- 滞在日記 -
2019/08/15
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滞 在 日 記  (2012年-2)

                 
2012/4/7(土) 〜 5/7(月) スペイン、Ulldemolins -1


4月7日(土) 晴れ、タラゴナ(Tarragona)過ぎた辺りでにわか雨。
◆スペインへ移動。

■7時起床。
私は気づかなかったけど、夜中土砂降りの雨と雷が鳴っていたそうで、そとはびしゃびしゃ、居間の電気と、TVが点かなくなった。

■出発の準備。
大量の荷物(殆ど我が家の荷物)を何とか車に押し込む。今回はカングー(Kangoo)なので収納スペースいっぱいあるが、シートの下(足下)まで荷物満載で運転手以外はお座敷状態になった。

ジトで、マルセルと記念撮影。




■8時半頃、片づけ掃除も終わって準備完了。
9時に出発すると言ったら、マルセルは勝手に出て行っても良いと言っていたのだが、電気のこともあるので、マルセルに電話したらすぐ来てくれた。

ブレーカーが落ちていただけで、ブレーカー上げて問題解決。そうかも知れないとは思っていたが、物置の下にある配電盤を見つけられなかった。

車の荷物満載状態をみて、マルセルが「この状態で500キロ(実際はもっと)走っていくのか」と呆れ顔。

■マルセルとさよならし、ナビをレウス(
Reus)にセットしていざ出発。

当然アヴィニヨン(
Avignon)から高速でと思っていたら、アルル(Arles)に誘導され、アルルで道を外し迷走(思っているのと、ナビの指示が合わないので・・・間違えた)、再びアルルに戻って、アルルから高速に入ると思いきや、また下道に誘導されカマルグ(Camargue)へ南下していく。ここでおかしいとやっと気づき、ナビをチェック「有料道路を回避しますか?」を「有料道路を使いますか?」と勘違いしてYesを選んでいたことが原因と判明。
■ナビを再セットしてから、シゥラナ(Siurana)までは順調。

■国境を越えてスペインに入っても、カタルーニヤ地方はフランスと変わらない、田園風景の豊かな景色。
■そして懐かしのシュラナへ。
道が良くなっていて、通過する街も変わって(豊かになった)、13年も経つと変わるなーと思っていたらシュラナはそれどころでは無かった。

シュラナに向かう峠道は相変わらず狭いが、きれいに舗装されていて走りやすくなっている。頻繁に降りてくる対向車が気になる。ところどころの駐車スペースに車が停まっていて、クライマーいっぱい来ているようだ。

長い6キロの峠道を走り、シュラナのキャンプ場に、16時過ぎ到着。キャンプ場のバーで山小屋の管理人だった奥様(?変わっていない)に会った。一人10ユーロで下調べしたときより高い。テント場も混雑していて良い場所が空いていないし、洗い場は2個、洗濯場が1個、トイレ、シャワーも少なく、この大人数でどうやりくりするのだろうと言う状態。1泊2日くらいなら良いけど、長期滞在を考えるとブルーになってくる。2人で20ユーロはそれほど安くないし、別のキャンプ場を当たることにした。
Siurana(シウラナ)、大混雑に絶句!
秘境感が残る寒村だったが、いまや一大観光地?
ノスタルジーなんて一気に吹き飛んだ。


とりあえず峠の突き当たり(かつて泊まった山小屋のあるほう)まで行ってみたが、狭い道の両側に路駐がいっぱいで、突き当たりの駐車場も車が溢れている・・・。道が良くなって観光地になったんですね。ノスタルジーもなにもあったものではない!やっとの思いでUターンして隣村のキャンプ場へ。
■18時近かったけど、レセプションは開いていて、受付の女性がとても親切に対応してくれた。テント場も快適そうだし、料金も家族割がついて4人で46ユーロ(最終的には、1週間以上滞在すると、長期割りで25%引きになり、シュラナより安くなった)は悪くないので、シャワーの温度は確認せずに決めた。

テント場は日当たりと景色が良いと、受付の方が推薦してくれた場所に張った。
シャワートイレは男子用、女子用で分かれていて、暖房が効いている。
ダンナのシャワーは外れだったらしいが、私が浴びたときは、冷えた体には浴びていられないほど熱いお湯が出て、芯まで暖まることができた。
キャンプ場は Montsant Park に決めた。
★夕食★
今日はワインなし、ビールのみ。
クスクス缶

■11時半前に就寝。
イースター休暇とあって、キャンプ場は大にぎわい。となりのテントも遅くまで大騒ぎしていた。
夜、ミストラル並の強風がゴーゴー音を立てて吹き荒れていた。

≪ダンナのコメント≫
■今日はとうとうスペインへ移動!・・・しかし走り始めて気付いた大問題点。今日はイースター連休のピークの土・日・月の初日だった。高速道路も混雑だし、行き先のキャンプ場も心配。。。
Siurana(シウラナ)には16時過ぎに到着、10数年前にRefugi(山小屋)の番人のトニーが製作中だったキャンプ場を目指したが・・・凄まじい混雑に唖然。狭い敷地が『お盆の小川山』状態。10数年前のSiurana(シウラナ)はまだ秘境感が残る寒村だったが、いまや一大観光地?凄まじい車と人の量。ノスタルジーなんて一気に吹き飛んだ。 まともなテントスペースはないし、サニタリーも不快だし、Siuranaは諦めて、別の村のキャンプ場(Montsant Park)に決めた。テントを張って、荷物を下ろし終わった頃は真っ暗。
同行の皆さん、お疲れ様です。m(__)m



4月8日(日) 晴れ
 
◆Margalef(マルガレフ)、初訪問。

■6時頃、何故か目覚ましのアラームが鳴った。高性能?な目覚まし時計(電波時計、温度計も付いている)を買ったが、使い方が・・・。目覚まし消して速攻寝たが、7時過ぎに目が覚めた。

今回初めて購入したフレンチプレスでコーヒーを入れる。
★朝食★
タパス(イカの黒墨)缶でパスタ炒め+一味唐辛子

マルセルのアパートに、新品の胡椒を忘れてきてしまったことに気づきショック。

■昼頃、キャンプ場を出発。
ウルデモリン(
Ulldemolins、フランス語読みでウルデモランとついつい読んでしまう・・・)にあるスーパーを探す。

きっと幹線道路沿いにあるだろうと思って走っていたら、村の前を通り過ぎてしまった。Uターンして村の中に入っていくと細い道がさらに細くなり、左折して脱出したいが狭くて曲がれず、絶対こっちじゃないと思いながらも右折を余儀なくさせられ走っていくと、そこに小さな雑貨屋さんがあって日曜だけど営業していた。雑貨屋さんの前を通り越して、教会の前の駐車スペースに車を停めて雑貨屋さんに買い出しに。
Montsant Park キャンプ場、M村夫妻。


とても親切な店員さんが対応してくれて、缶詰とオレンジとワインを買うことができた。明日が祭日なので今日買い出しできなかったら禁酒生活なるところだったが、この村のワイン(Ulldemolins)が3ユーロ弱で売っていたので2本購入した。

■次はマルガレフ(
Margalef)のトポを手に入れるため、マルガレフ(Margalef)のレフュージ(Refugi、山小屋)を目指す。マルガレフの街の前を通過した後、Uターンして車一台がやっと通れるくらいの(古い街にありがちな)細い道に入って街を通過してみるが、山小屋の場所が分からない。

昼休みでツーリストインフォメーションも閉まっていたのだが、ちょうどツーリストインフォメーションの中で作業している人がいたので、山小屋の場所を聞いてみた。「橋の先の道を右に・・・」と親切に教えてくれた。

車を走らせ橋を見つけ、その先の農道?を・・・行けども行けどもオリーブ?畑が続くばかり。Uターンしてもとの道に戻り、もう少し先まで走って行ったら、隣街まで来てしまった。

ダンナが再度資料をチェックして「(道を教えてくれた人と)意志の疎通が取れてなかったみたい」とマルガレフの街に戻る。これで見つからなかったら諦めて岩場に行こうと話をしていたらレフュージ(Refug)の案内板が見つかった。
村の少し手前の道にレフュージという看板が立っていてその道を登って行くとレフュージがあった(位置的にはツーリストインフォメーションの上)。
しかしドアに「Close、New・・・」と書いてあって別の場所に移動したらしい。今度こそ見つからなかったら諦めようと街の前を往復したら見つかった。場所はツーリストインフォメーションから見て、マルガレフの街のすぐ目の前にかかっている橋の右でした。

新しくてきれいな建物で、山小屋というイメージではない。早速中に入って、マルガレフのトポを購入。お勧めのエリアも聞いてみた。

■そして岩場へ。

最初の分岐を外し(見えてた岩がどんどん後ろへ遠のいて行く・・・)Uターン、なかなか岩場に辿りつかない。岩場に向かう道を見つけ、奥まで入っていくとフリーキャンプ場があって、いっぱい人がいた。竈があってたき火もしていた。
堰堤前の広場(フリーキャンピングエリア)
各国のクライマーで大賑わいです。


少し戻って、お勧めされた日陰のトポの1番エリア Can Pesafiguesと、2番エリア Can Verdures、 3番エリア Cova Soleiadaに行くことに決定。車が多くて駐車するのも一苦労。
古いロープを持ってくるのを忘れ、新品ロープで私のトップロープ・・・。
Can Pesafiguesエリアで、6a+、6b+を、私テンションかけかけトップロープ。おもしろいルートだった。
ここのエリアは礫岩でポケットと突起ホールドばかり。おもしろい。
M村家も6a+を登ってました。

Can Verduresエリアに移動して、7aをトップロープで触る。ダンナが簡単というので取り付いたが、だまされた。それでもしつこく取り付いて最初の核心ムーブ(1/100くらい)を解決して満足。
M村さんは、この7aをオンサイト。Yo子さんも6cをマスタートライしてました。
ダンナは7bをオンサイト。
今日の晩ご飯は缶詰ばかり。
Ulldemolinsワインが美味しい。
■19時半ころ撤収。Cova Soleiadaエリアには、行けなかった。
帰り道、昨日も思ったけど、この辺りは見渡す限り岩だらけ。

今日のシャワーは暖房も効いておらず男子シャワーは水、女子シャワーは体温より少し低いぬるいお湯(水?)でした。

★夕食★
肉団子缶
豆缶
ご飯
しそわかめふりかけ
Ulldemolinsの地ワイン、うまい!

■なんやかやで、0時頃就寝

≪ダンナのコメント≫
■いよいよ楽しみだった
Margalef、初日です。山小屋(Refugi)がなかなか見つからなくてちょっと苦労したけど、昼過ぎまでに最新トポもゲットして、お勧めエリアも教わって用意万端。
■Margalefはクライミングエリアが大きく2つの地域(谷)に別れて、その中に点在している。
今日は
Planta地域へ。お勧めされた Can PesafiguesエリアCan Verduresエリアで簡単なルートを登った。初めての岩場は楽しいです。夕日が綺麗だった。



4月9日(月) 晴れ
 
◆Margalef(マルガレフ)でクライミング。

■9時、起床。
コーヒー入れて、オレンジを切る。

★朝食★
パスタのサーディーン(オリーブオイル漬け)炒め+青海苔
和風仕上がり

■洗濯して、ストレッチして、12時の出発。
マルガレフ(
Margalef)のRaco de la Finestraエリアへ。日向は暖かいが、日陰は寒い。

■まずは右のエリア(parte derecha)の
Llarga i garda 6c+でダンナがアップを始めるが、悪いらしく「アップでやるもんじゃないな〜」と登りながら言うので、M村家はもっとアップに向いた易しいルートがあるエリアへ移動。以後、本日は別行動。
Margalef(マルガレフ)の村の入り口で。
今日も快晴です。

ダンナがオンサイトした後、私もヒーヒー言いながらトップロープトライ。
Llorga i gorda 6c+は、スタートムーブが一番悪く、だんだんホールドが良くなってくるが、スタンスが厳しくなってくる。そして長い・・・。所々ムーブを楽しんで、殆どごぼうして登った。1時間ぶら下がって、疲れ果て私の本日のクライミングは終了。
■左のエリア(parte izquierda)へ移動。
左のエリアに行く途中に、ものすごいルーフがある。
先ほど8cを登っていた美形の少年(少女?)とすれ違った。
ダンナが「みんながスペインに来たがるのが分かる」とつぶやく。

ダンナの本気トライ
Festa fotre 7c 薄かぶりのルートで、ロングリーチムーブ。トップアウトして回収してから途中までトップロープで登り返し。RPトライはあえてせず。

Pitus i flautes 7b アメリカ人の青年が「良いルートだよ」としきりに勧めるので、登るといったら、「最後のピンにこれかけて」とヌンチャクをわたされた。ダンナがオンサイトして降りてきたら「核心のクリップが悪くてランナウトしていて抜けられないんだけど、ヌンチャクが掛かかればきっと抜けられると思う。」と喜んでいた。
Raco de la Finestra(エリア)
8+とか9とかばっかりのエリアです。

アメリカ人の青年に「福島」のことを聞かれた。心配していると言っていた。

Montgronyeta 7b+ ヌンチャク掛かっていたので、借りてオンサイト。
さっきのアメリカ人がダンナの登りを見ながら、「登りがスムーズなんだよ」と仲間に話していた。

本日の我が家のクライミングは終了。

戻るとき、品のよいフランス人のマダムに声をかけられた。「どこから来たの?長い滞在なの?」
日本人で、3ヶ月の滞在と答えたら、笑顔で「Good!」。

M村さんたちはどこにいるのだろうと思ったら、道の下のBloc del Porkエリアで、悪そうな
Un paso de M 7aを登っていた。
■今日も19時回って終了。
■20時頃、キャンプ場に戻る。

キャンプ場の管理人さんが言うとおり、イースター休暇が終わってみんな帰ってしまい、キャンプ場は閑散としている(常設のキャラバンが停まっているが、車がない。)
シャワー(今日のシャワーは冷えた体には熱過ぎ!少しずつ暖まって最後は体の芯まで暖まった。)を浴びて出てきたら、夕日がきれいだった。

★夕食★
パエリヤ(缶詰)
Ulldemolins(ウルデモリン)ワイン
サラミソーセージとバスクチーズ、パルメザンチーズ(削って使うタイプの堅いチーズ、少し酸味が出ておいしくなってる?)もつまみに・・・。

■なんやかやで、今日も0時過ぎ就寝。

Ulldemolins(ウルデモリン)の遠景。
Margalefからの帰り道の展望ポイント。
夕方になると村に西日が当って綺麗です。

≪ダンナのコメント≫
■今日は7台のオンサイトトライを3本、うち2本成功。天気は最高だし、楽しかった。 反してオクサンは、私がアップの選択ミスをしたため沈没でした。m(__)m
■ポケットホールドが沢山のマルガレフに私は大喜び、でもM村ダンナは苦戦中?(日本にはあんまり無いですからね)。ガンバです!



4月10日(火) 曇り/雨、強風 
◆天気が悪いので岩場めぐり。

■早朝、アラーム音とそっくりの鳴き声の鳥に起こされるも、9時起床。
どんより曇り空で暖かい。間もなく晴れてきた。

オレンジ食べて、コーヒー飲んで、洗濯。
昨日雨に濡れた洗濯物は気持ちよく乾いていた。

■12時頃、出発。
リェイダ(
Lieida)のデカトロン見物(スーパーより先に見つかったので)、スポーツ医科学センターで購入した「テトラポット(リハビリ器具)」を発見し購入。

店員さんにスーパーマーケットの場所を教えてもらうが発見できず街をぐるぐる徘徊。諦めて街を出たところで、LiDLとALDY(どちらもドイツ系スーパー)を発見。

レウス(
Reus)でもウエスカ(Huesca)でもすぐスペインの大型スーパーが見つかったのに、リェイダ(Lieida)も大きな街なのに見つからない。

LiDLで買い出し。いっぱい買ったけど40ユーロそこそこだった(安い!)。
ハムとクロワッサンで昼食。
雨が降ってきた。この後は雨が降ったり、晴れたりの繰り返し(虹も出た)。風が強い。

■買い出しが終わったら、次は岩場探索。

Sant Llorenc de Montgai(サン・リョレンス・デ・モンガイ)
最初に見えたケイブ(アプローチ急登)は良さそうだが、道沿いのエリアはそそらない。

Camarasa(カマラサ)
ローカルクライマーが登っていた。ここもそそらず。

Santa Linya(サンタ・リーニャ)
でっかいケーブ、先史時代の遺跡があるようで、ケーブの左のルート下で発掘中。アメリカ人とドイツ人が登っていた。ダンナが「おもしろそうだな〜」と言う横で、私は「登るところがない・・・」とつぶやく。

Santa Ana(サンタ・アナ)
川沿いの駐車場の対岸にあるエリアを登っている人がいて、楽しそうに見えた。道の下にあるルートをダンナだけ見に行った。感想は「プチOrgon」。車で岩の前まで降りていけて、ルートの目の前に車を置けるのもオルゴン。

帰り道、
Almenarのガソリンスタンドで給油。セルフではなかったが(スペインはセルフスタンドが少ない?)、安かった。トイレあり、缶詰なども売っているし、夜遅くまで営業しているので、コンビニ感覚で利用できそう。

■キャンプ場に近づくにつれ、雨が激しくなってきた。強風でいろんな物が飛ばされているのを見て、洗濯ものが無くなってないか心配・・・。

■キャンプ場に戻ったのは21時頃。
雨の中、買出しした荷物とクライミング道具の乗せ換えが大変だった。
Sant Llorenc de Montgai
(サン・リョレンス・デ・モンガイ)
道沿いのエリア。
Santa Linya(サンタ・リーニャ)
日本の雑誌にも何度か紹介された有名エリア。
真冬がベストですが、まだ全然OKそう。。。


閑散としたキャンプ場で日が落ちてから一人でシャワーをあびるのは、ちょっと不気味だった。
しかも今日のシャワーは外れで冷たかった(ダンナは今日も熱いシャワー浴びてご機嫌)。

★夕食★
ダンナ特製、パエリヤ(?炊き込みごはん。)
ナバラ(Navarre)のワイン
パエリヤ作るのに時間が掛かって、23時の夕食でした。うまさ倍増!

■雨は止んで、食器洗いに行ったときは星が出ていた。

≪ダンナのコメント≫
■今日はレストですが、観光には行かず、今後のクライミングの指針を探るために、
Lleida(リェイダ)周辺の岩場巡り・チェックをする事にした。行ったのは、Sant Llorenc de Montgai(サン・リョレンス・デ・モンガイ)、Camarasa(カマラサ)、Santa Linya(サンタ・リーニャ)、Santa Ana(サンタ・アナ)。他にも良質のエリアが周辺に沢山あるのですが、時間の都合と、行く事は無さそうな真冬用エリアを除外した結果です。
■改めて、岩の豊富さに驚かされます。無数の前傾壁に、幅広いグレードのルートが数え切れないくらい開拓されている。カタルーニャに住んでいるクライマーは本当に幸せですね。。。



4月11日(水) 晴れ/曇り、強風 
◆Margalef(マルガレフ)でクライミング。

■8時半起床。
晴れているが、風が強く、気温が低い。

昨日の残りのパエリヤに玉子を載せて朝ご飯。

■洗濯をし、12時少し前に出発。
Ulldemolinsので買い出ししようと思ったら、この前のお店は閉まっていた。そばの雑誌やおもちゃを売っている雑貨屋さんが開いていて、ワインだけ購入することができた(食料品は売っていないが、ワインだけ売っていた)。

Margalef(マルガレフ)のRaco de les Espadellesへ。
ダンナが行きたがっていたエリアだが、日向エリアなので避けてきたが、今日は風が強く寒いので行ってみることにした。
コンクリート舗装されたくねくね林道をどこまで行くの〜と言うほど登ったところに駐車場がある。車がすでに5台くらい停まっていた。徒歩アプローチは行きが下り、ぼろぼろのフィックスが張られたちょっと悪いアプローチも出てくる。最初の岩(左の方)までは遠くないが、一番奥の岩まで結構距離がある(岩の前をずっと歩いて行ける)。

右のエリア(parte dercha)まで行って、下が砂砂で風も強く荷物の置き場に悩んだが、風よけになる岩の前に荷物を広げた。

ダンナがアップで
Punto de gravedad cero 6b+ を登ろうとしていたら、イギリス人(多分)の女性がそのルートはボルダームーブでアップには向かないと教えてくれた。アップをMemoria histerica 6b+に変更。しかしこれもちびは最初のムーブがボルダームーブ。石がいっぱい積んであってそこからスタートするのだが、ガバホールドに届けば超簡単、届かなければ激ムズ。私はもちろん届かず発信不可能、ロープで引っ張ってもらってスタート。そこからは快適で最後だけちょっと悪いムーブが出てくる。スタートがあんなでなければ私に丁度良いルートなのにな〜と思いつつ、フォロー回収一回で終了。

ダンナがM村さんが登っている7aにトップロープを掛けてくれたが、これもスタートが悪い(ちびは届かない)。やっぱりロープで引っ張って(M村さんに持ち上げて)もらって発信。下部は快適だがやはり核心部に入っていくと厳しい。
M村さんは、2便目でRP。

ダンナは、
Telemaster 8a をトライ。1回目、ムーブ確認しながらヌンチャクかけ。2回目はどこまで行けるか狙って・・・が、何度もテンション掛けながらのトップアウトになった。やっぱり気温低いといっても日向カンカンでスタンスが利かないし、かぶってるし、長いし。。。でもムーブは全部できるので、コンディションが良ければ登れそうです。

Yo子さんも、6b、6b+のルートをオンサイト。
成果が無いのは、我が家のみ。

■今日は曇ったり晴れたりの繰り返しで、曇れば寒いし、晴れれば暑い。
スペイン人に天気予報を聞いたらスマートフォンで調べてくれて明日は「May Be Rain.」とのこと。

■20時頃、キャンプ場に戻ってきた。
今日のシャワーは快適。

★夕食★
ベーコン(ハム?)丼
トマト
Ulldemolinsワイン(今日は半分で我慢)

■0時前にお休み。

7a(名無しルート)をトライ中のM村さん。
Telemaster 8a をトライ中のダンナ。





≪ダンナのコメント≫
■昨晩の嵐は夜中に収まったが、風が冷たくて寒い。雲も多い。
なので、今日はRaco de les Espadellesエリアへ出動。 このエリアは1日中、日向カンカンなので4月は時期外れなのですが、こんな日ならいいかも?って思って・・・。でも、やっぱり日当たりが良すぎてスタンスの利きが悪くて苦戦でした。今回のツアーはこのエリアはパスですね。。。



4月12日(木) 雨 
◆雨予報なのでレストに変更。

■8時半頃、起床。空は曇り。

★朝食★
オレンジ
コーヒー
一昨日のパエリヤに玉子載せて

■ストレッチをして、11時40分に出発。
レセプションに立ち寄って天気予報お聞いてみた。ここ1週間で今日が一番天気悪く、明日は比較的良いという予報。出かける準備してたのでそのまま走り出すが、数百メートル行ったところでUターン(Yo子さんが出かける前にレセプションに聞きに行こうと言ったのに・・・)。
■本日はレストに決定。クライミング道具を降ろしている間に、ダンナがレセプションに買い物するにはどこがよいか聞きに行った。リェイダ(Lieida)の方が近いと思うのだが、買い物ならレウス(Reus)の町中が良いとのことだった。

■まずはトポを買いにシュラナ(
Siurana)のキャンプ場を目指す。前回ほどではないが、車がいっぱい駐車スペースに停まっている。

岩を見ながら走っていると、若者が親指を立ててヒッチのサインを出している。仲間が数人いて車から荷物を出して登りに行く準備中と言う感じ。車を停めて「一人しか乗れないよ」と言うと、「一人でOK」と言うので、キャンプ場まで載せて行った。ドイツ人の青年できらきらした目と笑顔がイラン(ドイツ人の友達)そっくりと思った。英語で少しコミュニケーションがとれて楽しかった。

キャンプ場はイースター休暇を過ぎても賑わっていた。
天気はすかっかり雨。
背景の建物が旧山小屋(Refugi)。
思い出の多いなつかしい場所ですが・・・。
今は『Refugi』と看板を出したレストランです。


キャンプ場のバーでリェイダ(Lieida)周辺とシュラナのトポを購入。クリームパン(クロワッサン生地の中にクリームが入っていてグラニュー糖がまぶしてある。外はかりんとうみたいな味でサクサク、中にクリーム)を買って食べた。
■傘をさして、シュラナの村を散策。
13年前は閑散とした寂れた村だったのに、すっかり観光地になっている。お土産物屋ができ、バーもお洒落ににって、ホテルもできていた。
13年前泊まった山小屋もレストラン&バーに改装され中に入ることができず、外から覗いて岩壁を確認しただけ。山小屋の屋上(岩を壁にして小屋が建っていて、その岩壁の上)には上がることができ、そこからの眺めは雄大で、13年前はここでストレッチとかしていたのだけど、贅沢な感じがした。

■教会は昔のまま、お祭りのときに使う人形を飾っていた(ガラス越しに見学、中には入れないようになっていた)。公衆トイレも現存。でもお城(廃墟)は修復でもするのか柵ができて入れなくなっていた。

■駐車場近くの岩場を見に行くと、岩の上部が庇になって濡れないので、たくさんクライマーが登っていた。ルートが濡れちゃうところは待機状態。
旧山小屋の屋上の岩畳で。
昔はここでよくストレッチしたのですが。
夜は星空を見ながらお酒を飲んだり・・・。

■そして13年前にお世話になったレウス(Reus)の大型スーパー・プリカ(Pryca)を目指す・・・が、道も街も変わってしまって所々記憶にある風景が出てくるが見つからない。見つかったのは、ドイツ系スーパーのAldy、Lidl、フランス系の毎度お馴染みデカトロン(Decathlon)、でっかいカルフール(Carrefour、こちらもフランス系スーパーだが駐車場がない?)、外周道路を回って最後に見つけたフランス系スーパーSimplyで買い物をした。まあまあ大きなスーパーで色々買い出しできたが、キャンピングガスが買えなかった。フランスほどそそる食材がないけど、豆缶やタパス缶詰がおいしいのでいっぱい買った。Simplyで買い物したら、Simplyのガススタの割引券(格安)が付いて来たのだが、給油したばかりで残念。

■17時頃、キャンプ場に戻ってきた。レセプションの女性に「レウスで良い買い物ができたか?」と聞かれたが、とりあえず「Yes」と答えておいた。レウスは大きすぎて町中には入れませんでしたと言うのも面倒なので。。。

■今日のお弁当用に買った(食べる暇がなかった)ハムとエメンタルチーズをつまみに、明るいうちからビール。
ダンナはスープの仕込み、私は洗濯。

★夕食★
生ソーセージのボイル
ドイツの魚缶(マスタードソース)
ごはん
魚缶のマスタードソースをごはんに掛けると最高!
昨日、残したUlldemolinsワイン。
少し酒の量を減らしてます。
仕込んだスープは、明日へ。

■22時過ぎ、就寝。
空は半分晴れて星空、半分曇って雨ポツポツ。

≪ダンナのコメント≫
■朝は曇り。昨日、岩場でスペイン人に天気予報を聞いたら「たぶん雨」と言っていたが・・・キャンプ場を出る直前にレセプションで天気予報を見させてもらったら午後は完璧に雨そう・・・明日は大丈夫そう・・・。なので、急遽、本日レストに変更です。
■まずは
Siurana(シウラナ)へトポを買い出し。行く途中から雨が本降りになった。ついでにSiuranaの村を散歩したが、13年前との違い・変化に驚くばかり。かつての山小屋は、Refugiと看板は出てるけどレストラン・バーになっていて、小屋内のボルダー(ルーフトラバース)は岩の表面全体が削られてホールドの痕跡が微かに残る程度。もちろん小屋番のトニーはもういない。トニーは何処に行っちゃったんだろう? 村には民宿とレストランが何軒か出来て、お土産物屋まである。よく散歩した城跡は、フェンスが出来て立ち入り禁止・・・。見事な変わりようにビックリです。



4月13日(金) 曇り/晴れ、風 
◆Margalef(マルガレフ)でクライミング。

■8時50分に目が覚めてびっくり。
昨日22時過ぎに寝たので、7時くらいに目が覚めると思っていたのに。11時間睡眠。それでも体はだるい。
空は曇りで、寒い。
オレンジを食べて、コーヒーを飲む。

★朝食★
イカのサルサソースで炒めたパスタ。

■ストレッチをして、12時マルガレフ(
Margalef)へ出発。
気温が低いので日陰エリアは寒いかな〜と言いつつ、日陰エリアのCan Pesafiguesでアップ。晴れたり曇ったりで、登ると蒸し暑い感じだ。

今日は、3本トップロープで登った。
Camborius 6a+
出だしのスタンスが悪く、ムズい。ノーテンション。

Tasmanian Devil 6b
これも出だしの核心で落ちたが、その後ノーテン。
ダンナに「リードすれば良かったんじゃない?」と言われたが・・・無理(緩傾斜怖い)!
Maar Galluf 6c
出だしが薄かぶりでパワー系、後半は緩傾斜
。久しぶりに身体張力を使うムーブが出てきて楽しかったのだが、取り付きが斜面で悪いのと、ホールドがギザギザでダンナのアップにならないので、このルートは封印。

前回来たときは大賑わいだったが、今日は貸し切り状態だった。
M村さんと、Y子さんは、サクッとアップを終わらせて隣のエリアに移動し、別行動。

Cava Soleiada(隣の隣の)エリアへ移動。
どっかぶりで綺麗な岩。風が吹き抜けて砂埃がすごい。対面の日向エリアはやっぱり暑そうで、日陰エリアで正解であった。

ダンナの本題。
Dector Feelgood 8a
掛かっているヌンチャクを借りて、ムーブ探りに行く。

ここも貸し切りかと思っていたら、カップルがやってきて、私たちも登って良いかと聞いた後、二人で同じ
Dector Feelgood 8aをトライ。二人とも下からテンションかけかけのトライで、RPは遠そうです。

ダンナ気合いを入れて2本目。
2撃か!っと思ったら落ちてきた。(さっき確認してた)だましホールドに騙され落ちてきた。今日は時間切れで終了ですが、次回はきっと登れるでしょう。

ダンナが登っているとき「アレ、アレ」と声援を送ってくれたカップル。降りてきたダンナに彼女が「ヨクデキマシタ」「オミソレシマシタ」って。

聞けば神戸に留学したことがあるそうな。最初「スペイン語と英語どっちが良い?」と聞いてきた彼女、スペイン語も話せるのかな?でもフランス人の彼とは英語で話しているので、フランス語は話せないのかな?
彼女から激励の言葉をいただき、バイバイ。

■M村家はまだ登っているだろうと隣のエリアに行ってみるがいない。駐車場まで戻ってみたら、駐車場のそばのエリアで登っていました。今日は、M村さんが7bをRP、Y子さんが6cを2本RPしたそうで、すごいな〜!
Cova Soleiadaエリアのダンナ。
ルートを物色中。どれをやるのかな・・・?
Doctor Feelgood 8aをトライ中のダンナ。
2回目で核心を越えて『2撃だ!』と思ったのに、
なんとムーブを間違えて落ちてきた。


■20時頃、キャンプ場に戻る。
週末なので、お客さんが増えている。
シャワーは快適(お湯が出たり出なかったりではなく、お湯が出るところと出ないところがあることが判明)

★夕食★
昨日、仕込んだ肉団子と野菜のスープ
豆缶(開けるとき、逆噴射)
・・・一番安い缶詰だったが、豆が大きくて美味しい。
ドイツの魚缶詰
ご飯
アラゴンのワイン、1ユーロしないチープワインだが美味しい。

■食器洗ってから、お茶飲んで、23時頃、お休み〜。
風が強い。
夜中も車がやってくる。
2時ころまで、眠れず・・・。

≪ダンナのコメント≫
■今日トライした課題(
Doctor Feelgood 8a)は、1回目ハングドッグでムーブを作りに行ったら、特に引っかかる場所がなくて最後まで普通にムーブが出来てしまった。一昨日やった8aより明白にムーブが簡単。これってかなりお買い得?
2回目は狙う気マンマンで攻めて核心も越えて、上部あと少しの場所でムーブを失念・・・うっかり騙しホールドを握ってしまい、パンプのために修正できずに落ちてしまった、2撃できず。。。長い前傾ルートで、そこそこに力(ちから)を使う、しかも似たムーブが多いので『いかに効率が良いムーブを覚えるか?』が核心かな?
とても面白いルートなので是非レッドポイントしたいです。



4月14日(土) 雨 
◆雨のためレスト。

■7時半の目覚まし時計の音で起きられず、8時45分起床。
一昨日の予報では雨だったが快晴。ダンナが起きたときには、雲が出てきたが晴れ。

★朝食★
オレンジ
コーヒー
イカ墨缶のパスタ

■すっかり曇り空になった。
珍しく早く準備完了し、11時頃出かけようかという頃に雨がパラパラ。少し様子を見ようかと話しているところで、いよいよ本降りの雨となった。レストに決定。
■レストなら・・・と、ダンナがWi-Fi Freeかどうかバーに確認しにいった(ブログサイトの急な仕様変更で、PCから設定変更をする必要が出てきたので)。

ダンナが戻ってきて、レセプションのおばちゃんに聞いたら、「そこ!そこ!」とバーではなくて、屋外のテント(屋根だけ)の下にテーブルと椅子が置いてあるところを案内されたって・・・。テーブルにコンセントもある。暗号キーを教えてもらうシステム。ロデジャーのキャンプ場では、バーに入らないと繋げられず何かと不便(コーヒー頼んだり気を使う・・・)だったので、このシステムは有り難い。

早速、PC持って設定しに行った。
隣でフランス人が「繋がらない、繋がらない」と悩んでいた。
滞在中とてもお世話になったWi-Fiコーナー。

■12時半、買い出しに出発。
途中の街のクライミングショップに寄った。この前のアメリカ人青年に会った。
レウス(Reus)を目指す。前回素通りした、リーデル(Lidl)に入って見た。大きな店舗だが、売っているものはこの前の店舗と同じで、探していたキャンピングガス、サプリメントは置いてなかった。土曜日の昼過ぎで混雑していた。

1ユーロで買ったハムを食べたあと、次のスーパーを探す。今度はこちらも前回素通りしたカルフールへ。入ってみてびっくり。駐車場の様子、店舗の構造、これは紛れもなく13年前お世話になったプリカだ!カルフールになっちゃったんですね。
カルフールはお大きすぎて捜し物をするのは大変。やっぱりキャンピンガスもサプリメントも売っていなかった。ただサプリメントはスーパー隣接(同じ建物)の薬局で買うことができた。スペインは薬事法の問題でスーパーでサプリメントを売ることができないのかもしれない。

疲労困憊して(買い物は疲れる・・・)岐路へ。

■17時頃、キャンプ場に戻ってきた。時間があるので、またPC持ってWi-Fiプレースへ。ダンナはブログのアップ。最初は晴れて暖かかったが、曇ると風が冷たく寒い。すっかり冷えきってテントに戻ってきた。
今日のシャワーは、熱すぎ! 浴びれないほど熱いので、いつもぬるいお湯しか出ないシャワーに移った。いつもよりは暖かいお湯が出た。

★夕食★
パスタ+キノコのパスタソース
・・・何故か給食を思い出すチープな味。
どうして美味しいフランスのパスタソースがスペインには入ってこないのだろう?
ハーブ入りソーセージ
・・・これは美味しかった。
一昨日仕込んだ野菜スープ。
昨日の残りのアラゴンワイン
・・・少し酸っぱくなっていた。
今日の晩ご飯。

■片づけた後(ビールひっくり返したり、ワインひっくり返したり大騒動)、椅子を外に出して、夕日を見ながらワインを飲んだ。
テントに戻って、お茶を入れ、不味いオシャンのヨーグルトにアスパルテームを入れて甘くして食べた。

■23時就寝。

≪ダンナのコメント≫
■天気予報は悪いはずだが、朝から晴れ。??
昨日のルートをやる気マンマンで準備してたのですが、だんだん天気が悪くなり、『さあ出かけよう!』としたら雨が降り始めた。あっという間に本降り。スペインの天気予報は良く当たる・・・。明日以降は良いらしいので、『よく当たる』らしい天気予報に期待しよう・・・。そんなわけで、今日はレストでした。



4月15日(日) 晴れ 
◆Santa Ana(サンタ・アナ)でクライミング。

■夜中から雨が降っている気配だったが、8時前に起きたときは本降りの雨。段々雨が弱くなり、晴れてきた。気温は低い。
★朝食★
エビ味、カンフウ?ラーメン+玉子

■11時過ぎ、出発。
M村さんリクエストで、サンタアナ(
Santa Ana)に行くことにした。日陰エリアを登ることになるので寒いかもしれないと思ったが、晴れて徐々に気温が上がり丁度良いコンディションになった。

■13時頃、サンタ・アナ(
Santa Ana)到着。
カーナビをセットしたら何故か前回と違う道を案内され、それに従って行ったら前より時間がかかってしまった。でも観光には楽しいルートだった。

途中通過した街にサンチャゴ巡礼路(
El Camino de Santiago)を表す標識が立っていた(この辺りって巡礼路だったけ?)。
朝からラーメン。

Senderoエリアでアップ。
Garci 6a
Tonal V+

ともにトップロープで登ったが悪かった。小川山っぽい?
ダンナは、
Bocata Fu-Man-Xu 7b+をオンサイト。

Escaleras al cieloエリアへ移動。
ダンナがプチOrgonと言っていたエリア。
Via del pito 7a
超お買い損7a。トップロープで登るがムズいです。核心ムーブできず。

ダンナの本気トライ。
Sessio de Rabia 8a/+
2撃だ!と思ったら、また最後の最後でフォール。指の皮を削って大流血し、なかなか核心抜けられず、回収できないのではと心配したが、何とか抜けて回収。

今日は日曜で、大混雑かと思ったらそうでもなく、スペイン人の人カップル1組を残し、皆帰ってしまった。
残ったスペイン人のカップルはSenderoエリアで会ったときは無愛想だったのに、ダンナが8a/+を登り始めたらギャラリーとなりスマートフォンで動画を撮り始め、ダンナがトップアウトしたら、拍手してくれた。
そして本気トライのあとスペイン語で話かけてきて(分からないよう〜)、指の怪我を心配してくれたようで、薬を持ってきて消毒した後、ガーゼを当ててくれた。
最初と印象がガラリと変わった。

「グラシャス!アディオス!」とお互い笑顔でさよなら。
M村さんは、7b+、7a、7a+をトライ。
Y子さんも、
Via del pito 7aをトップロープトライ。ムーブできてました、強い!

■18時過ぎ撤退して、21時前に戻ってきた。帰り道はまた別ルート。帰りの方が早かった?
Via del pito 7aをオンサイトするM村さん。
Sessio de Rabia 8a+ をトライ中のダンナ。

帰り道、前方の雨雲の下で稲妻が!もしやキャンプ場は雨?かと思ったが、雨は降った形跡なく、洗濯物は乾いていた。
今日のシャワーはオーバーワークかダンナが浴びたときは熱いお湯がでたが、私のときはぬるかった。

★夕食★
アルボンディガス(Albondigas、ミートボール)缶詰
インゲン豆缶
ドイツの魚缶
トマト
ご飯
缶詰だけでも幸せ!
カタルーニヤ(Catalunya)ワインは苦くてまずかった。
味のないワインに樽の香りだけがする・・・。

今日も風が強い。

≪ダンナのコメント≫
■M村家は遠慮がち?なかなか希望を言ってくれないので、私の好みで
Margalef(マルガレフ)にばかり行っている。でも4/21に帰国予定のM村家は、クライミング出来るのはもうあと僅か・・・。そんなわけで今日からは、M村家に岩場選択をお願いです。
まず今日はM村さんの意外な希望で
Santa Ana(サンタ・アナ)。じつは私も行きたかったのですが、M村さんがそそらないかな?と思って遠慮していた。f^_^;
■私は
Sessio de Rabia 8a+ をトライ。日本にいる時からトポの写真を見てやってみたかったルート。すごくかかりの良いポケットのジムナスティックな内容で、ムーブはまったくOK。とても楽しい。2回目は早速狙いに入ってみたが、最後のムーブ(遠いアンダーポケットに差しに行くところ)で落ちてしまった。非常に残念。。。と言っても、通してくるとたぶんそこが核心になるのかな?と感じてたので、まあ順当か??指の皮もむいてしまって流血・・・。次回の再トライが楽しみです。



4月16日(月) 晴れ、強風 
◆Siurana(シウラナ)へハイキング?

■8時頃、起床。
今日は、朝から晴れ。風が強い。

★朝食★
コーヒー
オレンジ
トマト
サーディーン缶詰でパスタを炒めて、青海苔トッピング
昨日食べ忘れた野菜スープ

■ダンナがWi-Fiコーナーでバルセロナのホテルを調べる間、洗濯。
11時に出発準備整うも、ダンナもM村さんも昨日、指の皮をむいて本日はレストモード。
それではとシュラナの岩場見学をすることに。
お弁当持ってハイキング?

■最初はカン・ピキ・プギ方面を1週。
Anabolica 8a(13年前、ダンナがRPしたルート)が懐かしい。結構悪いアプローチという記憶があるが、そこそこ悪かった。次に移動して、エル・パチ方面を散策。La Rambla 9a+をまじまじと見た。

日差しが強く歩くと暑いが、風が強くじっとしていると涼しい。8bなどの難しいルートも日向かんかんの中登っている人がいた。この前のイースター休暇の時ほどではないが、大盛況だった。
戻ってくるときに、この前マルガレフのCova Soleiadaエリアで会ったフランス人とスイス人のカップルに会った。

時間が早いので、気になっていたアルバルカ(Albarca)村によってみたが、何もない。強いて言えば山小屋があるくらい。。。

■16時過ぎ、ウルデモリン(
Ulldemolins)の雑貨屋(食料品店)に行ってみたが閉まっていた。営業時間が書いてない。近くの雑貨屋さんの方には営業時間が書いてあって、平日〜2:30、17:30〜21:00、日祝日〜14:30となっていた。田舎の村は昔のまま(長いシエスタ休憩がある)。

16時過ぎ、キャンプ場に戻ってきた。洗濯物は風が強いので気持ちよく乾いている。本日2度目の洗濯をした。
ダンナはWi-Fiコーナーでブログアップ。

■18時頃、シャワーを浴びる。今日は途中から熱湯。何とか浴びた。

★夕食★
アルボンディガス(Albondigas、ミートボール)缶詰
ひよこ豆缶
ドイツ魚缶(プルトップのタブが壊れて大騒動)
トマト
ご飯
昨日の残り、カタルーニャワイン。
Can Piqui Puguiエリア
Anabolica 8a があって、かつて通ったエリア。

Siurana(シウラナ)
クライマーで賑わっていた。

夕日を見ながらワイン。

■片づけをしてから、21時前、外に椅子を出して、夕日を見ながらワインを飲んだ。
今日はあまり赤くならず、残念。

■お茶を飲んで、22時半頃就寝。
さっきまで眠かったのに、寝ようとしたら目が冴えてきた。眠れず・・・。

≪ダンナのコメント≫
■残念ながら私は昨日ムイてしまった指皮が痛くて強制レスト。(>_<)
とりあえず、みんなのビレイをするために準備して出発しようとしたら、皆さんも昨日の充実したクライミングでお疲れの様子・・・なので、今日はハイキング気分で
Siurana(シウラナ)にエリア・ルート見物に行くことにした。私は以前、Siuranaではだいぶ登っているので、今回はあまりSiuranaは興味無しなのですが、M村家は初めてなので見学だけでも・・・。m(__)m



4月17日(火) 晴れ 
◆Tres Ponts(トレス・ポンス)でクライミング。

■7時半過ぎ、起床。今朝はすごく冷える。いつもだいたい6〜7度の気温が、今日は3度。昨晩トイレに起きたとき、きれいな星空だったから。

★朝食★
コーヒー
マンダリン
サルサイカ缶+鰹節でパスタを炒め、青海苔トッピング

■洗濯物取り込んで、10時過ぎ出発。
12時半頃、トレス・ポンス(
Tres Ponts)へ到着。途中オリアナの岩場が見えた。
ウルデモリン(
Ulldemolins)からトレス・ポンス(Tres Ponts)まで160キロくらい、約2時間半のドライブ。疲れます。
■着いたときは貸し切り、暫くして千葉のコンペに来たことがあるという片足のクライマーとパートナーが来た。6a〜6bくらいのルートを片足でリードしていた。

さらにもう一組がやってきて、総勢8人になった。後から来た2人の前を通るとき、何だか見覚えがある人がいると思ったら、2年前アリエージュの
GENATで会ったチリ人(アンドラで仕事をしている)マルコスだった。今日はアメリカ人の青年と一緒に来ていた。マルコスと声をかけると、マルコスも私たちを覚えていて、歓迎してくれた。福島原発のこと心配してくれた。マルコスはトレス・ポンス(Tres Ponts)のそばに住んでいるとのことで、家に遊びに来いと誘ってくれた。またGENATに行こうと誘われた。

その後、もう一組スペイン人が来て、今日は総勢10人でした。

アップ?
Rock Tea 6a+ トップロープ×1
・・・左のスラブのルートが悪そうなので、このルートにしたがこれもかなり難しかった。
ダンナは2ピッチ目の名無しルート6a+まで登ったが、50メートル以上あり、80メートルロープでも全然足りない・・・。

■登り始めたころは日が当たって暑かったが、日が陰ると風もあって寒くなった。夏でも登れる理由が少し分かった。マルコスは来月には10度くらい気温が上がると言っていた。

Anthrax 6b トップロープ×2
・・・辛い。上部核心ムーブできなかった。
Pan de Puta 7a
・・・ダンナのみアップで。M村さんのヌンチャクを借りて、オンサイト。
Catacrac 8a/+
ダンナ本気トライ。下部は楽しいけど、スラブパートへのぬけ口が悪い(遠くて細かい)ので、RPは無理だな〜とのこと。
持って行ったトポは8aとなっていたが、最新のトポでは8a/+に上がっていた。
Tres Ponts(トレス・ポンス)駐車場から。
アプローチ至便。
取り付きで。巨大な前傾壁に圧倒されます。


M村さんは、Pan de Puta 7aをRP、7bのオンサイトを逃して雄叫びをあげ、最後にAnthrax 6bをオンサイトして終了。Y子さんも、Pan de Puta 7aをリードしてました。

■19時過ぎ、撤収。
オルガニヤ(
Organya)のキャンプ場を視察。街も近いし快適そうだった。5月はここに移動予定。

■22時前、キャンプ場着。
星空だが、キャンプ場は暖かい。
今日も熱湯シャワー。

★夕食★
アルボンディガス(Albondigas、ミートボール)缶詰
インゲン豆缶
ドイツ魚缶
ご飯
ラマンチャ(La Mancha)のワイン

■0時頃、お休み。
Y子さんのお友達がキャンプ場に来てみたいというので計画するが、やっぱり難しいということで中止になった。

≪ダンナのコメント≫
Ulldemolins(キャンプ場)からTres PontsOrganyaの3.5km北)までは160kmちょっと。
だいぶ以前のGrimper(フランスのクライミング雑誌)でこの岩場が紹介された時に、『メインエリアは午後すぐ日陰になって風が通って夏でも登れる岩場』と書いてあったと思うが、まさしくそんな感じ。5月になると
Margalef(マルガレフ)はきっと暑くなると思うので、ここは移動先の最有力候補です。今日は偵察を兼ねたクライミング。



4月18日(水) 晴れ、強風。夜は雨。 
◆タラゴナ(Tarragona)で観光。

■8時前に起床。
どんより曇り、雨が降った形跡あり。
気温は10度で、昨日より7度も高くいつもより暖かい。
昨晩はぐっすり眠れた。

★朝食★
コーヒー
オレンジ
イカスミ缶でパスタ炒めて、青海苔トッピング

洗濯
ダンナは、Wi-Fi使ってバルセロナのホテルチェック。
晴れてきた。風が強い。

■12時頃、出発。
レウス(
Reus)で買い出し。キャンピングガスを購入するため(どこのスーパーでも穴開け式のカートリッジを売っていなかった)最初にデカトロンによったがここにもない。仕方なく前にSimplyで互換が怪しい(形が少し違う)のを見つけていたのでそれを取りあえず購入することにした。プリカ転じてカルフールでの買い物を変更して、Simplyで買い出し。ハム(オリーブ入りで200g1ユーロ)とバケットのガーリックトーストを買ってお昼ご飯。
■タラゴナ(Tarragona)で観光。ランブラ・ノバ(Rambla Nova)通りの地中海のバルコニー(Barco del Mediterani)の側の駐車場に車を入れた。駐車場の女子トイレは受付で鍵を借りて入る(ドアに張り紙してあるが読めないのでドアを引いたり押したりしていたら受付の人がおいでおいでをしていた・・・)。トイレは予想に反してとてもきれいだった。

■地中海のバルコニー(
Barco del Mediterani)から円形競技場(Amfiteatre)へ。第一印象は「小さいなぁ〜」(NimeとかOrangeででっかいの見てるから)。
外から全景は見えるのだけど、中に入るのは有料。1.6ユーロくらいなら見ておくかといざチケットを購入したら、一人3.15ユーロ(見間違えてた!)だった。回廊とか外から見えないところも見せてもらえるものと思ったら全然。すべて柵がしてっあってはいれない。3.15ユーロは高かったかな?
円形競技場(Amfiteatre
入場料3.15ユーロ/1人は高かったな。
これで入場料取るのかぁ?とガッカリの内容。

■北上してプレトリとシルク・ローマ(Roman Praetorium and Circus)と考古学博物館(Museu Arqueologic)を外から見学(こっちを見学した方が楽しそうだった)。さらに北上してカテドラル(大聖堂)へ。カテドラルに入るのも有料。3.80ユーロは高すぎなのでこちらも外から眺めただけ。
■ツーリストインフォメーションに寄って場所を聞いて、ラス・ファレラス水道橋(Lagueducte de les Ferreres)に向う。タラゴナ(Tarragona)から4kmくらい走ったところに最寄りの駐車場があった。駐車場から5〜6分歩くと橋まで行ける。こちらの印象は可愛い。ポン・デュ・ガールをちっちゃく(細く?)した感じ。悪魔の橋(Pont del Diable)の異名があるのは何故だろう?公園にローマ水道橋がぽんとある感じで無料だし歩いて渡ることもできる。
ポン・デュ・ガールが大観光地化しているのと対象的。

今日のタラゴナ(
Tarragona)は晴れて、暑いくらいだった。
ここで観光終了して岐路へ。

■キャンプ場に近づくにつれ雲行きが怪しくなりキャンプ場手前で雨が降り始めた。

■18時前、キャンプ場に戻って来た。キャンプ場は寒い。洗濯ものは濡れる前に無事回収できた。
今晩も風が強く、時々雨がぱらつく。
ラス・ファレラス水道橋
Lagueducte de les Ferreres

★夕食★
生ソーセージをフライパンで焼いた
ココ豆の炒め物
ドイツ魚缶
ごはん
昨日の残りラマンチャワイン
オレンジ

■22時過ぎ、就寝。

≪ダンナのコメント≫
Tarragona(タラゴナ)には何度か用事で来た事はあるのですが、観光するのは今回が初めてです。Tarragona(タラゴナ)はなんと言っても、ローマ時代はヒスパニア・タラコネンシス(Hispania Taraconensis:ローマ帝国属州)の州都。ローマ遺跡を見るのが楽しみだったのですが・・・目玉の円形劇場ですでにガッカリ。もっと気合を入れて復元すればいいのに・・・。 かなり期待はずれで落胆して旧市街を散歩。 ついでだからと寄ってみた郊外のラス・ファレラス水道橋はなかなか良かった。Tarragona(タラゴナ)の観光はもう来る事は無さそうだな・・・。



4月19日(木) 晴れ、時々通り雨 
◆Tartareu(タルタレウ)でクライミング。

■8時起床。
気温9度、どんより曇り空。雨がパラっと来た。
昨晩はミストラル並の強風が吹いた。テント壊れないか心配だった。

★朝食★
コーヒー
オレンジ
人参とCoco豆いっぱいの雑炊、七味

■洗濯して一息ついたところで、M村夫妻がテントにやってきて、どこへ行くかテント内会議。
M村さんの「行ったことがないところ」というリクエストで、タルタレウ(
Tartareu)に行くことに決定。
■12時前に出発、14時前に岩場到着。
Guacamoleエリアへ。
アプローチは10分かからないくらいで、最後が少し急登なだけでなだらかな登り。
怪しい雲が出ていて「雨降らないといいな〜」と言いながら歩く。

荷物を置いてルートを物色していたら雨が降り始めた。通り雨とは思うが結構激しい雨で心配したが間もなく止んだ。アップを開始したところで、また雨。今度は雷つき。トップロープ中の私はゴボウで回収。これも通り雨で間もなく止んだ。

■本日の課題。
Johnny Babuchas 6b トップロープ×4
1回目、ダンナが快適なルートと言うのに全然快適に登れず、凹む。途中から雨でゴボウ
回収。
2回目、もう一度ダンナにトップロープ張ってもらって登る。
3回目、ノーテン。リードすれば良かった。2回目登ったときは無理と思ったのだけど。
4回目、回復せず。フォロー回収。
やや前傾で、とてもおもしろいルートだった。

■ダンナのアップ
Johnny Babuchas 6b
Emental vertical 6b
Cuina lleugera 6c+


■ダンナのオンサイトトライ
Puput 7b+
・・・オンサイトならず。2撃。
Guacamole 7b
・・・オンサイト

■M村さんは7bを、Y子さんは6c+をRP。
午後日陰になるエリアで、今日は寒かった。風がないのが救い。
今日は岩場貸し切りでした。
■19時半頃、撤収。真っ青な空になっている。

■22時頃、キャンプ場到着。
キャンプ場は相変わらず風が強い。洗濯物が気持ちよく乾くのは良いのだが・・・。
今日はぬるいシャワーを浴びた後、熱いシャワーを浴びて出ようと思ったら、ぬるいお湯しか出ず・・・。寒い!
Johnny Babuchas 6b をトップロープ。
7bを登るM村さん

シャワーから戻ってきたらダンナが「椅子が猫の足跡だらけ」と言う。ゴミ箱も漁ってたし。そう言えばパンの袋がない。探したら机の下に転がっていて、かじりかけのバンが転がっていた。残りのパンは無事。おいしくないので置いていったのだろう。
「贅沢なんだよ」とダンナ。

★前菜★
イカ墨缶
ベーコン(ハム?)

★夕食★
ベーコン丼
トマト
ムール貝の缶詰
・・・ビネガー味?不思議な味だった。
Simplyで買ったラベルなしの安ワインがすごくおいしかった。

■0時前、就寝。
≪ダンナのコメント≫
■M村さんの提案で今日は
Tartareu(タルタレウ)。ちょっとマイナー気味な岩場です。Ulldemolins(キャンプ場)から北へ、LLeidaの北、Santa Linya(サンタ・リーニャ)よりまだもう少し先、100km位のドライブです。
Tartareuは、岩質はVolx(ヴォルクス)に似ていて、高差10数m〜20mちょっとの短めのルートが並ぶ。易しいルート、特に6台中盤〜7台中盤が充実していて、数字のワリには傾斜があって面白い内容のものが多い。楽しいエリアです。



4月20日(金) 晴れ/曇り 
◆Margalef(マルガレフ)でクライミング。

■8時起床。起きたときはピーカンだったけどだんだん雲が出てきた。
レセプションで今日まで(14日分)のキャンプ場代を精算した。長期割り(25%引き)で安かった。
レセプションのおばさんはとても感じの良い人で、日本人は初めてだと歓迎してくれていて、どうやってココ(
Montsant Park)を調べかと聞かれた。

日本人のクライマーはシウラナ(
Siurana)かマルガレフ(Margalef)の山小屋に泊まるのかな?
もっとも日本人と言わずこのキャンプ場には私たちの他にクライマーは二組(フランス人)しかいないけど。

■12時頃、出発。
マルガレフ(
Margalef)、Ca la Martaエリアへ。
チェコ人のカップルが来て彼女の方が「こんにちは」と挨拶。日本語知ってるのっていったら「ありがと」「さよなら」「お飲物はいかがですか?」しか知らないと言っていた。

彼と2人で7bを登っていた。
その他一組来たがすぐ帰ってしまった。

■アップ?
Ballarin 6b
・・・すごく難しかった。
名称不明 6bBallarinの右隣)
・・・1本目のルートほどではないが悪かった。

Pedopulsion 7a 
・・・トップロープを張って貰ってトライ。ムーブはできたようなできないような。7aとしては簡単な方だと思うが私には簡単ではない。
この7aをM村さんはオンサイト、Y子さんは2撃してました。

■ダンナ
Twist as lola 8a 強烈に悪い。

最初は風もあって寒かったが、だんだん蒸してきた。
19時になって終了かなというところで雨が降り始めた。
止むのを待って撤収。
帰り道、ずっと虹が出ていた。

■20時過ぎ、明るいうちにキャンプ場着。
ダンナはブログアップ。私は早めのシャワー、今日は暖かいお湯をたっぷり浴びれました。
また連休なのか、住人が増えた。

★前菜★
イカ墨缶
ソーセージ
ビール

★夕食★
肉団子缶・・・いつもの白い缶が売ってなかったので赤い缶を買ったがいまいち。
豆缶・・・Simplyの缶詰最悪、油が多くて揚げ物スナック菓子の味?
昨日と同じムール貝の缶詰
ご飯
しそわかめふりかけ・・・今日はこれが一番おいしかった?
昨日の残りワイン
口直しにまたイカ墨缶

■今晩は気持ち悪いくらい無風。
いつもビュービュー風が吹いているので、静かすぎて気持ち悪い。雨も時折ぱらぱら。

■23時過ぎ、消灯。
明日はバルセロナです。

Ballarin 6b をトップロープ。
Pedopulsion 7a を2撃するY子さん。
Twist as lola 8a をトライするダンナ。
Pedopulsion 7a をトップロープトライ。

≪ダンナのコメント≫
■今日はM村夫妻の最終クライミング日です。
Margalef(マルガレフ)のCa la Martaエリアへ。Pedopulsion 7a をみんなで登ったが、M村ダンナはオンサイト、Yo子さんは2撃。最終日にも成果ありで良かったです。



4月21日(土) 晴れ 
◆Barcelona(バルセロナ)へ観光、M村夫妻とお別れ。

■8:20起床。気持ちよく晴れている。
M村家は本日テント撤収し、明日帰国です。

★朝食★
コーヒー入れて、オレンジだけ食べた。

■9時出発予定でしたが、10時頃の出発となった。やはり長期滞在後のテント撤収は時間がかかりますね。

M村家が、いっぱい置き土産を残して行ってくれた(トイレットペーパー、インスタントコーヒー、レジャーシート等々)ありがとう〜。Yo子さんが、プラスチックのたらいを気に入ったと言って鞄に詰めている。キャンプ場の洗濯板(?)付きの流しで洗濯するのが楽しいと言っていたYo子さん。何でも楽しんでしまうところ、素敵です。Yo子さんが昨日ウルデモリン(
Ulldemolins)で買ってきたお土産(Ulldemolinsのロゴの入った置き時計)見せてくれた。かわいい。
M村夫妻、テント撤収中。
キャンプ場が寂しくなりますね。

■レセプションによっておばちゃん(Mininさん)と記念撮影。

■M村さん希望で途中のコルヌデラ(
Cornudella de Montsant)のクライミングショップに寄りトポを購入(キャンピングガスを売っていることも確認できた、1缶2.60ユーロで値段もまあまあ)。タラゴナ(Tarragona)のデカトロンにも寄ってM村さん鞄を探すも良いものなし。

■バルセロナ空港を目指す。M村家は本日バルセロナ泊なのだが土曜日に町中のホテルを飛び込みで探すのはおそらく無理だろうということで空港周辺のホテルを探すことにしていた。が、空港(バルセロナ空港めちゃめちゃ広いです)の周りにホテルが全くない!諦めてバルセロナの町中へ。

■カタルー二ャ広場(
Placa de Catalunya)から空港行きのバスが出ているということで、まずはカタルー二ャ広場の周りのホテル探し。予想通りどこも空いていない。カタルー二ャ広場の近くの駐車場に車を停めて、また近くを探すが見つからず、その後も観光しながら見つけたホテルを当たってみるが空きなし(唯一空いていたのが160ユーロの部屋でM村さん高いと言って却下)でした。
■歩いてサグラダ・ファミリア聖堂(Baslica de la Sagrada Familia)へ。かなり遠くていっぱい歩いた。気づけば15時。お腹が空いたので、サグラダ・ファミリア聖堂の前の店でサンドイッチ(3ユーロ)を買ってベンチに座って食べた。バケットにサラミが挟んであるだけなのだが、ドレッシング(ソース?)が美味しくて結構行けた。

■そして13年ぶりのサグラダ・ファミリア聖堂。場所の感じもだいぶ変わっていたが、なによりびっくりしたのが人の多さ(駐車場出てからここまでの人の多さもびっくりだったが)、サグラダ・ファミリア聖堂に入場するにも長蛇の列。入場料も13ユーロ/人で高い(オプションを付けるともっと高くなる)。

西側の「受難のファサード」から中に入っていくと、13年前は工事現場だったところが聖堂としてできあがっていた。東側の「生誕のファサード」は、前回修復して真っ白で浮いていた部分がなじんでいた。地下の展示場を見学して終了。

13年前は階段を歩いて塔に登れたのだが、今は有料のエレベーターでしか登れなくなっていた。登ってみたい気もしたが、ここにも長蛇の列ができているので諦めた。

■次もいっぱい歩いてカテドラル(
Catedral)へ向かう。やっぱり人がいっぱい。中に入るのにここにも列ができていた。丁度見終わったところでミサの時間となり自由見学終了となった。昔は壁が蝋燭の煤で黒くなっていたのが、掃除され白くなっていて、蝋燭も廃止され、コインを入れると蝋燭型のランプが点灯するようになっている。遺産を残すという意味では合理的だが雰囲気はいまひとつ。
聖家族教会(サグラダ・ファミリア)
前回来たときよりだいぶ出来てきています。


■ゴシック地区をぶらぶら歩き、王の広間(Placa del Rei)も見学。Farggiという店でアイスを購入(山盛り盛ってくた)。めちゃめちゃ美味しかった。
アイス食べながら歩いていたら、サン・ジャウマ広場(Placa de Sant Jaume、時事政府庁と市庁舎が向かい合っている場所)で教育に関する?デモを行っていた。時事政府庁の前に警官がずらっと並んで重々しい雰囲気だった。

■サン・ホセップ市場(
Mercat de Sant Josep)を見学。プルーンを量り売りで購入。ココ&マンゴージュースを飲んだ(美味しかった)。

■カタルー二ャ広場(
Placa de Catalunya)まで戻ったところで、M村家がホテルを探しにいくが、160ユーロの高い部屋しか空いていなかった。

■夕方になったので、レストラン探しを始める。デカトロン発見。店の前に小さなクライミングウォールが置いてあり、普通の靴で青年達が登っていた。ちょっとデカトロンの中ものぞいてみた(店の構造が複雑)。
ゴシック地区でみんなでアイス。


■何件かレストランを見て、パエリヤの看板を出しているレストラン「CHOQUITO」に入った。客引きのおじさんが渋くてかっこ良い。
念願のパエリヤを注文。メニューを見ると、やすいパエリヤのメニューの下に、最低2人で22ユーロのメニューがあったので、私たちはロブスター、M村家はクラブのパエリヤを、飲み物はサングリアを注文した。
サングリアに沈んでいるオレンジの切れ端をフォークで突き刺して取り出して食べてたら、隣のテーブルの英語を話す人たちに注目されてしまった。でも美味しいので、そのままぱくり。

パエリヤが出てきてびっくり。とても食べ切れそうにない量が出てきて、かなり頑張って食べた。
私たちが入った時はがらがらだったのが、すぐに満員。2階はTVでサッカーの試合を流していて、ゴールしたのか歓声が聞こえて来た。

食後のコーヒー(エスプレッソ)が美味しかった。

そしてお勘定は、4人で約120ユーロ。私の頭の中は???
メニューの22ユーロは一人分だったんですね。私が腑に落ちないと言ったら、ダンナが「やけに安いと思ったんだ。一人22ユーロくらいが妥当な値段でしょ」と言うので納得。
みんなでパエリャ。
量が多くてちょっと辛かった。

ここの支払いもここまでの高速代(トンネルが多いせい結構高かった)も駐車料金も「お世話になったから」とM村家が払ってくれた。お世話したか付き合わせたのか分からない状況ですが・・・。ありがとうございます。

パエリヤの印象は、一度食べれば充分(いつもダンナが言っているのと同じ)。ダンナが作るパエリヤ(?炊き込みご飯)の方が美味しいと思った。店員さんが忙しく走り回っているのが印象的だった。

■食事中に降り始めた雨もレストランを出る頃には止んだ。
カルフールで買いだし。
こんな時間に行列ができているレストランがあると思ったら、レストランのTVのサッカー中継を外から見ている人たちだった。その行列を取材するTVカメラも来ていた。バルセロナチーム強いし、サッカー熱が高いですね。

■23時頃、M村家をバルセロナ空港へ送り届ける。ホテルに泊まれなかったら空港泊まりだねと話していた。M村家は長い夜になりそうです。

■さよならをして岐路へ。ナビは行きは海岸線の高速を案内したくせに、帰りは内陸のリェイダ方面をナビした。
1時頃、キャンプ場到着。昨日も遅くまで騒がしかったから今日もうるさいかと思ったら、静まりかえっている。

顔と足だけ洗って、お休み。
時々、雨がパラパラ。なかなか天気が安定しない。

バルセロナ空港のロビーで。
M村夫妻とはここでお別れです。
3週間お疲れ様でした。


≪ダンナのコメント≫
■今日はM村夫妻を見送り+
Barcelona(バルセロナ)観光です。
■サグラダ・ファミリア教会は13年ぶり。資金が潤沢になったのと、現代的な建築工法で・鉄筋コンクリートでガンガン建築が進むようになったおかげで、前回来た時よりも劇的に完成に近づいている。前回来た頃は『完成まであと200年』なんて言われていたと思うが、最近は『完成まであと10年』だっけか?
■果たして現在のサグラダ・ファミリア建築が・デザインが、ガウディが目指した『ガウディ建築』と言ってよいものか?極めて怪しいとしか言いようがない。ガウディは元々、詳細な設計図を残していないし、残した模型や弟子たちの資料もスペイン内戦でほとんど焼失・破壊されている。後代の人たちがほとんど想像で建築を進めている状況だ。しかもガウディ存命の頃と建築工法も全然違う。訪問するたびに疑念がムクムクと沸きあがってしまいます・・・。
■晩ご飯は、オクサン待望のパエリャ。せっかくなので豪華なのを選んだら、やっぱり食べるのが大変。2つ割にしたロブスターが入っていて、食べにくいこと・・・。 M村夫妻にご馳走になってしまいました。m(__)m
■バルセロナ空港でM村夫妻とお別れ。お疲れ様でした。また日本で会いましょう!



4月22日(日) 晴れ、夜中雨 
◆Margalef(マルガレフ)でクライミング。

■8時過ぎ、起床。
ヨーロッパ人のように、今日は朝シャワー。
コーヒー入れて、ビスケットをかじる。

★朝食★
ラーメン+ココ豆+玉子

■朝食の後、洗濯。

何だか疲れてダラダラしているうちに14時になってしまった。
レストにしようかとも思ったが、日曜で買い出しもできないので、とりあえず岩場へ。

■道沿いで駐車場もすぐそばの簡単なルートがあるCan Torxaエリアへ。
対岸がダンナのプロジェクトがあるCova soleiadaエリアで、アメリカ人達が登っていた。
風はあるが、晴れて暖かい。

日曜なのでローカルクライマーで賑わっている。選択肢がないので、凹角の悪そうな
Escalagmita 6a+から始めたが、見た目に反して面白いルートだった。次回はリードしたい。
El free pendo 6b+ をトライ中。
核心ムーブが出来なかった。
次にダンナがChachi qui chapi 7aを登るが、悪い(力が必要)というので回収してもらった。
El free pendo 6b+が空いたのでとりつくが、これが私の超苦手ムーブ(ムーブがない?)で、凹んで降りてきた。

私が水を持ってくるのを忘れたのもあって、本日はこれで終了。

■19時にキャンプ場に戻ってきた。
ダンナはWi-Fiコーナーへ、私は先にシャワー。
曇っているが、キャンプ場は無風。
★夕食★
肉団子缶
豆缶
でっかいたこ缶・・醤油があう
ご飯
Y子さんにもらったゆかり
片づけをしてから、お茶を飲む。

■10時半頃から、雨がパラパラ。
■23時頃、お休み。

★今日のルート★
−−私−−
Escalagmita 6a+
・・・トップロープノーテン
El free pendo 6b+
・・・トップロープ、核心ムーブできず。
−−ダンナ−−
Escalagmita 6a+
Chachi qui chapi 7a
El free pendo 6b+

・・・すべてオンサイト

今日の晩ご飯は缶詰ばかり。
肉団子、豆、タコ缶。
スペインの缶詰も美味しいです。




4月23日(月) 晴れ/曇り 
◆Margalef(マルガレフ)でクライミング。

■7時15分頃起床。
ダンナも何時もより早く8時前に起きてきた。
風がないので、テントの前室に出てテーブルで朝食。

★朝食★
コーヒー
オレンジ
サーディーン缶でパスタを炒めて、青海苔トッピング

■ストレッチをして、11時頃出発。
■昼頃マルガレフ(
Margalef)到着。
月曜日なのに駐車場にいっぱい車が留まっている。
Can Pesafiguesエリアもローカルクライマーでいっぱい。今日は祝日?
まだ岩に日が当たっている。
私のがRPしようと思っていた
Camborius 6a+も大人気でとりつく島もない。
仕方なく
Tasmanian Devil 6bをトップロープで登った。

右奥の空いている
Drac Sheran 6aを、ダンナがアップで登る。見た感じ行けそうだったので、リードした。このツアーの初リードです。面白いルートでフラッシュできて楽しかった。

あまりに人が多いので早々にCova Soleiエリアへ移動。
ダンナのプロジェクトルート
Doctor Feelgood 8aにはまだヌンチャクが掛かっている。
さっきまで晴れていたのが、曇り空に。少しだけ風が吹いている。

ダンナ気合い入れて1本目・・・フォール。新しいテスタロッサを履いたせいか、スタンスが決まらないって。
たそがれているところにM村さんから、無事帰国のメールが届いた。

気を取り直して2本目・・・フォール。
やっぱりスタンスが決まらない。湿気てるかも。前回は気温が低かったし、風がビュービュー吹いていたので岩のコンディションは良かったのかも知れない。

2時間くらい大休みして、これで駄目なら出直しと、3回目で見事RP!おめでとう〜。

ルートの下で写真を撮っていたら、スペイン人がもう一度登って撮ったらどうだ?と冗談を言った。
ずっとエリア貸し切りだったが、丁度3回目のトライを始める時にスペイン人(?、英語話してたけど)カップルがやってきて、RPしたダンナを祝福してくれた。

■18時頃、撤収。
ウルデモリン(
Ulldemolins)のお店に寄って、お祝いのUlldemolinsワインを買った。
キャンプ場に戻って、私は洗濯三昧。ダンナはブログをアップしに行った。

■夕日が綺麗だったので、夕日見ながらビールを飲んだ。
昨日、今日と、M村さんが帰ってからぜんぜん風が吹かない。

★お祝い★
Ulldemolinsのワイン・・・やっぱり美味しい。
たこ缶・・・ガーリック味で醤油が合う
イカ墨缶
イカサルサ缶
おこげ・・・成田のホテルで買ったスナック。
パン
オシャンのチョコ

Drac Sheran 6a
今年の初リード、初レッドポイントです。

Dector Feelgood 8a
取り付きで記念撮影。
登れてよかった。今回の初成果です。



■酔っぱらってお休み。
夜中から強風。
ミストラル並、テントが壊れないか心配。

★今日のルート★
−−私−−
Tasmanian Devil 6b
・・・トップロープ、ノーテン、これもRPしたいな。
Drac Sheran 6a  ・・・フラッシュ
−−ダンナ−−
Tasmanian Devil 6b  アップ
Drac Sheran 6a
 アップ
Dector Feelgood 8a  ・・・RP、5撃でした。

テントの前からの眺め。
夕日が雲に映ってとてもきれい。

≪ダンナのコメント≫
■我が家も日本を出国してからそろそろ1ヶ月近い。【8】なんて数字がつくルートを1本くらい登りたいところですが・・・。いろいろ手を付けたけど、やっぱりアレ(
Doctor Feelgood)が確実かなぁ・・・。そんなわけで、今日はマルガレフのCova Soleiadaエリアへ! Doctor Feelgood 8a を攻めてみた。前回の『2撃を逃した』イメージが強く、楽勝気分で攻めたら逆に大ハマり。2回連続で核心手前で落ちてしまい凹んだ。3回目でようやくレッドポイント。とりあえずの初成果でとても嬉しいです。
■オクサンも、今日はついにトップローパーから脱却!
Drac Sheran 6a をフラッシング。お互い、今回のツアーで初成果・・・って感じです。



4月24日(火) 晴れ、強風 
◆レスト。レウス(Reus)とタラゴナ(Tarragona)へ買い物。

■8時前に起床。まだ風が吹き荒れている。
風のせいか、なんだかよく眠れなかった。
すごく良い天気だが、風がとても冷たい。
コーヒーをいれ、チョコとビスケットをかじる。

★朝食★
イカ墨缶+ここ豆+鰹節+青海苔 パスタ

眠いし、だるいし、風強いしで、ダラダラ。
ずっと風がごうごう吹いていて、気が滅入る。

■昼過ぎ、買い出しに出発。
1件目
レウスのSimply
・・・ガスカートリッジを買い占める予定だったが2個しか残っていなかった。
鮮清食品以外はここで済ます予定だったが、いくつか買えないものあり。
2件目
タラゴナ(
Tarragona)のカルフール
・・・ここはギガスーパーでものすごく大きな店舗なのだが、やっぱりガスカートリッジなし。また野菜が買いにくい(パック詰めや、まとめていくらとなっているものが多く、量り売りで少量を買うことができない)。缶詰の種類も少ない。どこに何が置いてあるのか探すだけで疲れてしまう。
3件目
レウスのLIDL
・・・野菜、ワイン等を購入。
買い物終了したのが、16時頃。どっかドライブでもと思ったが、そのまま帰る。
■17時過ぎ、キャンプ場に戻ってきた。まだ風が吹いているが、風向きが少し変わって、弱くなり、夜無風状態に(ほっとした)。

★夕食★
味付き鳥を焼いて、醤油をたらして。
ドイツ魚缶
ご飯
サラダ
・・・カット野菜に自家製ドレッシング(オリーブオイル+ワインビネガー+塩+胡椒+ハーブ(パセリ、ニンニク))
一昨日の残りのアラゴンワイン

■食後、カレーの仕込み
骨付き肉を買ってしまい、切るのが大変だった(ダンナが)。
■0時前に、お休み。
風もおさまって、よく眠れそう。

タラゴナのカルフールで買った鶏肉が美味しい。
毎日豊かな食事が嬉しいです。



4月25日(水) 晴れ、夕方から曇り、強風 
◆Margalef(マルガレフ)でクライミング。

■8時前、起床。
天気は晴れ。風も穏やか。
トマトをかじりながら、コーヒーを入れる。
ダンナが起きてきて、ピーナッツチョコをかじる。

★朝食★
オレンジ
全粒パスタ+イカ墨+ここ豆+青海苔

■11時頃から久しぶりに走りに行った。
やはり足動かず。軽快に走るダンナと殆どウォーキングのような私。20分走の予定が、30分かかってしまった。帰り道、アーモンドの実が生っているのを発見。いっぱいあるこの木は何の木だろうとずっと思っていたのが今日解明された。道ばたの(畑の中の木ではない)木の実を一個採ってきた。

■12時頃出発。
本日は私の希望(今回から一日目は私の日、二日目はダンナの日になった)で、マルガレフ(
Margalef)のRaco de la Finestra(parte central)エリアへ。

こっち方面に来るのは2回目。前傾壁が多く難しいルートが並んでいる中に綺麗な6b+のルートがあって「大抵こういうところにある易しいルートは'くそ'ルートなことが多いけど、ここは違うね」と話していたので来てみた。
日向は暑いけど、ここは日陰で風も通るのですこし肌寒い感じ(登ってるとき暑かった)。
自分の希望で来たのだけど、走ったのがいけなかったのか、体がものすごくだるい。BCAA飲んで30分休んでから登り始める。

Magrana 6b+をトップロープで登るが、一番悪いムーブが出だしで発進できない状態。出だしはごぼうして途中から始める(この時点でやる気喪失)。途中からはホールドがいっぱいあって、どれも良くないけど、どうにでも登れるといった感じ、苦手です。でも岩がすごく面白くて鍾乳洞の鍾乳石を登っているような感じでした。

Okemaka 6cにもトップロープを張ってもらった。レイバック主体のパワー系ルート。ムズかった。
ダンナと「'くそ'ルートじゃなかったけど、辛かったね」と話した。
Raco de la Finestra(parte central)



Raco de la Finestraの左エリア(parte izquierda)にも良さげな6b+があるので見に行ったが、これも出だしが右エリア(parte derecha)の6b+みたいに石が積んであってスタートが悪そうなので止めた。

雲が出てきて風もあるので、少し寒くなって来た。
今日は、フランス人3組、フランス人の親子、ローカルの集団(スペイン人はよく喋る)で賑わっていた。
そう言えばローカルのお兄さんに「買いたい靴があったら探してくるよ」って声をかけられた。デカトロン(ケチュア)の靴を履いているので靴に困っていると思われたかな?「Enough!間に合ってるよ。ありがとう」。

ダンナが触ってみたい
Aeroplastica 7c+はフランス人が登っているので断念。人気ルートでいつも誰かが登っている。

■18時頃、岩場を後にした。

■19時頃キャンプ場に戻って来たが、願い空しく風がビュービュー吹いている。ただ風向きが変わって、テントの後ろからではなく、横から吹いている。テントの前室に置いていた食器が全て砂だらけ。食器を洗い直して、ダンナがバケツ持って何度も往復し水打ちをしたら埃は立たなくなった(御苦労様)。
こんなに風がビュービュー吹いているのに、山の上に雲?霧?が沸いていて不気味。
★夕食★
ベーコン丼
・・・ベーコン、玉葱、ここ豆、マッシュルーム
ラマンチャのワイン
チーズ
・・・ワインとチーズは幸せの組み合わせ。
食後にお茶
寝る前に、プロテイン
・・・イールフロッタントを食べているようなおいしさ!

■23時過ぎ、お休み〜。

★今日のルート★
私トップロープトライ(ダンナトップロープ張り)
Magrana 6b+
Okemaka 6c


今日の晩ご飯はダンナの好きなベーコン丼。

≪ダンナのコメント≫
■今日はアルバルカ峠へ向かって30分ほどジョギングした。久しぶりのジョギング、いつも車で走っている道だが、走ってみるとなかなか風景が良くて気持ちよかった。
■ジョギング中に発見が一つ。この周辺(
Montsant)に多く植えられている木、オリーブと、もう一つが何かよく分からなかったが・・・アーモンドと判明した。バラ科特有の樹皮・樹形で、黒い実がぶら下がっているのが時々見えて、桜んぼではないし、アーモンドの実は緑色だったと思うし・・・プラム??何だろう?と思ってもなかなか車を停めてじっくり見る機会がなかったのですが・・・。ジョギングしながら見たら、まさしくアーモンド。 緑色の実が生って、放置すると黒く熟れて、そのうち果肉が腐り落ちてカラ付きの種が残るんですね(3段階で観察できた)。。。知らなかったです



4月26日(木) 晴れ 
◆Margalef(マルガレフ)でクライミング。

■8時半ころ起床。疲れが抜けないので、起きる時間を遅くすることにした。
天気は晴れ、無風(ほっとする)。
コーヒーを入れて、クロワッサンをかじる。

★朝食★
オレンジ
トマト
全粒パスタ+タプナール+ここ豆+パセリ&ガーリック
玉子とチーズのスクランブルエッグ

■10時半ころ、テントの中が暑いな〜と思ったら24度を超えていた。
出かける頃にはテントの中は29度。季節がいきなり変わった感じ。昨日の風はスペインの春一番?
■13時頃、岩場の駐車場到着。昨日より車が少ない。
今日はダンナの日。
駐車場の目の前のBloc del Porkエリアでアップ。
Lo morissec assasi 5+
私もリードするが、1ピン目と2ピン目の核心ムーブが分からずテンション。ムーブ確認して降りてすぐ出直しでRP。
Tot es igual 6a+は、フラッシュ。
日当たり良好で暑かった・・・。
でもすごい青空で、綺麗な写真が撮れました。

Raco de les Tenebres エリアへ移動。
ここは日陰で別世界。涼しくて快適。
ダンナの目的のルートはアメリカ人に勧められた
Sativa patatica 8a
今日は他のエリアは空いているのに、このエリアには、既に7人(スペイン語と英語が混ざって他国籍)、我が家と後から来たローカル2人合わせて総勢11人となった。

■ダンナの目的ルートは大人気だし、同じスタートから始める7cも人気で、5人くらいで回す状態となった。
着いたときに取り付いていたローカルの人に「先にやっていいよ」と言われ、1便目はすぐ取り付くことができた。途中「パタタ」(ローカルクライマーがホールドから飛び出した丸い石(礫岩なので、そういう石がいっぱいある)をパタタ(ポテト)と呼んでいると教えてもらったばかり)と言ったらウケけていた。降りてきたらローカルの人に「ホールドをいっぱい見逃している」と教えられた。皆のムーブをチェック。
Tot es igual 6a+ をフラッシュ。
暑かったが快晴で気持ちいい。

国籍不明の青年がムーブを教わりながら一撃しそうな勢いで登っていたが、第二核心(核心が3カ所ある)手前でパンプ落ちしていた。その青年の後にダンナが2回目のトライ。2撃か!っと思ったら最後で落ちてきた(何度か見たシーン・・・)。「なかなか2撃はさせて貰えないな」とダンナ。
■既に17時半だったが、せっかくなので3便目を出すことにして、休息。1時間くらい経ったところでルートが開いたが、もう少し休みたいとこだがと悩んでいたら、先ほどダンナの前に登った青年が「You go? I go?」と聞いてきた。「You go!」と答えると「僕が行くの〜と君が行けばいいのに〜」「遅いけど良いか?」と言って登り始めた。やはり疲れているようで、さっき程体の切れがない。それでも第二核心くらいまで行ってパンプして落ちてきた。ロープ引けない程パンプしているようで、なかなか戻れず、手を広げて「パンプした〜(?多分)」と明るく叫んでいた。

■ダンナ3回目のトライ。2時間近く休んだが、やっぱり疲れがとれていなかったようで体の切れがない、それでも皆の「ベンガ」の声援を受けながら第3核心(最後)でフォール。「登り始めたら疲れてて最初からやばかった。最初で落ちたら恥ずかしいな〜。どうしようかと思った」とダンナ。疲れていても最後まで行けると分かったのは収穫ですね。
Sativa patatica 8a のダンナ。
最高に楽しいルートらしい。

■帰る準備をしていたら、先ほど「パンプした〜」と叫んでいた青年が、「スマートフォンで写真を撮ったからeーmeilで送るから」と名詞を渡してくれた。明日メールすると約束した。
その他、ロデジャーが良い(奥さんが3ヶ月ずっとロデジャーにいて、車のエンジンを一度も掛けなかったそうな)と勧めてくれた。トレス・ポンス(
Tres Ponts)に行くつもりだと言ったら、そばに良いフリーキャンプがあると写真を見せてくれた。「ロデジャーは4年前に行ったが雨で良い印象がないが、またトライしてみるね。シャワーが必要だからキャンプ場に泊まるね」と返事をした。
「See You again!」「May Be・・・」
さて彼はどこの国の人なのだろう、スペイン人でないのは確かで、英語もネイティブではないようなのでアメリカ人、イギリス人ではないな・・・聞きそびれた。

■20時過ぎ、岩場を後にした。
岩場では時々風が吹いていたが、帰り道は吹いていないので安心していたら、キャンプ場は強風(昨日程ではないが・・・)。ダンナが念のためと水打ちしていたので、食器が砂だらけになるのは防げた。
キャンプ場に2組自転車ツーリストが泊まっている、一昨日はバイクツーリストが泊まっていた。

★夕食★
野菜たっぷりのカレー
トマト
昨日の残り、ラマンチャワイン
チーズ

■0時前に、お休み〜。

岩場で仲良しになったチルキンさん。
チェコ人、渡された名詞を見たら、
なんと、ファンドマネージャーさんでした。
≪ダンナのコメント≫
■晴れだが、暑い!! 昨日までは起きた時の気温が6〜7℃(寒い日は2〜3℃)、日中も10数℃だったのだが、今日は起きた時点で10数℃、すぐ20℃を超えて、正午には30℃も超えた。風もウソのように全然吹かず・・・。虫も飛び始めた。小さなコガネムシや蜂・ハエなど、すっかり春陽気です。。。
■私の目標はRaco de les Tenebresエリア
Sativa patatica 8a
Raco de la Finestraエリアに来た初めての日に、岩場で会ったアメリカ人が、「8aやるなら
Sativa pataticaが面白いぞ!最高だぞ!!」と絶賛でオススメしてくれた。そんなに面白いの?と半信半疑でその日の夕方に見に行ったらクライマーで大混雑していた。確かに見るからに面白そう。しかしクライマーが多すぎで取りつくシマなし状態。連休が終わって平日の人がいなそうな時に行こうと思っていた。今日はうってつけと思ったが、それでも順番待ち。。。
■ルートは・・・いつも大人気の通りで、とても面白い。 出だしから最後までしっかり前傾・ジムナスティックなムーブを楽しませてくれる。。。こんなに面白いのならもっと早くからトライしてればよかった。。。久しぶりにローカル含めてみんなでワイワイ・ガヤガヤとしゃべりながら、同じルートをみんなで攻めて、とても楽しい一日だった。



4月27日(金) 曇り 
◆観光、サンテス・クレウス修道院(Monestir de Santes Creus)へ。

■2時過ぎまで、蒸し暑いのと、疲れすぎたのとで眠れず。気温17度。トイレに行って体を動かしたらやっと眠れた。
朝、9時前にダンナに促されて起床。
天気は曇りで暖かい。
コーヒーを入れ、チョコをかじる。

★朝食★
オレンジ
玉子とチーズのスクランブルエッグ
中国風味(牛肉味)のラーメン+ここ豆

■ダンナは、PCでブログアップ。
洗濯した後、Wi-Fiコーナーにお茶を出前。
キャンプ場のおばちゃんが「ここしばらくの間、風が強くでごめんなさいね。もう吹かないと思うから!」と言っていたそうな。あのミストラルにも負けないような強風は、デフォルトではないのかな?

Webでフランスの祝日を調べたり、チーズの皮について調べた。チーズの皮は食べれるのか?昨日食べたチーズの堅い皮が美味しかったので、全部食べてしまったが果たして食べて良いものなのか気になったので。結局ケースバイケースの様で明確な答えはなし。固い皮は食べない方が無難と判断した。
■14時頃、出発。
空は薄い雲で覆われて天気は曇りなのだが、雲を通しても日差しが強い。
今日はレストなので観光。ミシュランガイドにここから50キロくらいの所の二つ星の修道院が載っていたので見に行くことにした(もっと近くに世界遺産のポブレ修道院
Monestir de Poblet、三ツ星)があるが、13年前に行っているので)。地図を見ると普通の表記で大したことないかも知れないと思ったが、結構遠くから観光ガイドの看板が出ていて、修道院の前を通り過ぎて高台から見下ろしたら期待できそうな立派な修道院が見えた。

■15時半頃、サンテス・クレウス修道院
Monestir de Santes Creus)へ。一人4.5ユーロとそれほど高くない。
4時から解説ビデオ(英語)を上映するというので言ってみると、舞台セット付きの凝った演出で、英語の解説は全く分からなかったけど面白かった。ビデオを見た後、パンフレットを見ながら修道院をじっくり見学。保存状態が良く見所満載。いっぱい歩いて、観光は疲れる。

■17時(閉館時間)に、修道院を出た。
時間があったら地図に載っているお城(廃墟)巡りをしようかと話していたが、もう時間がないので、近くのお城(廃墟)だけ見に行ってみることにした。そのお城は、
Les Poblets街から細い道を行った先にあるはずなのだが、Les Poblets街まで行ってもそれらしきもの見えず、道も悪そうなので断念した。
サンテス・クレウス修道院
Monestir de Santes Creus
中庭回廊
■買い出しのためレウス(Reus)に向かうが、途中のVallsでALDYとLIDLを見つけたので、Vallsで買い出しを済ませた。ALDYでハム(Simplyよりかなり安い)を買って食べた。ドイツでよく食べたハーブ漬け豚肉を売っていたので購入。ALDYで買い忘れたものをLIDLで買い足した。この辺りでは、ALDYがあるところには、側にLIDLがある。LIDLの方が品ぞろえが良く値段も変わらないように思うので、どうしてALDYが存続できるのか不思議。ALDYでしか売ってないもので差別化しているのだろうか?

■帰りは地図にviewマークが付いている国道を通って帰ったが、viewと言うほどの景色ではなかった。

■20時前に、キャンプ場到着。
連休を前にして、住人が増えている。

★夕食★
ハーブ漬け豚肉
サラダ(自家製ドレッシング)
ご飯、しそわかめ振りかけ
ラマンチャワイン

■0時前に、お休み

≪ダンナのコメント≫
■サンテス・クレウス修道院(
Monestir de Santes Creus)へ観光。最近、ヨーロッパのこういう系統の観光ポイントでは、素敵な紹介ビデオを上映(?)していることが多いのですが、今回のサンテス・クレウス修道院のビデオはすごく素晴らしいと言うか、凝っていると言うか・・・。良いです。。。
王族と結びついて修道院が発展していく経緯や歴史的背景、修道士の生活、修道院があった頃の生活の雰囲気などをとてもビジュアルに立体的に・・・説明してくれます。素晴らしいです。英語で早くてほとんどヒアリングが追いつかなかったのですが、映像やセットを見ているだけでも良かったです。f^_^;
この修道院も例にもれず、19世紀には荒廃したのですが、ポブレ修道院(
Monestir de Poblet)よりは荒廃が少なかったのかなぁ?状態はだいぶ良くて、見るところが多かった。



4月28日(土) 曇り、時々強風、時々雨 
◆天気がイマイチ。キャンプ場でだらだら。。。

■8時過ぎ、起床。
空はどんより曇り。
コーヒーを入れる。

★朝食★
オレンジ
タプナールパスタ、ここ豆
チーズ入りスクランブルエッグ

■支度をして、私がストレッチを始めたら雨が・・・。Wi-fiスペースに行って天気予報をチェック。カタルーニヤの天気予報のWebサイトをキャンプ場のおばちゃんに教えて貰ったが、カタルーニヤ語だし、見方が分かるまで時間がかかった。天気は今日が一番悪く段々回復する方向。今は雨は止んでいて、一日持つかもしれない。でも遠くに雨雲が・・・。と悩んでいるうちにモチベーションが急降下し今日はレストにすることになった。
■ダンナが携帯アプリ「撮って家計簿」を見つけ、今までのレシートを入力し始める。今までいくら使ったか集計できそうです。

いっそのこと雨が降れば良いのに、時折強風が吹くだけ・・・。
私は昼寝したり、観光ガイドブックを読んだり。一日キャンプ場でだらだら。結構疲れ溜まってたし、良かったかも知れない。

■19時頃から本格的な雨が降り始め、冷気が降りてきた。
ダンナが色々懲りだして、家計簿集計が終わったのが20時。

★夕食★
野菜たっぷりカレー
・・・仕込んでから数日経ってさらに美味くなった。
昨日の残りラマンチャワイン。
カマンベールチーズ。

■お茶を飲んで、23時過ぎお休み。
一度止んだ雨がまた降り始め、明日には止むのか心配になってきた。

天気がさえなくて、一日キャンプ場でだらだら。
・・・でも、ご飯はおいしい。
今日の晩ご飯はカレーです。



4月29日(日) 晴れ 
◆Margalef(マルガレフ)でクライミング。

■8時過ぎ、起床。気持ちよく晴れている。
隣の隣のテント場は昨日から改修(?配置換え)作業を行っていて、今日も朝から作業をしている。
ここのキャンプ場はキャラバンやでっかいテントを残置して週末毎に遊びに来るスタイルが普通のようで、隣の隣もその口です。
昨日はテントの中からタンス等の家財道具が出てきてびっくり。キャラバンとテントの向きを北西向きから南西向きに変えて、夏仕様に変更か?(と思っていたら撤収でした。泊まり込みで撤収だったんですね。クライミングから帰ってきたら全て消えていた。)

★朝食★
コーヒー
オレンジ
カレー(中途半端に残ったので)
チーズとパセリ&ガーリックのスクランブルエッグ
スクランブルエッグを焼いているダンナ。
■ダンナがストレッチした後走りに行った。私はストレッチのみ。
■12時頃、出発。
今日は私の日。マルガレフ(
MargalefMapa generalCan Pesafiguesエリアへ。日曜なので予想はしていたが、駐車場は満車状態。路肩の空いているところを探して車を停めた。

■岩場も大混雑。今日はじっくりルートが空くのを待って登るしかなさそうだとな〜と荷物を置く場所をさがして一息付いたら、私が登りたかった
Camborius 6a+が空いている。早々に準備してダンナにヌンチャク掛けてもらってRP!

もう一つの課題は団体さんが順番にトライしていて当分取り付けそうにないので、ゆっくり待つ間、ダンナがローカルにクライミング用語を教えてと頼んで、色々教えて貰った(後で辞書を引いても出てこない・・・カタルーニヤ語のようです)。

■団体さんが終わったよって声をかけてくれたところで、またダンナにヌンチャク掛けてもらって
Tasmanian Devil 6bをRP!

■まだ15時半だけど、目標達成して満足状態だし、疲れてしまった。
ダンナが
El Pesafiges 6bにトップロープを掛けてくれたので登ったが、Oneテン。
後でトポをよく見たら、このルートはエリアの名前が付いている看板ルートなんですね。これも登らねば!

■早いけどこれで終了して、フリーキャンプを偵察。イースター休暇にも劣らない混雑・・・。明日は早く出た方が良さそうです。
Tasmanian Devil 6b
レッドポイント出来ました。


■時間早いし晴れてるし(ものすごい青空)ということで、地図でチェックして気になっていたFlexのお城をドライブがてら見に行くことにした。Flexの街に入って駐車場に車を停めお城まで歩いて行った(結構な登り)。側まで行ったら小さかったけどなかなか立派なお城でした。入場料2ユーロなら入りたい所だったが、開いていなかった。

■ぐるっと回ってマルガレフ(
Margalef)に戻りキャンプ場に19時半頃戻ってきた。
★夕食★
ビール
インゲン豆の缶詰
肉団子の缶詰(アルボンディガス)
ドイツ魚缶(トマトとモッツアレラチーズ味)
ご飯
レタスとトマトのサラダ(自家製ドレッシング)
ラマンチャワイン
チーズ
プルーン(今回の流行)
食後にお茶
アップルシナモンティーは美味しい!
そしてデーザートプロテイン

■夜また風が強くなってきた。

■23時に就寝
何だか寝付けず、3時頃から嵐(雷と雨と風)で、ますます眠れなくなった・・・。
いつまでも雨が止まない。

★今日のルート★
−−私−−
Camborius 6a+
・・・1便目でRP。2撃でした。
Tasmanian Devil 6b
・・・1便目でRP。3撃でした。
El Pesafiges 6b
・・・トップロープトライ、Oneテン
ダンナはヌンチャク掛けとトップロープ張りのみ

Flexのお城
入り口まで言ってみたのですが、閉まってた。
町のすぐ近くには原子力発電所もあります。




4月30日(月) 曇り 
◆明け方まで雨、岩の状態が悪そうなのでレスト。

■結局雨は明け方まで降り続いた。
8時前に起床。
どんより曇り空、上に見える岩も雲の中。道は水たまりで歩きにくい。

★朝食★
コーヒー
パスタ+イカ墨
オムレツ

■雨は降っていないが回復の兆しなし。ダンナの目的のルートは雨でも問題ないルーフだが、モチが上がらずレストに決定。明日レストだとメーデー(祝日)で買い出しができないねと話していたところだったので
有る意味良かった。

■11時出発。コルヌデラのクライミングショップでダンナ念願のCUビレーグラスとキャンピングガスのカートリッジを10個購入。CUビレーグラスはプリズムを利用したメガネで、上を向かずにクライマーを見ながらビレーできる優れもの。スペインではポピュラーで皆が使っている。頚椎を痛めているダンナがずっと欲しがっていたものだ。

レウス(
Reus)のSimplyで買い出し。峠を越えて山を下りたら晴れている。Simplyで30ユーロ以上の買い物をするとSimplyのガソリンスタンドの給油が10%引きとなるので給油。
ハムとチーズのデニッシュを買って食べた。

Simplyにはカレーの元(瓶詰め)がなかったのでカルフールにも寄った。カルフール隣接の薬局でビール酵母も買い足した。今日も不本意ながら、買い物で疲れてしまった。

■帰り道、キャンプ場に近づくにつれ天気が悪くなって時々雨がパラパラ・・・。
15時過ぎ、キャンプ場に戻って来た。
■ダンナがブログをアップすべくWi-Fi コーナーに行くが、電源が昨晩の嵐で壊れてしまったようで、充電ができない。キャンプ場のおばちゃに言ったら明日も休みだからすぐには直らないので、ここで充電しなさいとレセプションでPCの充電をしてくれた。充電終わったころにPCをレセプションに取りに行ってブログアップ。

■夕方になって、晴れて青空になった。
野菜をいっぱい切って、カレーの仕込み。

★夕食★
ベーコン丼
サラダ(自家製ドレッシング)
ドイツ魚缶(パプリカソース)
ラマンチャワイン
夕日がきれいなので、今回初の外ご飯です。

風がないので、テントから出てテーブルで食べ始めるが、どうせならとテーブルを外に出して夕日を見ながら食べた。今回初の外ご飯。

■21時過ぎ、テント内にテーブルを戻してお茶を飲む。
ダンナ、洗い場のコンセントを借りてブログの下書き作成。

■23時前に、お休み。



5月1日(火) 晴れ 
◆Margalef(マルガレフ)でクライミング。

■8時前に起床。気温5度。放射冷却で冷え込んだ。気持ちよく晴れている。
コーヒーを入れる。

★朝食★
オレンジ
玉子焼き
パスタ+サルサイカ缶+鰹節+ここ豆

■ストレッチして、11時前に早めの出発。
今日はメーデー祝日なので、大混雑が予想されるので。。。

果たして、マルガレフ(
Margalef)までの道はいつになく車が多く、自転車やバイクのツーリストもいっぱい。でも岩場の駐車場はガラがガラで拍子抜け。
まずは駐車場横のBloc del Porkエリアでアップ(私はここで
Six veu ques facil 6bを登りたかったのだが・・・)と思ったが、狭い取り付きにクライマーがいっぱいで断念。

■早々にダンナの目的ルートがあるRaco de les Tenebresへ。
ローカルクライマーが4、5人で
Magic festival 7cを楽しそうに登っていた。
ダンナがMugronet 6cでアップ。私は登らない積もりだったが、ダンナが面白いと言うのでトップロープトライ。案の定、アップもしてない状態で力出ず、ほとんどゴボウ回収になってしまった。

■14時頃、8a狙いっぽいカップルが来たところで、先にダンナ本気トライ開始。
上部はまだ日が当たっている。

Sativa patatica 8a
1回目、手がすっぽ抜けてフォール。

7cを登っていたローカルさん達は帰ってしまい、後から来たカップルと4人だけになってしまった。ダンナの後、カップルの彼の方が登り始め、ムーブ確認。ダンナが2回目登る前に、彼の方がRPトライを始める。ガバホールドが有る度に異常に長いレストをする。最後の核心越えられず「ピジャ」。

■ダンナ2回目、1回目よりかなり手前でフォール。暑くて湿気て、コンディションが悪いようです。ムーブを再確認して降りてきた。

■もう一人の彼が2回目のRP狙い。やっぱりレストが多いし長い、今度は核心越えて行ったと思ったら、終了点手前で力尽きてフォール。惜しかった。
彼らも帰ってしまい2人だけ。寂しい。。。
Sativa patatica 8a
レッドポイントして大喜びのダンナ。

■ダンナ3回目、第一核心から足ブラになってしまい心配、でも最終核心まで到達、ハラハラしながら「ガンバ、ガンバ」と応援。そしてRP!

ダンナが「うれしい!」を連発。良かったね!

先ほどの彼がレストで腕をバシバシ振っているのを見習って自分もシェイクしてみたら、結構効果的だったって。前回のローカルクライマーのおじさんのスーパームーブと、今日の彼の教えに助けられた?

■19時頃、岩場を後にし、19時半頃キャンプ場に戻ってきた。
今日も外で夕日を見ながら夕食
★夕食★
ビール
生ハム
野菜いっぱいのカレー
サラダ、自家製ドレッシング
テーブルワイン
チーズ
今日はお祝いなので、ワインを半分ではなく1本開けた。

■洗い場のコンセント使って、ダンナがブログの原稿作成。
■0時頃、お休み〜。

★今日のルート★
−−私−−
Mugronet 6c トップロープでごぼう回収
−−ダンナ−−
Mugronet 6c アップ
Sativa patatica 8a RP!

今日も外で夕日を見ながら楽しい夕食。


≪ダンナのコメント≫
■今日は私は休養充分で
Sativa patatica 8a を狙う日。気合が入りまくりです。。。
しかし気持ちが空回り?湿気が多いのか前回より難しく感じる。2回とも前回の到達点に至れずかなり凹んだが、ムーブを大幅に修正・検証し直して、力(ちから)で押していたムーブをなるべく技とバランスに切り替えて作り直し、3回目でなんとか、超ギリギリでレッドポイント出来ました。。。とても面白いルートだったので嬉しいです。



5月2日(水) 晴れ 
◆Margalef(マルガレフ)でクライミング。

■8時過ぎ起床。気持ちよく晴れている。
妹からメールが来ていた(家のことほっぽらかして遊びに来ている私に母のこと心配ないよと報告してくれた。有難い・・・。)。
今日もテーブルで朝食。

★朝食★
コーヒー
オレンジ
パスタ+イカ墨缶+ここ豆
チーズとパセ&ニンニクハーブ入りスクランブルエッグ

■今日はストレッチもせず、11時半頃出発。
マルガレフ(
Margalef)へ。連休明けだけどそこそこ車が停まっている。
Can Pesafiguesエリアへ。ローカルが4、5人すでに登っていて、後から国籍不明の集団がやってきた(何語しゃべってる?)。
5+のルートでアップしようと思っていたが、すでに登っているので、最初から今日の目標の
El Pesafigues 6bから始める。ダンナに解説付きでヌンチャクかけて貰った。そして、1回目でRP。

ダンナがもう1本登った方がよいと、
Murdoc 6a+にトップロープを張ってくれた。苦手そうだから試登した方が良いと言われた通り、ライン間違ってOneテン。次回リードします。

Can Verduresエリアへ移動。
フランス人カップルが7a+を登っているだけで静か。
初日に全くできなかった、
Carn d'olla 7aをもう一度触ってみようと言うことで来たが、ダンナ疲労困憊で昼寝に突入。

さあやろうかと思ったら、後から来たローカルが隣のルートを登った後、
Carn d'olla 7aにヌンチャクを掛けてしまった。掛けただけでなかなか登らない。やっと登り回収するかと思ったらそのままで放置。登る気配ないので、ダンナがヌンチャク借りてトップロープを掛けてくれた。下半分だけ登ったところで、次の人が行くというので降りてきた。
Can Verduresエリアで。


回収して降りてきたので、ダンナがトップロープをまた張りに行ってくれた。
が、今度は中間部までも行けない。何度も何度も同じところを繰り返し、できたときには力つき、残りの半分を登る力が無くなっていた・・・。
前回は発進もままならなかったのができるようになったし「良いところもあった」とダンナが慰めてくれたけど、
フランス人カップルに「こんなにできないのに2度もトップロープかけてもらうなんて変なの」と思われているようで恥ずかしかった。彼氏の方がアレアレって声援を送ってくれたが「funny」ってつぶやくのが聞こえたような・・・
疲れと恥ずかしさで、しばらく凹む・・・。
フリーキャンプ場を覗いた後、岐路へ。

■19時半頃、キャンプ場に戻って来た。

今日も外で夕日を見ながらご飯。
風がなく穏やかな気候になった。

★夕食★
ビール
サラミソーセージ
野菜いっぱいのカレー
サラダ(自家製ドレッシング)
テーブルワイン
・・・残念会で1本空けた。
スライスチーズ(安物は今一)
0時前に、お休み〜。

★今日のルート★
−−私−−
El Pesafigues 6b
Murdoc 6a+
Carn d'olla 7a
トップロープ×2
−−ダンナ−−
El Pesafigues 6b
・・・ヌンチャクかけ
Murdoc 6a+
Carn d'olla 7a
×2
トップロープかけ

今日も外で夕日を見ながらご飯。
穏やかできれいな夕日を楽しめた。



5月3日(木) 晴れ、夕方から強風。 
◆聖バルトメウ修道院(Hermitage of Sant Bartomeu)までハイキング。

■早起きする予定が起きられず、8時前に起床。
コーヒーを入れ、ビスケットとチョコレートをかじる。
今日もテーブルで朝ご飯。

★朝食★
エビ味のインスタントラーメン
チーズ、ハーブ(パセリ、ニンニク)入り、スクランブルエッグ

私は洗濯、ダンナはブログアップ。

■11時半頃、買い出しに出発。
レウス(
Reus)のデカトロン(Decathlon)でキャンピングガスのヘッドとプロテインを購入。デカトロンの向かいのALDYで食品の買い出し。使えそうなキャリーバックが14ユーロで売っていたので思わず2個購入してしまった。

行きも帰りも山方面はすごい青空。
13時半頃、キャンプ場に戻り、オリーブ入りハムとヨーグルトを食べて昼寝。
■ダンナお疲れだが、14時半頃、再出発。
ウルデモリン(
Ulldemolins)の街を通って、聖アントニ修道院Hermitage of Sant Antony)の前の駐車場に車を停める。
目指すは聖バルトメウ修道院
Hermitage of Sant Bartomeu)、岩に囲まれた礼拝堂。パンフレットには歩き2キロと書いてあるのでお気楽なハイキングと思って歩き始める。途中の看板には45分と書いてあり、2キロにしては時間かかるな〜と思いつつも川まで下っていった。日差しを遮るものがなく暑い、雲がでて陰るとほっとする。

■川を見下ろす展望台のところでそろそろかなと思うが、行けども行けども礼拝堂には行き着かない。マルガレフ(
Margalef)に続くハイキング道なのだが、「マルガレフに着いちゃいそうだね」なんで話しながら歩いて、結局礼拝堂までは1時間半くらいかかった。

■残念ながら、雲が沸いてきて、青空の写真は撮れず。
礼拝堂まで遠かったけど、ハイキング道沿いは、これでもかこれでもかと、どれをとっても一大クライミングエリアになりそうなきれいな岩が続いていて(岩の品評会のよう!)、面白かった。

■帰りは必死で歩いて1時間かかった。帰りの方が登りが多いとは言え、45分の表示はいったい・・・。めちゃめちゃ疲れた。

■行きにすれ違ったハイカーさん達を追い抜くときに道を尋ねられ、キャンプ場で貰ったパンフレットの略図を指して説明したら「それを見ながら歩いてたのか?」と言うような表情をされた。だってすぐそこくらいの感覚だったし。。。ハイキングマップ買おうかな?

聖アントニ修道院にはなかなか快適そうなフリーキャン場がある。ついでに近くの聖マグダレナ修道院
Hermitage of Santa Magdalena)のフリーキャンプ場も車で見学。ここも快適そう。今日は誰もいないけど、週末はハイカーさんで賑わうのかな?
途中の展望場所で。

聖バルトメウ修道院Hermitage of Sant Bartomeu)を背景に。

■キャンプ場に戻って、まずビール。風が出てきて、雲一つない青空となった。今なら良い写真撮れるのにな〜。
段々風が強くなり外での食事は無理なので、テントの前室(広いので快適)で夕食。

★夕食★
ハーブ漬け肉
カレー
テーブルワイン(ラベルなし)

■食後に野菜スープの仕込み
その後、ダンナは岩場で知り合った友達が写真をメールしてくれたので、Wi-Fiコーナーに行って返信(英語なので大変!)。
Wi-Fiコーナーにお茶を入れて持って行った。
相変わらず、風が強い。

■0時頃、お休み。

≪ダンナのコメント≫
■今日はハイキングの日。
Montsant(モンサン)国定公園にはErmite(修道士の隠遁所・修道窟)が点在していて、大岩壁・奇岩の多い風景と相まって、とても人気のハイキングコースが多々あります。。。キャンプ場があるUlldemolins(ウルデモリン)からもMargalef(マルガレフ)に抜ける素敵なハイキングコースがあって、今日の目的のコースです。
キャンプ場の受付でもらった観光ガイドには『聖バルトメウ修道院まで
Ulldemorinsから車で3km、徒歩2km』と書いてあったが・・・実際はその倍くらいはあるのでは?



5月4日(金) 曇り、雨、夕方から晴れ 
◆夕方まで天気が悪くて停滞。

■8時頃、起床。曇り。
テントの中は、25度で蒸し暑い。
外の気温は17度。
コーヒーを入れて、ビスケットをかじる。
★朝食★
全粒パスタ
(サルサイカ缶+鰹節+パセリ&ガーリック)。
スクランブルエッグ
(チーズ+パセリ&ガーリック入り)

■Wi-Fiコーナーで、データバックアップ、メール送信、ブログのアップ、ニュースを見たり他の人のブログを見たりしているうちに、当然のごとくレストに決定。15時半頃そろそろテントに戻ろうかというところで雨が降り始めた。それから降ったり止んだり。

■17時半くらいに、傘を持ってウルデモリン(
Ulldemolins)の街に散歩に行った。
傘を持っていったが、ずっと晴れてものすごい青空になった。
小さな寂れた街と思っていたウルデモリンの街だが、歩いてみると食品を売っている雑貨屋がいつも行くところ以外に3件、肉屋さんもあった。街の一番高いところにある古い教会の前には、ツーリストインフォメーションがあり(閉まってたけど)、ハイカーさんと思われるツーリストがいっぱいいた。

丁度夕方のミサをやっていて、教会の中を見ることもできた。
肉屋さんでハムとポテチを買った。
空が青くきれいで、いっぱい写真を撮りながらキャンプ場に帰ってきた。

昼にキャンプ場のおばちゃんにシャワーの温度について聞かれたので、改善されたかと思いきや、悪化した?
穏やかな天気なので、外でご飯。

★夕食★
パスタ+セプパスタソース(フランスで買ったパスタソースはやはり美味い)
ソーセージ
今日買ったハム
野菜スープ(プロバンサル味)
ラベルなしテーブルワイン
・・・ALDYで買った1ユーロしないワインだが十分美味しい
ポテチ・・・芋の味がして美味しい

■23時にお休み〜
早く寝ると、決まってすぐ目が覚めて、寝付かれなくなる。

ウルデモリン(Ulldemolins)の新教会
アーモンドの木。青い実が生ってます。
きれいな西日を浴びながら晩ご飯。





5月5日(土) 晴れ、夕方から曇り 
◆Santa Ana(サンタ・アナ)でクライミング。

■8時起床。寝苦しいと思ったら、曇っている。天気が悪いと体もだるい。
コーヒーを入れる。

★朝食★
オレンジ
全粒パスタ+サルサイカ缶
チーズ+パセリ&ガーリック入りスクランブルエッグ

ストレッチをして、11時前に出発。

■12時頃、サンタ・アナ(
Santa Ana)に到着。
晴れて暑い。土曜だけど、それほど混んでいない。El Senderoエリアには、ローカル1組と後から来たアメリカ人3人のみ(もう一組アメリカ人が来たが、ルート確認した後いなくなってしまった)。アメリカ人3人組は青年2人と女の子1人という組み合わせで、女の子と連れてきた2匹のワンちゃんがとてもかわいかった。
■「ガバばっかりですごく簡単!」とM村さんが言っていたHippy 6a+から登り始める。が、ちびにはそのガバが届かない!ダンナが「ちょっとやな感じだよ」と言うも、リードで取り付くが大はまり。やっとできるムーブを見つけて核心部を抜けたところで降りてきた。私は、1時間レスト。
ダンナはその間、
Caldo para tus Dedos 7b+ をオンサイト。
15時に2回目トライ、日陰になったこともあり無事RP!充実した。

Escaleras al Cieloエリアへ。
車も移動。ここはオルゴン(
Orgon)みたいに岩場の下が駐車スペースになっているので。誰もいないが、ドイツナンバーの車と、アメリカ人3人組の車が停まっている。アメリカ人は、ルートを塞ぐ形で車を停めているが、辛うじてダンナの目標ルートSessio de Rabia 8a+は登れる位置だったので良かった。対岸の日向エリアの長〜いルートを登っているドイツ人カップルが見える。
ダンナが1便目を出した後、
Plou i fa Sol 6bにトップロープを掛けてくれた。

■レストしているとアメリカ人達が戻ってきて、一人の青年が
Sessio de Rabia 8a+について色々聞いてきた。登りたいらしいが、前回ダンナがオンサイトしたBocata Fu-Man-Xu 7b+でもだいぶハマっていたところを見ると厳しいのでは・・・。アメリカ人は「バイバイ」っと去って行き、じゃまな車が無くなった。

■ダンナ2便目、3ピン目をクリップできずフォール。下部の岩の状態が湿気って悪い。背中も筋も痛めてしまったみたい。気づいたら、空も曇っている。

■ダンナがレストする間、私が
Plou i fa Sol 6bをトップロープトライ。リードしようかとも思ったが、安全第一?(落ちると危ないところがあるので)。パワー系の6b、下部核心で上はガチャガチャしているが難しくない。

■ダンナの3便目に向けてレストしていると、ドイツ人カップルが帰って来た。ドイツ人が空けた車の後部を空けてびっくり・・・。「Good System!」と声をかけると、色々見せてくれた。車の上にソーラーパネルが載っているのには気づいていただが、車の後ろを空けると、冷蔵庫、ガスレンジがスライドして出せるようになったいる。水タンクも積んでいて、手と顔を洗って、冷蔵庫から冷たいジュースを出して飲んでいる。それ以外にも色々・・・。あまりにすごいので写真を撮らせてもらった。
対岸を登るのに、ここに車を置くのは変だな(上の道沿いの駐車場の方が近い)と思っていたが、こうやってくつろぐにはこっちの方が良いですね。
そうこうしているうちにさっきのアメリカ人がまた戻って来て、登り始めた。帰ったのではなく違うエリアで登ってたのかな?

■ギャラリーいっぱいのなか、ダンナ3便目、やっぱり岩のコンディションが悪すぎで、核心手前でテンション。回収です。
降りてきたら、ドイツ人のダンナが「Beutiful moveだから自分もやりたい」と言って登り始めた。対岸の7aでもハマってたけど大丈夫かな〜と思ったが、やっぱり厳しかったみたい。ダンナがムーブを教えながら、核心だいぶ手前まで付き合っていたが、時間が遅いので、最後まで見ずにbye-bye。核心抜けられたかな〜?

■21時頃、キャンプ場に戻った。まだ夕日の時間、日が長くなった。
キャンプ場の道が濡れている様子から、こっちは雨が降ったのかも、サンタ・アナに行ったのは正解だったかな?
Hippy 6a+ をレッドポイント!

Sessio de Rabia 8a+ をトライ中のダンナ

さすがドイツ人?車の細工がすごい!

ドイツ人にムーブを指導中のダンナ。
■暗くなってしまったので、外ではなく、テントの前室でごはん。

★夕食★
ビール
ハム
ベーコン丼
野菜スープ(プロヴァンサル味)
ラベルないワイン
チーズ

■0時前に、お休み〜。

★今日のルート★
−−私−−
Hippy 6a+ RP 2撃  ・・・ちびは、ガバガバでは登れない。
Plou i fa Sol 6b トップロープ×1  ・・・パワー系
−−ダンナ−−
Hippy 6a+  アップ
Caldo para tus Dedos 7b+  ・・・オンサイト
Sessio de Rabia 8a/+  ・・・3回、RPとならず。



5月6日(日) 晴れ、強風。
◆なんとなくやる気無し、レスト。

■8時過ぎに起床。
半分晴れて、半分曇り。やる気がでない空だ。疲れたし、日曜だし今日もレストかなと言っていたら、快晴になった。
コーヒーを入れる。
結局レスト
明日登って、明後日からスペイン観光に行くことにした。

★朝食★
インスタントラーメン+玉子+レタス

洗濯
昼頃、ウルデモリン(
Ulldemolins)の肉屋さんに買い出しに行った。ハムと菓子を購入。おばちゃんがリヨン風ハムだよと教えてくれた。ツーリストインフォメーションにも寄って、観光マップを貰ってきた。

キャンプ場に戻って、コーヒーを入れWi-Fiコーナーでカステラっぽい菓子を開けたら、黴びていて食べれなかった。がっかり。
「英語は分からない」とにこにこ笑っていたお店のおばさん。「アディオス!」と挨拶したらとても嬉しそうにしていた。そんな訳で店を悪く思う気持ちはなく、ただ注意を怠った自分達が悪いのである。こちらではこういうことが普通にあるので気をつけないといけないのだが、忘れていた。他のドーナツとクッキーは大丈夫だった。

■風が強い。15時頃、テントに戻ってダンナは低周波治療器で背中のメンテ。

■19時頃、シャワーを浴びに行くが、熱湯・・・。

★夕食★
ビール
ニヨン風ハム
インゲン豆缶
ドイツ魚缶
野菜スープ(プロヴァンサル)
ラベルなしワイン
風が強いのでテント内で晩ご飯。


食後に、明後日からの観光プランを話し合う。3泊4日でどれだけ回れるか。

■23時頃、お休み〜。
夜中にぱらぱら雨が・・・。

≪ダンナのコメント≫
■晴れ、絶好のクライミング日和ですが、指皮がヒリヒリに痛い。身体もあちこち痛い。背中の筋肉が膠着してガチガチになっていて・・・指の痺れがひどいのは頚椎症もあるけれど、経験的にはこちらの方が大きな原因。 疲れが、いろいろと、かなり溜まっているようです。そろそろ観光の時期ですね。。。
オクサンと協議して・・・、まず今日はお休み。明日は登って、明後日からスペインドライブ旅行に決定。3泊4日のドライブ予定です。。。



5月7日(月) 晴れ、風 
◆Margalef(マルガレフ)でクライミング。

■8時15分の目覚ましの音で起床。
晴れているが、体は何故か重い。
コーヒーを入れた後、洗濯
★朝食★
オレンジ
全粒パスタ+サーディーン缶+ここ豆
チーズ+パセリ&ガーリックのスクランブルエッグ

■明日から3泊4日の観光に行くので、レセプションに寄って今日の分までキャンプ場代を精算した。4日間テント張りっぱなしで行くのでその料金も払うと言ったのだが「戻って来てくれるならいらない」とのことだった。ありがたい。今回も25%引きでした。

■明日8日(火曜日)は祭日なので、連休で混むはずと、11時に早めの出発をし、マルガレフ(
Margalef)へ。
が、岩場ガラガラ、駐車場も私たちの直前に入っていった車一台に、クライマーと思われる女性が一人、待ち合わせかな?

Can Pesafiguesエリアへ。
誰もいない。対岸も隣のエリアも人っ子一人いない。
昼過ぎはこのエリアもまだ日が当たって暑い。もうマルガレフ(
Margalef)のシーズンも終わったか?
Tシャツを通して日焼けしそうな暑さの中、
La senda de Wenda 5+をフラッシュ。
ダンナに目的の
Murdoc 6a+にヌンチャクをかけてもらってから、レスト。

ダンナが2010年の記録を見ていて、明日が第2時対戦終戦記念日と気づく。ってことはフランスは休みだけど、スペインは関係ないじゃん! 今日は普通の週末開けの月曜日。ローカルはお仕事ですね。

日が陰ってから
Murdoc 6a+を無事RPして、隣の6b+にトップロープを張ってもらった。
少し休んで
Escargot Boobe 6b+をトップロープトライ。スタートがかぶっていてポケットパワー系、上部は私の苦手、足でがんばるムーブ。登っているときは、ピン遠いし絶対無理!と思ったが、ムーブできたのでリードしたくなってきた。次回!

Cova Soleiadaエリアに移動、ダンナのトライ。
ここは日陰だし風あって寒いくらい。
Ment en blanc 8a、核心が相当に悪い(巨人ムーブ?)。。。
かかっているヌンチャクを拝借して
L'Anarkoreta 8a+、出だしからすごく悪い。ごぼうする時に、私のビレーが良くなくて、背中を痛めてしまった。「ダメだ降りる・・・でも面白いからもう少し・・・」と言いながら登るが、核心のムーブは痛みで不可能なようで、途中敗退。
どちらも厳しいな〜とのことでした。
痛めた背中、観光中に治ると良いのだけど。

■本当に誰もいないのか、フリーキャンプ場を見に行ったら、連休の時と比べれば閑散としているが、7、8台車が泊まっていて、テントもいくつか張ってあった(クライマーではないかも知れないけど)。
帰り道、奥のエリアを登っているのが見えた。
Murdoc 6a+ をレッドポイント!

L'Anarkoreta 8a+ をトライ中のダンナ。

■20時頃、キャンプ場に戻って来た。出かけるときキャンプ場のおばちゃんが明細書は後で良いかというので、テントの中に入れておいてくれれば良いですよと言っていたのだが、テントのなかには明細書はない。どうしたのかな〜と思っていたら、干した洗濯物と一緒に明細書が洗濯ばさみに挟まれてぶら下がっていた。
今日も風があるので、テントの前室でご飯。

★夕食★
ビール
インゲン豆の缶詰(Simply缶は不味い)
肉団子缶(キノコ味のソース)
ご飯にイカスミ缶のせ
ラベルなしワイン
食後にチーズ(安いのを買ったら、カッテージチーズを固めたような味のないチーズだった)

■食後に、ダンナWi-Fiコーナーでブログアップ。

■0時頃、お休み〜

≪ダンナのコメント≫
■私は、やはり疲れがかなり溜まっていて、今日は登らなかった方が良かった感じでしたね。背中を少し痛めてしまったし・・・。明日からの4日間の観光で、大きく気分転換して出直しですね。。。


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