい先の大きな街) に行くのでその時でよければ、タイヤを修理に持っていくよ、料金は9ユーロ(スペイン語なので、多分こんな内容)」と声をかけてくれた。「マニアーナ(明日)!」と言って笑顔で去っていった。

■それから出発して13時過ぎ、トレス・ポンス(
Tres Ponts)の岩場に到着。岩場は貸し切り。風が通るが右の岩にはまだ日が当たっていて暑い。陰るまで昼寝。

今日の1本目、
Camilo Sesto 6a+
ダンナのピン位置悪いし、つまらないルートなのでリードするまでもないとのアドバイスで、トップロープトライ。ノーテン。
2本目、
Espolon 6b
これもランナウトしていて、ピン位置が適当で、しかも面白くない。トップロープトライ。ライン分かりにくく、Oneテン。

簡単なルートへの愛情を感じないな〜。上級者エリアだから仕方ない。
2本目を登っているとき、フランス人の青年が2人来た。

3本目
Bueno-Bueno 7a
なんとダンナが落ちた。出だしボルダーでちびには極端に難しい。当然私には無理。でもせっかく張ってもらったトップロープなので1回だけ登った。トポには25メートルと書いてあるが、30メートルはある。疲れた・・・。
3本目を登っているときに、スペイン人の青年が3人来た。

■朝は涼しかったけど、風も通らなくなり、曇って来て、蒸し暑くなってきた。真夏でも登れるトレス・ポンスって本当なのかな?

■17時半頃、ダンナの本気トライ、
Mites Moderns 8a
これも最後が核心で悪いらしい。30メートルある。長い!
登り終わったとき、ローカルは帰ってしまっていた。

オルガニアのスーパーに今日も寄って買いだし。レジのお姉さんに身振り手振りで閉店時間を教えてもらった。「What time・・・」「close」が通じなかった。。。

■19時過ぎ、キャンプ場に戻ってくると、キャンプ場のおじさんが草刈り機に載って、草刈り真っ最中。その後も1時間以上働いていた。

Tres Ponts(トレス・ポンス)の取り付き雰囲気。


Bueno-Bueno 7a を登るダンナ。
なんと、出だしで落ちてしまっ


今日は場所を変えて、気持ちよくシャワーを浴びることができた。
20時で25度はそれほど暑くないはずが、蒸し暑い。そう思っていたら、今日も雷雨が。外で食事しようと準備していたのに・・・テントの中へ。

★夕食★
ビール
パスタ
プロバンサルパスタソース(Aptのルクレで買ったとっておき)
生ソーセージのボイル
パプリカ
ボンニューでは定番の夕食メニューとなった。やっぱり食はフランスだな〜。

■22時前には、雨は止んだ。
■デザート(?)のプロテインを飲んで、23時半就寝。
明け方、トイレに行ったときは、星空だった。

★今日のルート★
−私− 
Camilo Sesto 6a+  トップロープ
Espolon 6b  
トップロープ
Bueno-Bueno 7a
 トップロープ
−ダンナ−
Camilo Sesto 6a+  アップ
Espolon 6b
 アップ
Bueno-Bueno 7a
   アップ
Mites Moderns 8a  宿題

≪ダンナのコメント≫
■昨日・今日と我が家はツイてない。
昨夜は私はシャワールームでメガネを落として割ってしまった(→予備メガネに切り替え)。
今朝はオクサンの、歯の詰め物が取れてしまった(←出発前にちゃんと歯医者に行ったのに)。
極めつけは、今日出発しようとしたら車のタイヤがパンクしてた・・・。(>_<)
正確には、昨日の移動中に既にパンクしてたようで、気付かずにだいぶ走っちゃったみたい・・・ランドがだいぶ痛んでる。普通気付くんですけどね・・・ハンドルとられるし・・・何で気付かなかったんだろう??
スペアタイヤに付け替えて、出発前から一騒動だった。



5月31日(木) 晴れ
 
◆ダンナが体調不良で沈没、レスト。

■8時過ぎ、起床。晴れているが、風が強い。北の谷の方から雲が沸いてきている。コーヒー、チョコ、シリアルをかじる。

ダンナがお疲れでレストに決定。

■9時半頃、キャンプ場の青年がタイヤを取りに来てくれた。
スペイン語で「良い天気だね」「今日もクライミングに行くの?」(多分こんな感じ)と話しかけられた。
晴れていて風(北風)があり、気温は25度。クライミング日よりなのかも知れない。
洗濯して、マドレーヌとオレンジをかじる。
昨日がこんな天気だったら良かったのにと話していたが、昼には風が止まり雲がでてきて、気温は33度。昨日と同じなのかも知れない。

ダンナ沈没でお昼寝。私はまた洗濯。

■テントの中が40度を超え、たまらず木陰に避難。シートを広げて、ダンナはお昼寝の続き。風は吹いても南風。
昼寝の最中、キャンプ場のお兄さんが修理したタイヤを持ってきてくれた。明細書には、本当に修理代9.45ユーロ(安い)と書いてある。お釣りがないので、お金は後でと去っていった。英語はダメなんだと言って、スペイン語で普通に話すが、何とか意志の疎通は取れるものだ。明細書に記された店のロゴと同じロゴのシャツを着ていて、それを説明されるが、それはよく分からなかった。

■16時頃、ダンナが起きたのと入れ替わりに、私も1時間くらい昼寝。
雲が出てきて少し落ち着いてきたかなというところで、まだ30度。まだ5月(明日から6月)なのに、いつもこんなに暑いの?

■17時半頃、車でオルガニア(
Organya)の街に行って、いつものスーパーに行くと、入り口に営業時間が貼ってあり、中から昨日のおねえちゃんが、親指を立ててにっこり。今日はどうやって昼休みの時間を聞こうかと思案していたダンナはほっとしていた。

クロワッサンをスーパーの前の広場で食べ、キャンプ場に帰ってから、冷たいビールとハムを食べた。

■今日は夕立もないのに、気温が下がり、19時過ぎに25度を切った。
食事を作り始めたところで、キャンプ場のお兄さんがお釣りを持って登場。9.30ユーロに負けてくれた。手数料余分に払っても良いくらいなのに・・・。

ダンナ沈没?



外でビール。今日も蒸し暑かった。


■外で食事をしていると、今日も20時頃キャンプ場の親父さんが芝刈り機に載って登場。縦横無尽に草刈りまくる。フランス人夫妻が丁度夕食を始めた所へも参上して「うるさい」とフランス人からジェスチャー送られてもお構いなし。そろそろ私たちも退散するかと、テーブルを片づけようとしたら、親父さんが「もうすぐ終わるから、気にするな。」とフランス語で言うので、親父さんの草刈りをゆっくり見物した。

もうすぐ終わりといった割には、いっぱいになったタンクの草を捨てに行った後もまた戻って来た。
21時頃「チャオ!」と手を挙げて帰って行った。

親父さんと入れ替わりに帰ってきたカップルがクライマーと判明。手が白かった。車はスペインナンバーだが、英語を話している。寡黙なイメージのカップルだが、今日は話し声が良く聞こえた。

★夕食★
ベーコン丼
たこ缶
トマト
ラ・マンチャワイン
お茶

■することないので、23時半頃、就寝。
気温は19度で昨日と変わらないが、空気が軽い気がする。
クライマーカップルは、まだ外でくつろいでいる。
1時頃戻って来たキャンパーが騒いでいて目が覚めた。

≪ダンナのコメント≫
■今日は原因不明でどうにも具合が悪くて夕方まで何も出来ず。立ち上がるのも辛い強烈なだるさで、ほぼ寝続けだった。(→※体調不良の原因は後日に花粉症の点鼻・点眼薬と判明)
夕方、ちょっと元気が出て街のスーパー(Proxim)へ買い出しに行ったけど・・・。



6月1日(金) 晴れ 
◆Tres Ponts(トレス・ポンス)でクライミング。

■7時前に、目が覚めてしまった。コーヒーを入れる。
キャンプ場は誰も起きておらず、静かだ。気温は14度、晴れ。
8時には、25度になったが風があって涼しい。

一回テントの中で溶けていびつなったチョコをかじる。
10時頃から朝食の準備

★朝食★
サーディーン缶+全粒パスタ

■ゆっくりストレッチをするも、昼前にすることがなくなってしまった。
岩場に行っても14時くらいまで暑くて登れないので、13時に出発しようと言っていたが、キャンプ場も暑いので、12時過ぎに出かけた。

英語を話していたクライマーカップルはテント畳んで帰ってしまった。
■オルガニア(Organya)のスーパー(Proxim)で買い出しをした後、トレス・ポンス(Tres Ponts)の岩場へ。今日も一番乗り。13時頃の到着だが、まだ取り付きと右側の易しいルートがある壁には日が当たっている。日陰に荷物を置いて一休み。

14時過ぎ、まだ少し日が当たっているが、登り始める。

Anthrax 6b(L1)トップロープ
・・・3ピン目までがピン位置悪く、何だかよく分からないけど悪い、3ピン越えてからは面白い。狙うとしたら3ピンプリクリ?

Joc de Mans 6b+(L1)トップロープ
・・・中間の核心部までは気持ちよく登ったが、核心ではまって後はボロボロ。ダンナはマルガレフ(
Margalef)の6bくらいで、おもしろいルートと言うが、苦手・・・。

ダンナ、
Alt Urgell 8aをトライ。
出だしがボルーダームーブで凄く悪い。何度も仕切直してL1の7cをRP。L2の8aに突入するはずだったが、色々な要因で7cのみで終了。

■気づいたら18時になっていた。
Alt UrgellはL1だけでも30メートル以上、L2まで行ったら40メートルを超えるルートです。やっぱりルートが長いから時間がかかり、本数登ってなくとも時間がすぐ経つ。

4月に来たときマルコスと一緒にいたアメリカ人青年が連れていた犬がいて、遊んで遊んでとじゃれ付いてくる。その仕草から間違いなくそのわんこなのだが、アメリカ人青年はいない。誰が連れてきているのだろう?

ダンナ、
Rauxa 8aも登るが、ホールドガリガリで湿気も高く、指皮が限界で敗退。
20時近くになっていたので、本日終了。

■今日は、15時くらいから続々とクライマーが来て(昨日キャンプ場に来たカップルもやってきた)、20時近くなっても賑わっている。この暑さだと20時くらいがRPタイムかも。

そして今日はトップロープが多かった。
かぶった8aをトップロープでチェーントライしていたり、長いルートに棒で掛けながらトップロープ状態で登ってる人や、我が家と同じで彼女の為にトップロープ張りをしている人や・・・。

暑いので日陰で昼寝。


Anthrax 6b をトップロープトライ。



■キャンプ場に戻ると、ここも大賑わい。Monsant parkと同じように、週末に残置キャラバンや占有しているコテージ?にやってくる家族がいる。スペインはキャンプ場を別荘代わりにするのが定番なのだろうか?
テントも増えた。

★夕食★
ハム
味付けされた豚肉の耳?とここ豆炒め
・・・パック入りの肉を買ったが、普通の肉ではなくゼラチン質の肉だった。多分耳?
カット野菜でサラダ
テーブルワイン(1本開いた)

■お茶飲んで、0時前にお休み・・・。

★今日のルート★
−私−
Anthrax 6b  トップロープ
Joc de Mans 6b+
 トップロープ
−ダンナ−
Anthrax 6b  アップ
Joc de Mans 6b+
 アップ
Alt Urgell (L1) 7c RP
Rauxa 8a 敗退

≪ダンナのコメント≫
■期待していた
Tres Ponts(トレス・ポンス)だったけど、やっぱり暑い!? 手汗が止まらなくて厳しいムーブが出来ない・・・。20時になっても蒸し暑いし! 日没は22時過ぎなので、快適に登るには21時以降を狙わないとダメか? 失敗したかも・・・とちょっと落胆。



6月2日(土)
◆Tartareu(タルタレウ)でクライミング。

■8時過ぎ、起床。晴れ。気温22度。北風が吹いていて、昨日より涼しい。
コーヒーを入れる。シリアル、チョコ、マドレーヌをかじる。

今日は私の宿題がある、タレタレウ(
Tartareu)のGuacamoleエリアへ行く予定。
涼しいと思ったのも束の間、気温がどんどんあがる。暑さにすっかりやられ、モチの上がらない私。ドライブを兼ねて、峠越えをしてトレンプ(
Tremp)経由で行くことにした。

■オレンジだけ食べて、朝食は買いだしの時にパンを買うことにして、11時頃、出発。
オルガニア(
Organya)のスーパー(Prosim)で買いだし。
OrganyaCol de NargoCollado de Boixols 標高1380m(ここでクロワッサンを食べる)→Isona(ここまでの峠道からは、岩がいっぱい見え、クライミングエリアもある)→TrempTerradets(ブルーシャスが見えた、やっぱり暑そう〜。)→AgerTartareu

駐車場には、土曜日だけあって車がいっぱい。
ローカルな岩場なので、スペインNoだけですね。

■岩場到着は14時頃。
峠ドライブは景色が良くて気持ち良かったが、疲れた。この道で通うのは厳しい。

■岩場も大賑わい(わんこも元気に走り回る)だが、私の宿題課題
Johnny Babuchas 6bは開いていたので、少し休んだ後ダンナがトップロープを張ってくれた。1ヶ月以上間が開いたし、岩質も違うのでトップロープで試登した方がいいんじゃない?とのダンナのアドバイスでトップロープで試登。核心でテンションはかけたが、易しく感じる。

■1時間ほど休んで、RPトライ。
右のルートとラインが一部被るので、右のルートを登っている女性が被った部分を越えるのを待って登り始めた。そして核心へ・・・と、キーになるホールドを隣のルートでハングドックしている女性がスタンスで占有している・・・。

「パードン!」とか言ってみるも気づいてもらえず。少しクライムダウンして、ホールドが空くのを待って登り直し。それでも余裕のRP。4月に来たときは、すごく難しく感じたパートも「何が難しかったのか?」と思うくらい簡単に感じた。この1ヶ月で登り方が変わった(改善した)ようだ。マルガレフ(
Margalef)様様です。

Sika del Pryca 6c+にトップロープを張ってもらいトップロープトライ。ホールドは大きいが引きつけが必要。引きつけも厳しいが、思い切りの悪さと、テクニカルな部分がダメダメだった。

ダンナは調子悪そうで迷っていたが、
Ritme infernal 7b+をトライ。このエリアにあってかなり難しいらしく落ちてきた。今日は無理と回収。涼しかったら違うのかも知れない。

■スペイン人と少し話をしたが、この暑さは異常ではなく何時ものことだそうだ。私たちがトレス・ポンスの側のキャンプ場にいると言ったら、トレス・ポンスは暑いでしょう〜と言われてしまった。ここタレタレウも充分暑いと思うけど・・・。

ロデジャーかアリエージュ(ジェナ)、サンレジェ・・・移動先を検討し始めた。

■7時頃、岩場を後にした。
帰りは、
Balaguer経由で国道を使ったら、あっと言う間の20時半頃キャンプ場に到着した。
軽く洗濯

★夕食★
ビール
ハム
ハム+ここ豆のオムレツ
肉団子缶詰
テーブルワイン
桃のヨーグルト


Collado de Boixols (ボイソル峠)


Johnny Babuchas 6b をレッドポイント。
岩場は大混雑。


Sika del Pryca 6c+ をトップロープトライ


■0時頃、お休み〜。

★今日のルート★
−私−
Johnny Babuchas 6b RP
Sika del Pryca 6c+ トップロープ
−ダンナ−
Johnny Babuchas 6b  アップ
Sika del Pryca 6c+
 アップ
Ritme infernal 7b+  オンサイトできず。

≪ダンナのコメント≫
Tres Ponts(トレス・ポンス)が蒸し暑いならば、と、今日はTartareu(タルタレウ)に行ってみた。オクサンの宿題もあるし・・・。14時近くに岩場に到着、週末なのでローカルクライマーで大賑わい。クライマーをかき分けながら?オクサンは宿題をレッドポイント。おめでとうございます。
■岩場でローカルさんに「この暑さはこの時期は普通?」って聞いたら、「もう暑い季節だねぇ・・・」って。「
Tres Pontsは暑いでしょう?」って言われてしまった。やっぱりスペインはもう季節外れなんですね。やっぱり移動かなぁ・・・?オクサンと移動先の検討開始です。。。



6月3日(日) 雨
◆レスト。

■8時に起床。外は曇り。
コーヒーを入れ、菓子とチョコをかじる。
ときどき雨がぱらつく。気温が上がらず、もしかして絶好のクライミング日よりだったりして。。。「どうせならもっと雨降ってくれれば諦めもつくのに」と言っていたら、10時頃から本降りの雨になった。
水たまりが花粉で黄色くなっているのにびっくり。

★朝食★
インスタントラーメンにここ豆入れて。

雨が止んだので、軽く洗濯。
その後、雨が降ったり止んだり、雨が降れば寒いが、日が射すと暑い。

■12時過ぎ、轟音とともにヘリコプターが下降してきて、キャンプ場の隣のサッカーコートに降りた。間もなく救急車がやってきて、急患を運んで行った。
■13時頃、買い出しに、オルガニヤ(Organya)へ。キャンプ場からOrganyaの広場にすぐ行ける道があるのだが、今日はその道が広場の入り口の所で通行止め(朝市をやっている)。狭い道なのでバックで戻って、反対側から街に行ってみたが、駐車スペースなし。また戻って、さっき通行止めになっていた道の手前に車を置いて歩いて行った。

広場には屋台が5〜6個出ていて、おいしそうなものを売っていた。
若い男女が仮装?して歌って踊って、その周りに若者が集まって大騒ぎ。横を通る車からも声がかかる。結婚式の後のお披露目かなんかかな?

■今日もProxim(スーパー)で買いだし。日祝も午前中(スペインの午前は14時まで)営業しているので安心。

■買いだしの後、24キロ北の大きな街
La Seu d'Urgellまでドライブ。行きにトレス・ポンスの岩場で登っている人が見えた。大きなスーパーがないか偵察だったが、何もなかった。帰り道、トレス・ポンスの駐車場にいっぱい車が停まっているのが見えた。

オルガニヤ(Organya)の朝市で。
結婚披露パーティ?なにかのお祝い?




■キャンプ場に戻って、パンにパテを塗って食べた(久しぶりのメニュー)。
ダンナは体調不良でダウン。

■16時頃から雷が鳴りだし、土砂降りの雨が1時間くらい降り続いた。雹もまざって一気に気温が下がった。

ダンナがスープの仕込みを始める。
夕ご飯の準備が整った19時頃には快晴になったが、風があるので、全開にしてテントの中でご飯。

★夕食★
ビール
ハム
生ソーセージをフライパンで焼いて
カット野菜+トマトのサラダ
ごはん、しそわかめふりかけ
(スープは食べれそうにないので、明日へ)
テーブルワイン

■食事終わってから、テーブルを外に出して、ワインを飲む。
さっきジープで来た軍隊調のイギリス人集団のおばさんのばか笑いがずっと響いている。
お茶も入れて、外で飲んだ。22時頃まで明るいが、雲が出てきた。
することないので22時半ころ、お休み〜。
テントの外は、まだまだ賑やか。



6月4日(月) 晴れ
◆Tres Ponts(トレス・ポンス)でクライミング。

■7時過ぎ、起床。曇ってて寒い。気温14度。
コーヒー入れて、シリアルをかじる。
晴れてきたが、気温それほど上がらず。

テントの中に鳥が迷い込んで出られなくなり、バタバタ飛び回る。テントのビニールの窓に何度も体当たり・・・。入り口を全開にして、やっと出ていったが、盥(たらい)にフンの置きみやげを残していった・・・。

■pomera(デジタルメモ)の電池残量減の警告が出たので、データ保存して電池を交換したら、データが消えていた(ファイルはあるが、開くと空白)。本体メモリにこまめに保存かけながら入力してたのに、全て消えた。腹が立っても、怒りのぶつけどころがない・・・。昨日の日記が消えただけなので、気を取り直して、入力し直した。

いつもより1時間くらい早く、9時頃から朝食の準備を始める。
★朝食★
オレンジ
サーディーン缶で炒めた全粒パスタ

■10時半頃、出発。

オルガニヤ(
Organya)への近道は、今日は工事車両で通行止め。バックしてUターン。道狭いんだから、道の入り口に通行止めって出して欲しい・・・。

Prixim(スーパー)で買い出しして、トレス・ポンス(
Tres Ponts)へ。当然今日も一番乗りかと思ったら、車が2台停まっている。11時で気温25度、涼しい! 川の水量が増え、茶色く濁っている。

■岩場に着くと、まだ岩全部に日が当たっている。
イギリス人ペアは木陰で涼んでいたが、ローカルは日向で元気良く、易しいルートを登っている。
私たちも木陰で休んでいると、イギリス人が「hot!」と声をかけてきた。
それでも風があって、日陰は快適。Proximで買ったクロワッサンを食べる。

■12時過ぎダンナが日向の
Camino Sesto 6aでアップ。私も完全にかげるまで待てず、13時前に半分かげったところでRP。以外に楽しかった。

■13時半頃、ダンナ目的の
Els Inconformistes (L1:7c+、L2:8a)にヌンチャクをかけに行く。
長いし、悪いしで、いっぱいいっぱいになったダンナは、8aは探らず7c+の終了点で降りてきた。

風があって、ビレーは寒いくらい。久しぶりにダウンの出番です。
Anthrax 6bにトップロープを張ってもらい、トップロープでムーブを確認。まだ怪しいけどリードするぞ!

■16時半、ダンナ
Els Inconformistes 7c+をRP。
ハイカーさんの大集団が通過していったが、ダンナの回収シーンを興味深げに眺めている。写真を撮っている人もいた。

続いて私も
Anthrax 6bをRP!頑張りました。

いつも16時頃から、蒸し暑くなるのが、今日は18時回っても、涼しい。
15時頃から数組クライマーが来たが、夕方になってからも、続々とローカルがやってくる。

名称不明ルート 7bをダンナがオンサイトして本日終了。
まだクライマーがいっぱいの岩場を19時前に後にした。

■キャンプ場のレセプション?が空いていたので、1週間延長の支払いをした。
レセプションを出たら、目の前の野原に山羊の群が鈴をカランカラン鳴らしながら、草を食べている。岩を背景になかなか良い写真が撮れた。山羊を眺めていたら、キャンプ場の青年が出てきて、クレジットカード忘れたよと持ってきてくれた。危ない、危ない。

キャンプ場も涼しくて気持ちよいが、テントの中でチョコが液体になっていた。

洗濯して、今日は外でご飯
20時で、気温が20度を切って、涼しい。

★夕食★
ビール
ベーコン
ベーコン+ここ豆の玉子丼
昨日仕込んだ、貝入りスープ
テーブルワイン
カマンベールチーズ
またビール

Els Inconformistes 7c+ を登るダンナ。


Anthrax 6b をレッドポイント!
頑張りました。。。


キャンプ場の前で、ヤギの群れ、放牧中。


日が落ちる、22時過ぎまで、外でくつろいだ。
イギリス人(アメリカ人)とスペイン人の若者が意気投合して、騒いでいる。
0時頃、就寝
まだ若者は騒いでいる・・・。

★今日のルート★
−私−
Camino Sesto 6a RP
Anthrax 6b RP
−ダンナ−
Camino Sesto 6a  アップ
Anthrax 6b
 アップ
Els Inconformistes (L1) 7c+ RP(2撃)
名称不明ルート 7b OF

≪ダンナのコメント≫
■今日は、気持ち良い涼しい風がずっと吹き続けて、最高のクライミングコンディションだった。夕方も蒸し暑くならず、撤収の時間までとても気持ち良く、楽しく登れた。先週の異様な暑さは異常気温だったのかなぁ?今日はとても快適だったし・・・悩みどころです。今日で1週間。キャンプ場を延長しようか移動するか悩んでいたが、とりあえず、もう1週間、今の延長して様子を見ることに決めた。。。



6月5日(火) 晴れ 
◆調子イマイチ、レストに変更、Cardona(カルドナ)へ観光。

■7時に目が覚めてトイレに行くが、眠いので2度寝。
8時半頃、起床。まだ涼しいが、すでに17度。晴れている。
コーヒーを入れ、昨日液体になったチョコと、シリアルを食べる。

昨日より気温の上がり方が早く、10時半でテントの中は28度になったが、外は風があって涼しい。
ダンナはお疲れの様子。

★朝食★
オレンジ
イカスミ缶で炒めた全粒パスタ+鰹節、青海苔

ご飯食べて、ストレッチしても、ダンナ元気出ず。今日はレストにすることにした。
ダンナがタイヤの交換作業をする間、私は洗濯。

暑いには暑いが、日陰は快適だし、2、3日前までの暑さ程ではない。
数日前からサニタリールームにシャンプーとリンスと思われる忘れ物があるのだが、よく見たら無印良品の容器みたいで「小分け用ボトル」と日本語のラベルが張ってある。こんなの持ってるの日本人しか考えられないけど、日本人いたのかな?
■今日はドライブ&観光をすることに。

■14時頃、キャンプ場を出て、オルガニヤ(
Organya)のガススタで給油とタイヤのエアチェックをして出発。
OrganyaPerles(道からPerlesの岩を見学。トポの写真と同じだ、当たり前か・・・)→Col de Jou(ここまですごい峠道、岩がいっぱい見えた。岩だらけ!
ここから南下。レペニタンデメみたいな礫岩があるところに展望台があるので車を停めて登ってみた。すぐかと思ったら結構登った。)さらに南下すると景色が、がらっと変わって田園?風景。気持ち良さそうな沢があって、水着でくつろいでいる人がいた。気持ち良さそう。→
Solsona(大きな街でLidl発見!)→Cardona

■目的地のカルドナ(
Cardona)に16時頃到着。城塞のある岩山の下の駐車場に車を停めて、急な坂道を登って行く。30度を越えた日向の上り坂はさすがに暑い。空がもの凄い青!パラドールになっている城塞まで上がると、そこにも駐車場があった。城塞観光は下から登るものという先入観があって、上に駐車場があるなんて考えもしなかった。

■城塞の中のサン・ビセンス教会を見に来たのだが、パラドールの入り口と同じと気づかず、城塞の周りを1周してしまった。
観光バスから降りてきた団体さんと一緒に教会に入って行った。「スペイン・ロマネスクの旅(池田健二著)」を読みながらゆっくり見学。修復のためなのか、ネットが張ってあって天井がよく見えないのが残念だった。

見学を終えて教会を出てきたときに、パラドールから日本人女性が2人出てきて挨拶をした。パラドールに滞在しているのかな?いいな〜。

Perles(ペルレス)の岩場。


Cardona(カルドナ)の城塞。
城塞は近世のものであまり見る部分なし。
目玉は参事会教会のロマネスク建築。


■駐車場まで戻って車でもう一度上まで上がって(また観光バスが来ている)から、岐路へ。
サンチャゴ巡礼に関係あるらしい橋の遺跡が見えたので脇道に入って車を停め、歩いてみたが近くまで行く道がなかった。

SolsonaのLidlで買い出し。ハムを買って食べた。

帰りは最短コースで。
SolsonaBassellaOlianaColl de Nargo(この先に所々残る旧道を走って見た。)

■19時半頃、キャンプ場着。バイク、チャリのツーリストが来て、大賑わい。

★夕食★
ビール
バーベキュー用の串刺し肉の串抜いて、ここ豆と炒めて(カレー風味だった)
インゲン豆缶
レタス+カット野菜(ルコラがおいしい)のサラダ
ラマンチャワイン
もものヨーグルト

■23時半ころ、お休み〜。
深夜に帰ってきた若者クライマー達、今日はフランス語も混ざって大騒ぎ。



6月6日(水) 晴れ 
◆Tres Ponts(トレス・ポンス)でクライミング。

■7時半頃、起床。曇っている。
コーヒー入れて、シリアル。
昨日鎮痛剤を飲んで寝たダンナは胃をやられてしまって、気持ち悪いと言っている。

★朝食★
オレンジ
サーディーン缶で炒めた全粒パスタ

ごはんを食べて、ダンナ少し復活。
ストレッチして、11時半頃、出発。
オルガニヤ(
Organya)のProximで買い出しをしているときに、チルキンさんに再会した。お腹に赤ちゃんがいる綺麗な奥様も紹介してもらった。チルキンさんはチェコの人でした。これから長旅でチェコに帰るとのこと。

■12時過ぎ、岩場(
Tres Ponts)到着。駐車場の気温30℃。先に出発したキャンプ場のフランス人集団がいると思っていたのに、誰もいない。オリアナ(Oliana)に行ったのかな?

風もなく、薄い雲がでている。川の水量もいつもの状態に戻って、蒸し暑い。
クロワッサンを食べる。
日陰で涼んでいたら、Yシャツスラックス革靴(仕事スタイル)の場違いな出で立ちのドイツ人ぽい男性がやってきた。岩をチェックする姿からクライマーであることは間違いなさそう。仕事の合間に岩場見物でしょうか?
■1時半頃、アップ開始。やっと日が陰ったばかりのEspolon 6bをダンナが登る。取り付きはまだ日が当たって暑い。
私も1週間くらい前、トップロープでやって難しくない記憶があったので、リードした。しかし、記憶と違ってムズイ・・・(暑さのせいか?)。アップどころではなく、全力。核心のクリップをぎりぎりでしたところでめまいがしてきた・・・。それでも何とかRP。完全に出し切って、満足してしまっい、これで終わっても良いくらい。

私が登り終わってちょっとした15時頃、この前「Hot!」と言っていたイギリス人青年とローカルが一組来た。やっぱり誰もいないのは寂しいので嬉しい!風も出てきた。

■ダンナが
Mites Moderns 8aにヌンチャクかけに行った後、Joc de Mans 6b+にトップロープを張ってくれた。前回、核心ムーブができなかったルート。今回は頑張ってムーブ解決。ダンナ曰く「標準的な6b+でピン位置も適正で良いルート」らしいが、私の苦手ムーブを集めたようなルートです。苦手克服で、RPしたいな・・・できるかな?

■ローカルが
Mites Moderns 8aと同じスタートの7b+を登るのを待って、ダンナがRPトライ。
クリップ核心でたぐり落ちするかも知れないからねと言っていた通りのたぐり落ち。かぶってるから危なくはないのだけど。。。

Espolon 6b をレッドポイント!



■ローカルが回収するのを待って、19時半頃2便目。
さっき止まった風がまた吹き始め良い感じ。そして核心クリップ成功、行ったと思ったら落ちてきた。暑くて極小ホールドでスリップ。気がつけば、風は止んでいた・・・。

我が家としては、遅い20時の撤収ですが、イギリス人もローカルもまだ登っている。
帰りがけに、イギリス人に明日も来るかと聞いたら、
Collegatsに行くかも知れないと言うので、GENATのことを教えてあげた。トポはネットで見れるよ〜。

ローカルに聞いたら、この時期は今日くらいの暑さが標準的で風が吹かないとどうにもならない。「ロデジャーも同じようなものかも知れないが、日陰のエリアがいっぱいあるからどうかな?」とのことだった。

■キャンプ場は、今日も大賑わい。騒いでいたイギリス人とローカルの若者クライマー集団は帰ってしまった(ほっとした)が、バイク乗りがいっぱい。そして周りはイギリス人だらけで英語が飛び交っている。
★夕食★
ビール
鳥丸ごとローストのパック
肉団子缶
レタスとトマトのサラダ
バケット
小さいと思っていた鳥が意外に食べご耐えあり、肉団子とパンが残って、明日の朝食に

フランス人の若者達が21時半頃(早い?)帰ってきた。
今日は夜中に騒ぐ連中はいなさそうで安心。

■23時半頃、お休み〜。

★今日のルート★
−私−
Espolon 6b RP
Joc de Mans 6b+ トップロープ
−ダンナ−
Espolon 6b  アップ
Joc de Mans 6b+
 アップ
Mites Moderns 8a 惜しいところで、RPならず!


SolsonaのLidlで昨日買った鶏肉。
意外に食べ応えがあった。




≪ダンナのコメント≫
Organyaのスーパー(Proxim)のレジでなんと、チルキン(chirkin)さんにばったり会った。彼とは5月始めにMargalefで一緒に Sativa Patatica 8a をトライ。その時の写真をメールで後日送ってくれた。「5月中下旬にオクサンと3週間スペインで登る」と言っていたが、その帰り道、フランス・スイス経由でチェコに戻る途中に、たまたまOrganyaのスーパーに立ち寄ったらしい。凄い偶然です!!オクサンにも挨拶。
しかし・・・彼の仕事はフリーの投資顧問(ファンドマネージャー)なのですが、あの手の職業の人はいつも情報端末の前にかじりついているものと勝手に想像してたのですが、彼はいつ仕事をしてるんだろう?
Tres Ponts(トレス・ポンス)もあと数回かもしれない。とりあえず私は、Mites Moderns 8a に的を絞って攻めてみる事に決めた。暑くてもこのルートなら核心が短いので何とか狙えるんじゃないかな?と思って・・・。今日は惜しいところで登れなかったけど。。。



6月7日(木) 晴れ  
◆疲れてイマイチ、レスト。アンドラへ買出し。

■8時前に、テント越しの日差しと、英会話?で目が覚めた。
夕べは寝苦しかった。ダンナはごみを漁りに来た猫に起こされ寝不足。
コーヒーを入れ、シリアルかじる。
ダンナお疲れにて、今日もレストに決定。

バイクツーリストはもちろん、2泊していたチャリツーリストも、フランス人の若者たちも撤収している。私たちと、昨日奥にでっかいテントを張った、ネーデルランド(オランダ)人だけになりそうな勢い。

★朝食★
昨日の残りの肉団子
バケット

洗濯して、13時過ぎ、オルガニア(
Organya)のProximにクロワッサン(今日の朝食)を買いに行くが売り切れ。ビールとパンとハムを買った。

切手を買おうとタバックの看板を出している店で聞いてみるが0.36ユーロ切手しかない。
日本へハガキを送るのは0.80ユーロ、おばちゃんが3枚貼って1.08ユーロで送るれば?という・・・。とりあえず買わずに店を出た。
Organyaでは郵便局がない(多分)。タバックのおばちゃんも郵便局に行けとは言わないし。ウルデモリンズ(Ulldemolins)には郵便局あったけど営業時間が午前中の1時間だけで、朝寝坊の私はちょっと行けなかった。

キャンプ場に戻って、冷えたビールを飲みながら、パンとハムを食べた。
アンドラに買い出しに行くことにしたが、昼休みがあるので、キャンプ場でゆっくり休んでからの出発。

■ダンナが前回モブログ(携帯)で送ったデータをチェックし始める。
前回(2010年)の6月はアリエージュにいたが、来る日も来る日も「暑い」「寝苦しい」と書いてある。今年が特別暑いと思っていたが、いつも暑かったのを、忘れているだけだったんですね。ジェナ(
GENAT)だけは日陰が涼しいと書いてある。
次回は3〜5月で計画しようと話した。3月は寒くて生活が厳しいと私は思いこんでいたが、確かにボンニュー(Bonnieux)のキャンプ場は寒いが、モンサン・パーク(Monsant Park)はそれほど寒くないのでは?
2004年からずっと4〜6月のツアーを組んで来たが、6月が快適な年もあったりして、気づくのが遅かった?

■15時半頃、この辺りで買えない、醤油やキャンピングガスを買うため、アンドラ(
Principat d'Andorra)に向けて出発。
途中、トレス・ポンスで登っているクライマーが見えた。今日も暑そう・・・。

■アンドラに入ってすぐ(
Organyaから33キロくらいのところに)、でっかいルクレ(E.LECLERC)を発見。中に入ってみると、入り口の近くにお酒がずら〜。食料品も種類が豊富、スポーツ用品、電化製品もあって、何でもTax Freeで買えちゃいます。安い!醤油もキャンピングガスもゲット。それ以外にフランスのパスタソースや缶詰、生チーズなどが買えた。
それにしても、レジの兄ちゃんのやる気のなさはフランス的であった。

■買い物の後、アンドラの中心部まで行ってみたが、車、バイク、人が多く、道も難解。それでもダンナは登山用品店を発見したが、近くに駐車スペースがないので寄らずに岐路へ(できればトポをチェックしたかったのだが)。

アンドラの国境を越え、スペインの国境へ。スペインの国境で絶対荷物チェックされると思っていたのに、フリーパスだった。停められている車もあったが基準が分からない。13年前来たときは、荷物チェックが厳しく大渋滞ができていたのが、強く記憶にのこっていたが・・・。

アンドラで、でっかいルクレ(E.LECLERC)を発見!


放牧中の山羊の群れ囲まれて立ち往生。



■キャンプ場に、また別のイギリス人のバイクツーリストが2組来ていた。フランス人も撤収ではなく、バンガローに移動しただけだった。

雷が鳴り始めたので、テントの中で食事。

★夕食★
ビール
ハンバーグ(蒲鉾?)
大根おろし+鰹節+醤油
カット野菜サラダ
ラディッシュ
バケット(なんと大根下ろしが合う!)

雨が降ると思ってテントの中にいたのに、晴れてきた。
外に出てワインを飲む(1本空いた!)。
入道雲が北の方に沸いていて、西から東に流れていく。

■21時頃から風が出て肌寒くなったので、テントの中へ戻って、カレーの仕込み。
■22時からウルデモリン(
Ulldemolins)並の強風が吹き始めた。
地図を広げて今後(あと3週間)の計画を話した。
寝る前に、生チーズを食べて、0時半頃お休み〜。



6月8日(金) 霧雨(スペインは晴れ?)   
◆GENAT(ジェナ)でクライミング。

■5時半頃トイレに起きたときは、どんより曇っていたが、8時に目覚まし時計の音で這うようにして起き出したときは、晴れていて、どんどん気温が上がっていく。
テントの中は暑いが、外は風が冷たくて気持ちよい。

コーヒーを入れ、マドレーヌをかじる。
ダンナがオレンジを切ってくれた。
目障りだった(巨大なテントが景色を塞いでいた)オランダ人が撤収。景色がよくなった。
■10時半頃、出発。
Proximでクロワッサンとドーナッツを買って食べながら車を走らせる。

■アンドラ(
Principat d'Andorra)を迂回させたがるカーナビに逆らってアンドラに向かうと、アンドラの手前ですごい渋滞ができている。状況が分からないのでずっと待っていると30分くらいして対向車が来始め、まもなく前方の車が動き始めた。
道路工事のため一時通行止めとなっていたようだ。

■カーナビはアンドラを抜けるまで「Uターンしてください」を繰り返していた。アンドラからフランスへの有料道路しか認識しないようで、「有料道路回避」を設定しているとアンドラは迂回することになってしまう。有料道路を迂回する峠道に突入してやっと再計算を始めた。

峠道を行くと峠の向こうから雲が沸いているのが見える。そして峠を下って雲の中に突入(気温は7℃)。雲の下のアリエージュは曇り・・・。

峠の南側は晴れだけど・・・
この写真の左下、フランス側は雲に覆われてます。



■14時頃、ジェナ(GENAT)の駐車場に到着。
気温は15℃、霧雨(雲の中?)。気持ちは萎えるが、頑張って岩場まで行った。急登だが近い。
ロープ2本持って先を行くダンナはビリビリ草で満身創痍、服も靴下もビショビショ。
■少し休んでから、お約束の牛を眺めながらのアップ。
Tsunami (L1) 6a、私もリードした。
Demay Demay 6cにトップロープをかけてもらった。2年前は最初から最後まで何一つできなかったルート。少しは進歩したかなと登り始めたら、なんとムーブは全部できた(ダンナ指導の元)。25メートルくらいの中に色々な要素(ムーブ)が散りばめられ、厳しいがおもしろかった。

ダンナ、
Demons et merveilles 8bをトライするが、結露に阻まれトップアウトできず、残念。コンディション良ければ、RPできそうな気がするのにな〜。

■19時頃、撤収。駐車場の気温は11℃。

ワインを買うのを忘れてたので、タラスコンのSuperUに寄った。フランス人にしては、店員さんが忙しそうに働いているなと思ったら閉店準備でした。閉店時間19:30。駆け込みで、ワインとソーセージを買った。

Demons et merveilles 8b をトライするダンナ。
核心が濡れててトップアウト出来ず。。。


■またピレネー(Pyrenes)を越えて帰路へ。山の景色が綺麗だった。峠は3℃くらいだったが、アンドラに入ると気温が上がり始め、スペインの国境をすぎたあたりで、19℃くらいになった。
昨日もだったが、アンドラは警官がうようよ、今日は帰り道スペインでも警官が取り締まりをしていた。遅くまで働くな〜。

■22時ちょっと前にキャンプ場到着。キャンプ場の気温は21℃。
週末なのでキャンプ場は大賑わい。

★夕食★
ビール
生ソーセージのボイル(フランスのソーセージは美味しい!)
Cotes du Rhoneのワインも美味しい!
テントで異臭を放っていた熟成したカマンベールチーズを切ったら中は液体、一口かじったら強烈なアンモニア臭が・・・。食べられず、丸ごと捨てた。
もう一つ買ってあったTIERNOチーズは大丈夫だった。
■0時半頃、お休み。テントの外は大賑わい。
シャワーのことに触れるのを忘れていたが、お湯がいっぱい出て快適です。でも夕べから電灯がタイマー式になり、途中で暗闇。手探りでスイッチを探しに行かなければならない・・・。誘導灯くらいつけてよ!
あとこのキャンプ場の問題点は、テント場にゴミ箱がないこと、キャンプ場の門の外まで行かないと行けないのだが、かなり遠い。そのためトイレのゴミ箱に生ゴミを捨てる人がいて、猫が漁って、掃除はいい加減・・・。
点数下がりました。

今日のルート
−私−
Tsunami (L1) 6a アップ
Demay Demay 6c トップロープ
−ダンナ−
Tsunami (L1) 6a  アップ
Demay Demay 6c
 アップ
Demons et merveilles 8b  宿題


アンドラで買ってきたフランスワイン
(Cotes du Rhone)
久しぶりで美味しいです。




≪ダンナのコメント≫
■今日は国境を越えて、フランス・ピレネーの
Genat(ジェナ)に行ってみた。Genat(ジェナ)は我が家にとって癒しの岩場です。しかし、Organyaは晴れていたのだが、国境を越えてフランス側は天気が悪く・・・Genat(ジェナ)には14時近くに着いたが霧雨でした。長靴を用意して無かったので足がびしょ濡れ、目当てのルートも染み出しと結露。。。お気に入り岩場だったのですが、状態が悪くては仕方なし・・・残念ですが早々に退散でした。



6月9日(土) 晴れ
◆コリェガ(Collegats)渓谷へ。コストイア(La Costoia)でクライミング。

■9時ちょと前、起床。すでに日が当たってテントの中は暑い。
キャンプ場は、まだ皆寝ているのか静か。

■10時で、気温28℃。今日も暑くなるなと思っていたら、段々気温が下がってきて、11時には26℃になった。
フランス人のパラパント組の若者が騒がしい。講習会でもしているのか、パラパントを広げて何やら説明をしていた。
★朝食★
ラディッシュ
生チーズ+ペーシュジャム
カチカチのバケット

■12時過ぎ、出発。
北の峠(
Coll del Canto:標高1725m)を越え、コリェガ(Collegats)渓谷へ。

岩場を通り過ぎる形で
La Pobla de Segurに13時半頃到着し、そこからUターン。コリェガ見学をしながら、目的のエリアに向かう。コリェガ(Collegats)渓谷はどこを向いても岩だらけ!La Pedreraエリアは川を挟むが道のすぐ横、大きくて綺麗な岩で賑わっている。ほんとに道沿いのL'Argenteriaエリアも土曜だけあって大賑わい。

La Pedreraエリア
クライマーが大勢います。


■目的のLa Costoiaエリアへ。
Gerri de la Salから2つめのトンネルの手前の(両脇にでっかい進入禁止看板のある)広い脇道に入ってそこに停める。1台車がいるが、道の脇の小さなスペースに車を突っ込んで停めている。他に駐車スペースなし。悩んだ末、道の脇に寄せて駐車した(帰りローカルも同じよように車を停めていたので正解だった。)
アプローチは15分の登り、岩がすぐそこに見えたのになかなか辿り着かない。すごく長く感じた。駐車場で車を降りたときは涼しく感じたが、歩くと蒸し暑くて汗をいっぱいかいた。

■15時半頃、岩場到着。
岩場にはローカルの女性3人組とわんこ。そして私たちの後から青年2人とわんこ1匹がやってきた。
こじんまりした岩だが、全てのルートの下に、ルート名とグレードを書いた石が張り付けてある。ピン位置も近い気がする。ローカルエリア独特のルートに対する愛情を感じる。

Tipiriflauti 6a、フラッシュ、終了点のクリップが核心?
El Camino del Hermano 6b、トップロープ
チャートのような岩でホールドがみんな持ちたい方向の逆を向いている。何とか
Tipiriflauti 6aはフラッシュしたが、El Camino del Hermano 6bはトップロープだったがムーブできず。。。

風が強くて寒い、今日もダウンが必要。

■ダンナは、
Fakir 7b+をオンサイトした後、次どうしようかと悩んでいると、On Mane Padme Om 7aを登っていた(RPトライでロングフォールしていた)女性が「On Mane Padme Om 7aはこのエリアのベストルートだが、登らないか?」と聞いてきた。最初は断ったが、ダンナが運動がてらお言葉に甘えてヌンチャク借りようかと声を掛けたら、「私のロープ使ってね、ありがとう!」と言われた。トップロープを張って欲しかったんですね・・・。マルガレフ(Margalef)でも同じようなことがあったっけ。

ダンナが登っているとき「Can You speak English?」と、聞かれたので「No」と答えると、腕をくねらせ何か言っている。どうも「すいすい登っている」とダンナの登りを誉めているようなので、Thank Youと言うと、笑っていた。

トップロープを頼んできた女性が、パートナーが敗退した隣の
Acupuntura 6c+を、ものすごいうなり声を上げながら登っていた。スペイン女性はみなだみ声?

■18時頃、岩場撤収。
帰りにまた一組カップルがやってきた。遅い出勤だな。駐車場に戻ると、気温23度。

来た道を帰る。峠で車を停めて写真を撮った。気温11度、風が強くて寒い。一気に体が冷えた。もう一カ所展望ポイントに車を停めて写真を撮った。スペイン人夫婦が食事をしていた。

Tipiriflauti 6a をフラッシュ!


ダンナ、Fakir 7b+をオンサイト



峠を降りていくに従い気温が上がっていくが、トレス・ポンスの谷も気温23度。トレス・ポンス(Tres Ponts)もベストコンディションかも。駐車場にはまだ車がいっぱい停まっていた。

■19時半頃、キャンプ場着。
ダンナお疲れで休んでいる間、洗濯。

★夕食★
カレー
ソーセージ(昨日ゆでたので味が抜けていた)
Cotes du Rhoneワイン(昨日の残り、苦くなっていた)
チーズ

22時前で17度になった。昨日より4度低い。
お茶を飲んで、0時前にお休み。
2時半ころトイレに起きたら、フランス人の話し声が・・・。まだ起きてる。

★今日のルート★
−私−
Tipiriflauti 6a フラッシュ
El Camino del Hermano 6b トップロープ敗退
−ダンナ−
Tipiriflauti 6a  アップ
El Camino del Hermano 6b
 アップ
Fakir 7b+ オンサイト
Om Mane Padme Om 7a オンサイト

≪ダンナのコメント≫
■今日は涼しめなので
Tres Ponts(トレス・ポンス)のコンディションが良いかも・・・って気がするのですが、移動まであと僅かなので、岩場の偵察も兼ねてCollegats(コリェガ)に行ってみた。
Collegats(コリェガ)は渓谷の名前で、その地域内に色々なクライミングエリアが点在しています。一度、渓谷をざっと見ながら通過して、La Pobla de Segurまで行って、折り返して今度は各エリアをじっくり見物しながら北上・・・。 シネ(Sector Cine)は南〜西向きなので縁がなさそう。ペドレラ(La Pedrera)はクライマーで大賑わい。テラセッタ(La Terrasseta)も面白そう・・・。アルジェンテリア(L'Argenteria)もクライマーで賑わっていた。そのすぐ先の2つのエリアは・・・イマイチかなぁ。 で、今日登ったのは見物コース上最後になる、La Costoia(コストイァ)です。コンパクトですが、なかなか良い岩場だった。



6月10日(日) 曇り時々晴れ、夜時々雨
◆レスト、近辺をドライブ。

■8時に目が覚めた。気温17度、晴れているが雨雲も出ている。
8時半には27度まで気温が上がったが、曇ったら9時で21度になった。
コーヒーを入れ、シリアルをかじる。

11時前に晴れてきて、気温27度・・・。今日はこの繰り返し。
■11時過ぎ、オルガニヤ(Organya)に買い出しに行く。日曜は朝市なのでだいぶ手前に車を置いて歩いて行った。
今日は広場いっぱいに店が立っている(先週は13時回ってたので、畳んでしまった店が多かったのかも)。店をぐるっと見学した後、プロシム(Proxim)へ。
Proximで買い出しした後、Proximの前の広場でクロワッサンを食べた。

■帰り道、ツーリストインフォメーションが開いていたので覗くと、おばさんがこの辺りの観光ポイントを説明して、地図と簡単な資料をくれた。パソコンも5台くらい置いてあり、ネットもできる。

■キャンプ場に戻って、バケットにパテを塗って食べた。ダンナはスープの仕込み。
日が射して蒸し暑い、27度。
ダンナが昼寝している間、洗濯。 フランス人の若者たちが昼ご飯に帰ってきて騒いでいる。
私も昼寝。

■14時前、Thon Nigoise(ニース風野菜が入ったツナ)とバケットを食べる。
相変わらず晴れたり曇ったり。晴れると暑いが、曇ると涼しくて快適。

■15時半頃、ドライブに出発。
ツーリストインフォメーションのおばさんにお勧めされた、
Caboに行ってみた。
Organyaから細い道を登っていくと10km先にCabo村がある。山の斜面にかわいい村があって、写真を撮った。 住んでいるのは、お金持ちっぽかった。
ちょっと山を登っただけなのに、気温22度になって、曇っているし、風があって寒かった。ここに岩があれば・・・。

一度
Organyaの手前まで下って、地図にあるMontanissell村まで上がってみた。こちらのほうがぐねぐね峠道で景色が良かった。
Montanissell村を抜けて、Coll de Nargoまで行けるはずなのだが、道はダートだし、標識もないし、カーナビはUターンしろと言うし、Organyaに戻った。

オルガニヤ(Organya)の朝市。


Cabo(カーボ)の村。
ちょっと面白い村のつくり。



帰り道、パラパントの飛び立つポイントと思われる山を見ていたが、飛び立つパラパントはなかった。Organyaの広場にパラパントの標識があるが、それがどこなのか、結局分からずじまいだった。

■18時前に、キャンプ場に戻って来た。
やっぱり晴れたり曇ったりの繰り返し。
そして19時半頃から、雨がぱらぱら。20時頃から本降りの雨になった。これで涼しくなってくれれば・・・。
テントの中でご飯。

★夕食★
カレー
ソーセージを煮た汁+鰹だし+ネギ
ここ豆とオリーブ入りハムのオムレツ

食べ過ぎて苦しい。
食事中に雨はやんだ。
食後にダンナが壊れかけた椅子の修理。後3週間持ってくれれば、捨てですね。
修理中にラジオから「ブルーライト横浜」含め3曲日本の歌が流れた。

ばか笑いの特徴的なフランス人の若者が雨で濡れてしまったクッションを私たちが張っている洗濯紐に干させてと言って、吊るして行ったがその後雨が降っても戻ってこない。

シャワールームでは、お湯が出ないとお姉ちゃんに訴えかけられたが、温度調節のダイヤルを回しているだけで、出ない出ないと騒いでいる。「Push」だよと教えてあげた・・・。

おなかいっぱいと言いつつ、WASABIのポテチを開ける。酢が効いていてすっぱいワサビ味で、ちょっと残念な味。
プルーンも食べる。

■やること無いので、23時頃お休み〜。
不気味なしとしと雨が降ってきた。明日大丈夫かな?
フランス人の若者は相変わらず騒いでいる。



6月11日(月) 晴れ/曇り
◆Tres Ponts(トレス・ポンス)でクライミング。

■8時半、起床。22度。快晴だが、蒸している?
笑い方が特徴的な騒がしいフランス人は早朝撤収していった。
昨日来た老練のドイツ人夫婦がテーブルを出して優雅に朝食を食べている。

コーヒーを入れ、シリアルかじる。
オレンジを食べて、ストレッチ。

■12時前に、出発。
オルガニヤ(
Organya)のProximで買い出し。クロワッサンをOrganyaの駐車場で食べた。
■12時半頃、トレス・ポンス(Tres Ponts)の岩場到着。一番乗りかと思いきや、スペイン人カップルがすでに日向で登っていた。
南風が強く吹いて、日陰は寒いくらい。
南の空に入道雲がどんどん湧いて、こちらの空に流れてくる。北の空にも入道雲。
晴れたり曇ったり、曇ると寒い。
後からスペイン人が2組来た。

■13時過ぎ、
Camilo Sesto 6aでアップ。悪い癖のへっぴり腰登りになってしまった・・・。
ダンナ、
Mites Moderns 8aにヌンチャクを掛けに行く。今日は行けそう?
次に私が
Joc de Mans 6b+をトップロープで試登。ノーテンだったが、手汗だらだらで、リードだったら落ちてたな〜。

■15時半、まだ風があって涼しいが、岩はまだホカホカで登ると暑い。

■16時半頃、ダンナ本気トライ。
そして見事
Mites Moderns 8aをRP!
続いて私も
Joc de Mans 6b+をRP!
右側の
Joc de Mans がある岩は対岸の岩の照り返しで熱がこもっているが、さっきよりは涼しかった。
風が強く、取り付きはダウンが必要な陽気。

ダンナ、Mites Moderns 8a をレッドポイント!



■17時過ぎ、ダンナがCatacrac 8a/+を登る。登っている最中に風が止まり、ハングの上部に熱が籠もっていて、今日は無理・・・。2年後のお楽しみですね。

■18時半頃、
Catacrac 8a/+をトップロープ回収に行くが、さらに暑くて手汗ダラダラ・・・。
風向きが西風に変わって、東向きのこの岩場は無風・・・。

■19時頃、撤収。まだ岩場は結構な人数で賑わっている。

お祝いと言うことで、冷えたビールと暖まっていないワイン(ワインが日中車のなかでホカホカになっていた)を買うことにした。が、Proximに冷えたビールがない!かなり落胆したが、向かいのタバックに冷えたビールがあったことを思いだし、そちらで350ml缶を2本買った(2本で1.2ユーロ、安い!)。

■キャンプ場に着くなり、大慌てでテーブルと椅子を出して、ハムをつまみに冷えたビールを飲んだ。
しかし岩場は暑かったのに、キャンプ場は風吹いて曇ってて寒い。嫌がらせだ!

■21時半で、24度。ちょっと寒いけど、外でごはん。
★夕食★
プロヴァンサルパスタソースでパスタ
+パルメザンチーズ
昨日と同じ、ネギスープ
ココ豆+オリーブ入りハムのオムレツ
+パセリ&ガーリック
テーブルワイン
デザート
クレマカタルーニヤ(ちょっとクレマカタルルーニヤとは違う気がするが、おいしかった。)

キャンプ場がすごく静か。
若者は街のBarにでも行ったか?

■23時前から、北風がビュービュー吹き、すごい星空になった。寒い・・・。

■0時半頃、お休み〜。


晩ご飯。ここのキャンプ場も今日までです。



★今日のルート★
−私−
Camino Sesto 6a アップ
Joc de Mans 6b+ RP
−ダンナ−
Camino Sesto 6a  アップ
Joc de Mans 6b+
 アップ
Mites Moderns 8a RP
Catacrac 8a/+ 宿題

≪ダンナのコメント≫
■今日は
Organya(オルガニャ)最終日、明日はRodellar(ロデジャール)へ移動します。最終日はやっぱりTres Ponts(トレス・ポンス)へ、狙うのは Mites Moderns 8a です。
■そんなわけで、1回目はヌンチャク掛けとムーブの再確認・・・。少し休んだ16時頃、風がだいぶ吹き始めて、「もしかしてチャンス?」と思わせる涼しさが・・・!! すかさず2回目を出して無難にレッドポイント出来ました。ヌンチャク掛け合わせ通算6回目。嬉しいです。。。
■17時を過ぎると、徐々に壁に熱気がこもって暑くなってきた。原因は対岸の壁の照り返しのようですね。東向きの岩場の意外な盲点です。風が吹いていれば良いのですが、止まってしまって、だいぶ厳しいコンディションになった。チャンスを逃さず登れて良かった・・・。
■オクサンも成果あり、
Joc de Mans 6b+ をレッドポイント。最初にトライした時は「こんなの出来ない!」とイジけてたが、結局レッドポイントです。何だかんだで順調、Rodellarが楽しみですね。気持ちよく移動出来ます。。。


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