- 滞在日記 -
2019/08/15
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      プロヴァンス滞在記

滞 在 日 記  (2010年-6)

                 
2010/6/15(火) 〜 6/29(火) Bonnieux〜帰国


6月15日(火) 曇り、夜嵐
◆ボニュー(Bonnieux)へ移動。

■7時起床。インスタントコーヒーを飲んですぐ、7時半過ぎから移動準備に入る。
幸い雨は止んでいる。隣のキャラバンのフランス人が予報は今日も雨だと教えてくれた。
テントを畳んでいると、オーナーのグランパパ(青年のおじいちゃん、キャンプ場の向かいの家に住んでいる)が自転車で来て声をかけてくれた。天気の話などした後、写真を撮らせてもらった。いい味だしているおじいちゃんです。

10時前に準備完了して、青年に挨拶(タトゥーの青年はいなかった)して出発。
何とか雨に降られる前に出発できた。

キャンプ場のオーナーと記念撮影。





インターマルシェでサンドイッチを購入して朝ご飯。
来た道を帰るのはつまらないので、キヤン(Quillan)→リムー(Limoux)経由でカルカッソンヌ(Carcassonne)から高速に載った。ニームから今日はアルル(Arles)の方に回って、サンレミ(St-Remy-de-Provence)経由で戻ってきた。

カルカッソンヌのパーキングでトイレ休憩&お城を眺めた以外、ノンストップ。APTルクレに16時頃到着。買い出しをして、ボニュー(Bonnieux)のキャンプ場に17時頃到着。
いつものテント場のそばで、方向転換をしようとして、木に車をぶつけてガリッ!オランダ人夫婦にウケていた。

アルルを過ぎたあたりで、土砂降りの雨に会い心配したが、キャンプ場はまだ雨が降っていない。気温も東に向かうにつれ上がってきて、20℃を越え暖かい。

■前回張れなかったお気に入りの場所が空いているので、そこにテントを張った。テント張り終わって大方荷物もテントに運び終わったところで、土砂降りの雨。セーフ!って感じでした。そのまま一晩中雨は降り続いた。

シャワーのお湯は最高に暖かかった。温度調節ができるので、ヨーロッパ人は浴びれないだろうくらいの熱いお湯を出してたっぷり暖まった。

■20時過ぎ、夕食。
★夕食
全粒パスタ、プロヴァンサルソース
パルメザンチーズ
プロヴァンサル生ソーセージのボイル
・・・アプトルクレのソーセージはおいしい!
Ventouxワイン・・・久しぶり!
ダンナはフォア(Foix)で買った鴨のサラミ・・・私は頭痛で食欲なく、食べられず。。。

カルカッソンヌ(Carcassonne
高速のパーキングから。





■待っても待っても雨は弱まらず、土砂降りの中、傘さして食器、鍋持って洗い場に・・・。
ここのキャンプ場のテント場はサニタリールームまで遠いので、雨の日は特に憂鬱だ。
トイレも面倒。昨日まではテントの隣がサニタリールームだったので、極端だ。

着いたときは暖かかったのに、夜になって冷え込んで、アリエージュ(Ariege)の夜より寒い気がする。
ダウンが必要。

■23時頃、バファリン飲んでお休み〜。
明け方5時頃、ぴたっと雨が止んだ。
※4月に建て始めたサクランボ畑のモロッコの家は完成し、サクランボは取り放題(無料)となった。
   ロバの鳴き声がしない・・・。

≪ダンナのコメント≫
■プロヴァンス・ボニュー(
Bonnieux)への移動日です。居心地が良かったMontgailhardの、このキャンプ場(Camping La Roucateille)ともお別れ。 雨も明け方には止んで、雨中撤収を避けれてラッキーだった。10時頃に撤収完了、オーナー(おじいちゃん)と管理人(オーナーの孫)に挨拶して出発した。
私は過去に色々なキャンプ場を利用したが、
Camping La Roucateilleは際立って快適に感じた。芝生広場を取り囲むようにテント(キャラバン)サイトが区画割されていて雰囲気が良いし、トイレ・洗面所は毎日きちんと清掃されているし(日祝は清掃休みのキャンプ場が多い)、トイレは紙付き。シャワーもしっかり暖かい。管理人も働き者で、毎日9時〜20時まで働いている。料金も非常に安かった。Bonnieuxのキャンプ場は逆に不便な部分が多いので、ちょっと憂鬱。。。
■高速道路をひたすら東へ走ってプロヴァンスを目指すが天気がやはり悪い。あちこちで雨。アルルの辺りでは土砂降り。
Apt(アプト)で買い出ししてBonnieuxのキャンプ場には17時頃に着いたが、テント設営して荷物を運び終えたところでまた土砂降り。ちょうど設営の時だけ雨をかわせてラッキーだったけど・・・。明日の天気が心配です。。。


6月16日(水) 晴れ
◆ビュークス(Buoux)でクライミング。

■7時前に目が覚めた。外は曇り。
9時頃、シリアルとハムエッグ(玉子のハム包み焼き)で朝食。
少し日が射すようになったので洗濯。

■昼頃、出発。
APTルクレで買い出し。
あまりモチベーション上がらぬまま、Buouxへ。駐車場にクライマーの車なし・・・。
13時頃、Fakirエリアに到着。たぶんここに来るのは6年ぶりくらい。
Bleu tomato(6b)トップロープ
テンションかかったが、ムーブはできた。

La fakir(6a+)トップロープ
ノーテン。スタートが悪く真っ直ぐ上がれず、左から迂回して登っていた記憶があるが、今日は直登できた。

Encore et toujours(6b+)トップロープ
ノーテン。6年前、テンションかけかけ登ったルート。難しく感じなかったのは進歩?

Rivage(6c)トップロープ
Encore et toujours登った後に、かけ変えて降りてきたものの中間部が悪そう・・・。ゴボウになるかと思ったが、ムーブはそれなりにできた。でも核心部のポケットが染み出していて、乾かないとRPはできそうにない。残念。

またBuouxに来ちゃいました。

ダンナは上記4本の他に、暇だからと言って敢えて危険な隣のエリアSalinasEn montant chez Kate(7a+)を登る。予想通りどスラブムーブがでてきて、大苦戦。何とかちびムーブを作ってトップアウトしたが、こんなのリードできんと回収した。もう少しリーチがあれば楽しいルートかも知れないって。。。

■最初は風が強く、晴れたり(暑い!)曇ったり(寒い!)を繰り返していたが、夕方には快晴となった。
登り終わったのが19時頃。結構遅くなった。駐車場まで戻ると、車が3台停まっている。TCFエリアの方に人がいるのが見えた。ローカルクライマーでアフター5で来たのかな?

■キャンプ場に戻ってサクランボ狩りに行ってみたが、熟れた実は採取済み・・・青い実しか残っていなかった。。。
■21時過ぎから夕食。今日は久しぶりに外で食事。夕日が綺麗だった。
★夕食
ご飯
ほうれん草入りソーセージ
ダンナ特製野菜スープ&肉団子
リュベロンワイン

イギリス人とオランダ人が意気投合して、騒いでいて22時頃まで賑やかだった。
放射冷却で冷えてきた。モンガイヤールより冷える?
テントに戻ってお茶飲んで、0時過ぎお休み〜。
寝て間もなく雷が鳴り始め、土砂降りの雨となった。。。


Bonnieuxキャンプ場の楽しみは、
やっぱり外の食事。。。

≪ダンナのコメント≫
■昨日の凄い雨は明け方に止んで、午前中は曇りがちな空。しかし、夕方近くなってり澄み切った快晴になった。大荒れ天気はようやく終了かな?
今日は
Buouxに行ってみたが、季節外れの平日で、しかも雨上がり、岩場にはやはり誰もいなかった。(Bonnieuxのキャンプ場にはクライマーが数組いるのだが、どこへ行っているのだろう?) 夕方になってアフター5のローカルクライマーが3組来ていたが、ちょっと淋しい一日だった。(牛も居ないし・・・)
■19時過ぎまで登って、キャンプ場に戻ったのは20時過ぎ。キャンプ場はネーデルランド人とイギリス人で大賑わいだ。久しぶりに見る夕日が綺麗だった。


6月17日(木) 晴れ、曇り
◆デカトロン(Decatholon)へ買出し。

■8時過ぎに起きた。曇り・・・。
今日はどうしようか?
悩んだ末、デカトロン(Decatholon)で買い物した後、Orgonの岩の状態を偵察しに行くことにした。コーヒー飲んでなにも食べず、洗濯だけして昼頃出発。
昨日と同じように、晴れたり曇ったり。晴れると暑い。
■デカトロンでクライミングシューズを購入。ダンナは前回から私は今回からはき始めたバレリーナ(スリッパ)。ラッキーなことにケチュア(Quechua)ブランドからシモン(Simond)ブランドに変わる課程で、Quechuaブランドの靴が特売で45ユーロ(約5000円)に値下げされていた!私はベルクロの靴も購入。この前レディースを買ったが、今回はメンズを購入。

試しばきしている間に足になじんで来る感じで、期待できそう。Quechua製品は安いのが売りだが、バレリーナシリーズの靴は非常に出来がよい。販売拡大の為に、バレリーナだけSimondブランドにしたのかな?値段は同じで色とロゴが変わった。

Orgonに向かう途中のマルモール(Mallemort)のインターマルシェで給油、インターマルシェブランドのジュースを購入。この辺りの方がAPTよりガソリンが安かった。

Orgonで。気持ちがあまり盛り上がらない。


■そしてOrgonの岩場へ。4月よりは明らかに状態はよいが、まだ若干濡れていた。ダンナにモチベーション上がった?って聞いたら、う〜ん、もう飽きちゃって・・・。諸事情で戻って来たけど、BuouxOrgonも新鮮味に欠けます。新規開拓がやはり必要ですね。

■アプト(Apt)の民間自動車整備工場?によって、オイル交換の相談。「オイル交換は可能か?」「今日?」「できれば」「今日は無理」フル回転している作業場を指さして「こんな感じだから」「明日は?」「明日は大丈夫」とこんなやりとり。値段はフィルター込みで100ユーロ弱(12000円くらい)で高いかなとも思ったがお願いすることにした。

「時間は?」「調べるから・・・朝8時!!8時しか開いてない!」と手を広げて見せる。問題ないと言うも、ちゃんと通じているか心配の様子。居合わせたお客さんが通訳「eight o'clock」「OK!ルノーサービスでは1週間かかると言われ、ツーリストではノーチャンスだった。朝8時は問題ない。」なんてやりとりとなった。

受付はひっきりなしに電話は鳴るし、人は来るしで、大忙し。なかなか声をかけられなかったが、受付のおばさんは親切でフレンドリーだった。ルノーとは大違いだ。
フランス人と言えば、嫌々仕事をしているイメージだが、ここの人はよく働く。家族経営っぽかった。
■オイル交換の予約をしたあと、ルクレで買い出しし、18時頃キャンプ場に戻った。
雨が降った訳ではなさそうだが、洗濯物が乾いていなかった・・・。

■今日も外で19時半頃、夕食。
晴れて太陽が眩しい。暖かい。
★夕食
ご飯
豚肉のショウガ焼き
豚肉入り野菜スープ
Ventouxワイン
カシューナッツ
アルマニャック

今日は豚肉の生姜焼き。
美味しかった。

■22時過ぎまで、外でくつろぎ、テントに戻って生チーズ&ジャムを食べ、23時過ぎ、お休み〜。
明日は早起き・・・

≪ダンナのコメント≫
■昨夜は星空が綺麗で天気が安定するかと期待したのですが・・・夜中に雷雨!(と言っても私は爆睡していていて知らなかったのですが)。朝起きたらテントや周囲一面が濡れていて、ドンヨリ曇り空。モチベーションが一気に下がります。
■悩んだ結果、今日は岩場は止めて雑用をすることにした。まず
Bouc-bel-airDecatholon(デカトロン:スポーツショップ)へ行って、チョークとクライミングシューズを購入。最近、我が家にしては珍しく雨の日に登ることが多いのでチョークが足りなくなってしまった。クライミングシューズはDecatholonオリジナルの靴が非常に良く出来ていてお気に入り、しかも安い! 私は59ユーロ(7000円位)のスリッパ・バレリーナでグレード関係なく殆どのルートが快適に登れます。その靴がSimondのブランドに切り替わり始めていて(・・・ということは世界展開になるのかな?)今日はDecatholonブランドが在庫処分で45ユーロ(5000円)で売っていた。思わず夫婦で買い占めです・・・。


6月18日(金) 晴れ
◆ビュークス(Buoux)でクライミング。

■7時起床。顔を洗って即出発。
アプトの自動車整備屋へ。
キャンプ場下のサクランボジュース加工工場に出勤する車2台とすれ違った。フランスの仕事開始は早いと聞いていたが、本当に早い。自動車整備屋もすでに稼働状態だった。

■朝一番の予約だったのですぐ作業が始まり、オイル、フィルタ交換、各種点検して、8時半過ぎに終了。そのままアプトルクレで買い出し。スーパーも朝8時からやっているのだが、人の多いこと多いこと・・・。フランスの朝は早い!

■朝食はルクレのクロワッサンで済ました。
9時半頃、キャンプ場に戻って来た。速攻で二度寝・・・。
11時前にやっと起き出して、洗濯。
■昼過ぎ出発。
今日もBuouxへ。エリアはTCF
駐車場に今日はクライマーと思われる車が3台。FakirTCFの左下で登っているのが見える。
13時頃、岩場到着。まだ日向かんかんなので休憩。14時過ぎからAlambic sortie sud(6b)でアップ開始。今日はAlambic sortie sud(6b)の2ピッチ目のCamembert fergusson(6c+)が目標。ダンナにトップロープを張ってもらった。

1回目、ムーブはできたけど、リードは厳しい・・・と思ったが、2回目はもう少しでノーテンという状態。これはリードしなければ、こんな面倒くさいルートにトップロープかけてくれたダンナに申し訳ない。次回体も心もフレッシュな時にRPするぞ〜!

ダンナはJolinouille(7a)の2ピッチ目のLe corps electrique(7b+)をトライ・・・ホールドが湿気湿気で断念。下部のJolinouilleの一本指ポケットに水が溜まってお湯になっていた。ダンナが指を入れたらそのまますっぽ抜け。このルートでダンナが落ちたのは初めて・・・。水だったら気づいたのだが、生暖かい感触に一瞬なんだか分からなかったとのこと・・・。

Camembert fergusson(6c+)
奥さんの今期最後の目標ルートです。

空は抜けるような青空、日向は暑いけど日陰は涼しい。14時頃はまだ暑かったけど、17時くらいは日陰は丁度よい感じでした。

■18時半頃、終了。 16時頃から、青年2人がTCF下に来て登っていたのだが、青年の側を通るときに「サヨナラ」と日本語で言われた。

■19時過ぎ、キャンプ場着。
20時半頃から夕食
★夕食
ご飯
豚肉、パプリカ、大きなインゲン、タマネギの炒め物の玉子閉じ
ラディシュの葉っぱのイカサルサ痛め。
プチトマトとラディシュ
リュベロンワイン

沈んでいく夕日を見ながら飲むお酒。
幸せな時間です。


風が強いが、外でボニュー(Bonnieux)の街と夕日を見ながらの贅沢な時間。
風が冷たいせいか、今晩のキャンプ場は静かだ。
テントに戻って、生チーズ&ジャムを食べて、0時前にお休み〜

≪ダンナのコメント≫
■今日は朝から晴れ。すごい青空。日向は暑い! 今日は、久しぶりに早起き(7:00)して、まずはAptの自動車整備屋へ行ってオイル交換(+簡易整備)。8:40頃に終わってルクレで買い出し。キャンプ場には9:30に戻ってきた。・・・で、眠いのでいきなり睡眠。11時頃まで寝てしまった。f^_^;
■昼過ぎから
Buouxへ。シーズン外れなのでとても静か。私達の他は2組だけだった。今日はTCFエリア。日向は激しく暑いが日陰は涼しくて快適。ルートが日陰になる14時頃からクライミング開始した。空は澄み切った凄い快晴。特に夕方、西陽を浴びたBuouxの壁は少し金色がかって、真っ青な空とあいまって、何とも表現しがたい美しさだった。
Bonnieuxのキャンプ場では街と夕日を見ながら晩御飯。何だかすごく幸せな気分です。


6月19日(土) 晴れのち曇り、夜プチミストラル
◆ビュークス(Buoux)でクライミング。

■6時に目が覚めるが、風が強い。そのまま2度寝。8時起床。やはり風が強く、天気はどんより。
9時頃、目玉焼きとシリアルで朝食を取って、洗濯。10時頃までに大方出発準備完了。

今日はブログで(こっちに来てから)知り合ったプロヴァンス在住のオリマリさん家族が遊びに来るのだ。風は強いが、天気は良くなってきた。

■12時半頃、3歳のかわいいい男の子を連れて、オリマリさん夫婦登場。奥様は日本人でご主人がフランス人。ご主人も長い日本滞在経験があり日本語堪能。 テント立てて、お昼ご飯食べて(マリさんのお弁当のおにぎり、鳥の唐揚げ、いただきました!日本の味、美味!)、13時過ぎ出発。

行ったことがないのであれば是非!っとお勧めしてみたBuouxへ。土曜日のBuouxはそれなりにクライマーがいた。
■まずはTCFエリアへ。
Zephir(6a+)Alambic sortie sud(6b)TCF(7a)にダンナがトップロープをかけ、みんなで登った。TCFは2004年にRPしたルートではあるが2006年に触ったときには厳しかった(核心ムーブできず)が、今日はそれなりに登れた。慣れない岩ですがオリマリさんたちもZephirAlambic sortie sud(6b)は問題なしですね。

それにしても昨日は暑かったのに、今日のBuouxは寒い。しかもホールドが湿気っていて、ちょっと残念なコンディションだ。

Styxエリアに移動して、Andeavor(6b)をトップロープトライ。慣れないポケットで指の皮が痛いオリマリさんたちは、下部だけトライして本日終了。私は何とか上まで行って回収。Recreativite(6b)より悪く感じたが、覚えれば一緒とダンナは言う・・・。

ビュークスの駐車場で。
マリさん、オリさん、テオくん。

今日はオリマリさんたちのおかげで、いつもなかなか登れない(登ろうとしない?)ルートを登れて楽しかった。

■20時頃終了して岐路へ。途中ボニュー(Bonnieux)のレストラン・フランベに寄って、持ち帰りピザの注文をする(こんなことができるのだと初めて知った)。どれくらいかかるかと聞いたら15分と言う。本当に?って思ったが、15分ならと店で待つことにした。やはり一回キャンプ場に戻って出直した方が良かったなと思うくらい時間がかかったが、待つ間に奥様からいろいろな話を聞けて楽しかった。

■キャンプ場に戻って、夕食。
ボニューの街は見えるが、雲が出ていて夕日は見えず。風も強く寒い。昨日は暖かかったのに・・・。
22時半頃、寒さに耐えきれずお開きに。
今夜はミストラル・・・。
23時過ぎ、お休み〜。

■フランスの車のNoのこととか、オイル交換のタイミングとかオリさん(ご主人)に聞けて、勉強になった一日だった。マリさん(奥様)には、日本人の味覚に合いそうなお勧めの食べ物を教えてもらった。今度チャレンジしなければ!
※キャンプ場に蛍の幼虫らしいものをダンナが発見。緑色に光っている。確かに水はあるがこんな汚い水でも蛍は育つのだろうか?

≪ダンナのコメント≫
■朝から晴れ。 今日・明日はオリマリさん一家(オリさん,マリさん,テオくん)が参加の日。 オリマリさんさんは
cimai(シマイ)の岩場の近くに在住です。 シマイは古いクライマーにはとても懐かしい岩場。 美しくて良い岩場なのですが、ベストコンディションの時期が難しいせいかあまり流行らなくなってしまったのが残念ですね。。。
■昼頃にオリマリさんが
Bonnieuxのキャンプ場に到着・テントを設営の後、Buouxに行った。夕方キャンプ場に戻ると残念ながら風が強い。しかも冷たくてすごく寒い。昨日までは夜も暖かかったのに・・・プチミストラル?4月のBonnieux滞在中も今回も強風はなかったのに『なぜ今日?』とすごく残念です。フランベでテイクアウトしてきたピザを食べながらみんなで色々お話し・・・ですが、寒いので早めに就寝でした。(>_<)


6月20日(日) 晴れ、曇り、プチミストラル
◆ビュークス(Buoux)でクライミング。

■7時前に目が覚めるが、すごい強風。
ミストラルだ。
8時前に起床。
テントの中でお湯を沸かし、インスタントコーヒーを入れる。
昨日はシャワーを浴びずに寝たので、朝シャワー。なかなか気持ちよい。
シリアルと目玉焼きで朝ご飯。
■オリマリさんたちも今日も登れるとのことで、Buouxの違うエリアに行ってみることにした。
今日もにダンナがトップロープを張り、みんなで登るスタイル。
Mur ZappaエリアのBal des lazes(6a)Dardibule(6a+)FakirエリアのFakir(6a+)

私は登った3ルートともテンション入ってしまったが、スラブの良い練習になった。みんなで登ったのでいつも以上に頑張ってしまい(良いことだ!)くたくたに疲れてしまった・・・。

でも今日は3歳のTeoくんともいっぱい遊び、心癒された〜。

岩場は風が入ってこないようで、無風。でも日は射すものの、あまり気温は上がらず、今日も寒い一日となった。登っているときは、ちょっと暑いくらいなのだが、取り付きは寒い。
せっかくオリマリさんが来てくれたのに、残念なコンディションでした。

■18時半頃、オリマリさんたちは終了。疲れているし、帰るの遠いし、明日はお仕事ですしね。

日曜日のBuouxはなかなか賑わっている。Fakirも大盛況。Excaliburエリアにも何組かやってきた。
大人気で普段とりつくチャンスがないle vieil homme est amer(7a+)が開いたので、ダンナがオリマリさんたちとサヨナラした後、取り付きオンサイトした。
私たちもこれで終了。

■20時頃キャンプ場に戻って来た。
オリマリさんたちがいたのは1日だけだったのに、すごく寂しくなった。。。

(↑) Mur Zappaエリアで。



(↓) Fakir(6a+)の取り付きで。
■まだ風が吹いているが、だいぶ弱まったので21時頃、外で食事。
★夕食
パエリヤ缶詰
ポテチ
シリアル
鴨のサラミ
2009年のコルビエールワイン

夕日が綺麗で昨日ほど寒くない・・・が、日が落ちたら急にまた冷え込んできた。
星が綺麗、放射冷却23時頃テントに戻り、お茶を入れて、うとうと。
冷めたお茶を飲んで0時前にお休み〜。

≪ダンナのコメント≫
■今朝は昨日にも増して風が強い。キャンプ場の受付に張り出されている天気予報では、今日の最高気温は13度・・・「
えっ!?それって3月並の気温じゃん!」とびっくりです。今日はMur ZappaエリアとFakirエリアへ行ったが、岩場は週末だけあってローカルクライマーが多数、平日の淋しさからは想像出来ないくらいに賑わっていた。特に今日は日陰が寒いせいか、最後まで日当たりの良いFakirエリアは夕方大盛況だった。
■夕方、オリマリさん一家とお別れの後、私は
le vieil homme est amer(7a)を登った。見栄えの良いカンテを登る長いルートでいつも大人気。触るチャンスが今まで無かったのだが、たまたま空いたので、すかさずやってみた。長いルートのオンサイトは気持ちいい。とても楽しかった。。。終了点に着いて谷を見下ろしたら、オリマリさん一家の車が帰っていくのが見えた。(2日間お疲れ様でした。また一緒に登りましょう!)


6月21日(月) 晴れ。
◆ヴェルドン渓谷(Gorges du Verdon)へドライブ。

■8時半起床。快晴だが、まだ風が強い。
今日はレスト。インスタントコーヒーだけ飲んで、洗濯開始!大量の洗濯物を洗った。
昼前に出発。
アプトルクレで買い出し。

■ヴェルドン渓谷(Gorges du Verdon)へ向かう。
国道沿いのパーキングでサンドイッチを食べる。昼時なので車が次々くる。サクランボ売りのトラックが止まっていて、おじさんがサクランボを売っていた。大きなパックいっぱいのサクランボが3ユーロ。安いです。

■セレスト(Cereste)の先で峠を越え、マノスク(Manosque)へ。マノスクは久しぶりに通ったが、大きな街で渋滞がひどかった。おまけに2車線道路で右の斜線に真っ直ぐ矢印が出ているので、直進できると思って行ったら(右だけ空いているので変だとは思ったのだが)サークル直前で右折のみの表示に変わってしまい、やられた・・・。何とか渋滞サークルには戻らず他の道で目的地方向の道に合流できた。

そしてせっかくラベンダーの季節なので、ラベンダー畑で有名なヴァランソール(Valensole)を抜けていった。ラベンダー咲いてました!満開のラベンダー畑は初めて見た。

晴れているが、目的地方向に入道雲がいっぱい沸いているのが見える。急いだ方が良いかな?

■リエ(Riez)、ムスティエ・サント・マリー(Moustiers-Ste-Marie)を抜け、いよいよベルドン大渓谷(Grand Canyon du Verdon)へ。ラ・パリュ・シュル・ヴェルドン(La Palud-surーVerdon)の街から、渓谷の真上を通って戻ってくる(半分が渓谷沿いの道)周回道路があり、とても景色がよい。
■初め左回りで入っていったら途中から進入禁止(一方通行)になってしまった。 仕方なく、ラ・パリュ・シュル・ヴェルドン(la palud sur verdon)に戻って右回りで入って行った。

展望ポイントにはクライマーがいっぱい。一番景観の良い展望台には若者クライマーがいて、トップロープで登っていた(ここは300m?の断崖、下に降りて登るのではなく、上からトップロープでぶら下がった後 登り返すスタイルが通常です)。

登っているところを横から見物できるので、観光客に混ざって一緒に見物した。
登っている仲間の写真を撮っている若者の横で「アレ」「ガンバ」と一緒に声をかけていたら「どこから来たの?」「日本」「日本はなんて応援する?」「ガンバ」と会話の後、青年が「ガンバ、ガンバ」と応援していた。ギャラリーいっぱいで楽しそうだけど、ものすごい高度感でやっぱり怖そう・・・。

11年前に5台のルート登ったけど。
登っている岩は日陰だけど、上の日向は暑い。日差しが痛いと感じたのは久しぶりだ。
クライミング見物した後、15時半くらいの遅いランチ。サンセル(塩なしパン、ラスクが無かったので)に、オリマリさんに頂いたタプナールをたっぷりぬって・・・おいしかった〜。とハム。満ち足りた。

■この先暫く一通なのだが、非常に景色が良い。柵が無いので景色が良く見え、対向車の心配もないので安心。昔は一方通行ではなかったが、景色を楽しませる計らいなのか、景色に気を取られて事故が多かったからの結果なのか?

ところどころ展望ポイントで車を止めながら、ラ・パリュ・シュル・ヴェルドン(la palud sur verdon)に戻って来た。
すでに17時を回っていて、真っ直ぐ帰ろうと話していたが、来るときにいっぱい車が止まっていた駐車場の「150m先ビュー」の看板が気になって、車を止めて歩いてみた・・・。が、看板が指している方向の岩には大きく×印が付いていて、行けども行けども展望が開けない・・・。諦めて戻って来たが、フランス人のお姉さんも車に戻るなり「ちくしょう」ってつぶやいていた・・・。

(↑) 有名な展望台で。
この写真では分かりにくいけど、
壁にはクライマーが、上は大勢の観光客。
Verdonならではの風景です。


(↓) こんな展望台がいくつもあります。
■元来た道を戻る。ムスティエ・サント・マリー(Moustiers-Ste-Marie)の写真を撮っている人を見つけ、写真ポイントだ!とばかりに写真撮影。リエ(Riez)、ヴァランソール(Valensoleは逆行で帰りは写真にならず)を通過し、マノスク(Manosque)も無事通過(この時間は渋滞していなかった)、20時半頃キャンプ場に戻って来た。
雨に降られることもなく、無事観光終了。

キャンプ場の空は、ものすごい青空。夕日も今日はきれいそうだ。
大急ぎで片づけと食事の準備。
風も止んで、夕日がきれいになってきたが、なかなか食事の用意ができない。

■22時頃、ようやく夕食。ぎりぎり夕日の時間に間に合った。
★夕食
ダンナ特製パエリヤ
プロヴァンサル生ソーセージ
昨日食べるのを忘れた、プチトマトとラディシュ
リュベロンワイン

ゆっくりしていたら0時
お茶も飲まずに、お休み〜。

≪ダンナのコメント≫
■今日も晴れ。まだ少し風があって気温も低い。今日はレスト、数年ぶりに
Verdon(ヴェルドン)渓谷までドライブに行ってみた。 Bonnieuxから最短距離でVerdonを目指すとManosque(マノスク)とValensole(ヴァランソール)を通ることになる。
Manosqueの近くにはフランスの原子力研究所があり、日本人技術者がよくManosqueに滞在するらしい。 日本人には意外に縁がある街(?)。 私が初めて来た20年前に比べ、人口も増えて街もずいぶん大きくなった。昼は渋滞もひどい。
Valensole(ヴァランソール)平原はラベンダー(ラヴァンダン)栽培で有名。 高原なんてガイド本に書かれることもあるが、『高原』と言うには標高が無さすぎる。 だいぶうねった台地状の平原に畑が作られているが、実際は有名な程にはラベンダー(ラヴァンダン)畑は多くない。 この近辺を通る度に毎回不思議に思うのだが・・・。 Ventouxの麓のSault(ソ)の方が案外、ラベンダー畑は綺麗かも・・・。
Verdon(ヴェルドン)渓谷には15時過ぎに着いた。 観光客・車が多い。 定番の展望台でクライマーを見物した。20年前は自分が登る側で、観光客から質問されたり写真を撮られたりだったのが、今は逆。 なんだか複雑な気分だった。 ついでに遅いランチを食べた。 オリマリさんから戴いたタプナールが美味しかった。 展望ドライブコースを走ってBonnieuxへ、帰宅は20時半頃になってしまった。 夕方は風も完全に止んで、今日は久しぶりに夕焼けが綺麗だった。


6月22日(火) 快晴
◆ビュークス(Buoux)でクライミング。

■なかなか起きられず、9時前に起床。
快晴!
目玉焼きとシリアルで朝食を済ませ、昼前に出発。岩場直行。

■ボニュー(Bonnieux)の小さなスーパーでバナナを買っていこうと思ったら、ツーリストで駐車場がいっぱい。離れたところにようやく停めて歩き出したら、ダンナが財布を忘れたことに気づく。バナナは諦めた。

Buouxのいつも停める駐車場には車がなかったが、手前の駐車場に車が数台。
声がするので探してみると、左の方の日向エリアの長いルートを登っているのが見えた。
私たちはTCFエリアへ。12時半頃到着。日向で、誰もいない・・・。暑いには暑いが、さほど気温は上がっていないようだ。

岩は乾いていて、コンディションは良さそうだ。
13時半頃、ダンナがAlambic sortie sud(6b)-Camembert fergusson(6c+)にヌンチャクをかけてくれた。

■14時頃、下のAlambic sortie sud(6b)には日が当たっているが、リードでCamembert fergusson(6c+)にプリクリをかけに行った。Alambic sortie sud(6b)の終了点付近がスラブで、Camembert fergusson(6c+)もスラブから一気に傾斜が上がるのでロープが屈曲していまう。そこで、Camembert fergusson(6c+)を登るときは、Alambic sortie sud(6b)を回収してしまおうという作戦。ダンナが上でビレーするよと言ってくれたが、一回で登れるか分からないし、申し訳ないので・・・。

私が休憩する間、ダンナが私のプリクリロープを使って2階隣のMonsieur Propre(7b+)を触りに行くが、Camembert fergusson(6c+)のピンを共有して登ることができないことが分かって、Alambic sortie sud(6b)だけ登ってそのまま降りてきた。
■15時頃、Camembert fergusson(6c+)をリードトライ。 中間部のムーブができずテンション。 トップロープでは問題なくできたムーブがリードではできない・・・。 ロープの重さに加え、思い切りの良さが足りなかった。 何とかそこを越えたものとてもRPできる気がしない。 このまま抜けて回収してしまおうかと思ったが、ダンナがそのまま降りろと言う。 で、ダンナがもう一回登ってムーブを確認した後、トップロープをかけて降りてきてくれた。 やさしいダンナに感謝(ずっと怒ってたけど・・・)。 トップロープでムーブを再確認して今日は終了。 力及ばず。

ダンナは隣のMonsieur Propre(7b+)をトライ。途中まで面白いのだが最後の核心が非常に悪く、しかもランナウト。。。ムーブだけ確認して回収。
18時半にて、本日はこれで終了。

Buouxの駐車場。西日が美しい。

夕方になって何組かクライマーが来て、TCF左下のエリアやStyxエリアで登っていた。

■20時頃、キャンプ場着。
21時頃から夕食。
今日は一日快晴で、夕日も綺麗だ。
★夕食
鶏肉入りパエリヤ
Ventouxワイン
お茶を入れて外で飲む。

テントに戻った後、生チーズ&ジャムを食べ、0時前にお休み〜。
今日も夜泣きの子供の泣き声がこだましている・・・。大変そう。

≪ダンナのコメント≫
■プロヴァンスは観光に最適な季節に入って、
Bonnieuxの街中は観光客だらけ。キャンプ場も大盛況。キャンプ場からの街と夕焼けの眺めはとても素晴らしく、夕焼けの時間になるとカメラを持ったキャンパーがうろうろしだす。なんだか微笑ましい風景だ。(私もその一人なのですが・・・)。


6月23日(水) 快晴
◆ヴナスク(Venasque)でクライミング。

■8時過ぎ、起床。
職場のTッシーからのメールで現実に引き戻される・・・・。
9時頃朝食
★朝食
昨日のパエリヤに玉子を載せて
洗濯して
11時半頃、出発。
アプトルクレで買い出し。
■ラベンダー満開のセナンク修道院(Abbaye de Senanque)を期待して、セナンクに写真を取りに行くが、遠目にはラベンダーが緑色にしか見えない・・・。咲いていないのか?側に行ったら咲いているのが分かったが、良く写真で見るような鮮やかな紫には見えない。満開ではないのかな?

買うものはないが土産物屋で土産物を物色中「いいなあと思ったら高かった」という私達の会話に日本語で参加してくる方がいる。普通に世間話などしてから聞いてみると、ご主人がドイツ人でミュンヘンに在住している奥様でした。家族でプロバンススに1週間旅行で来ているとのこと。簡単に私たちのことを説明しダンナの名刺を渡した。2年後はドイツで登る予定だと話したら、店であったものですってメールしますね。あと1週間楽しみましょう〜と言ってお分かれした。とても知的な感じの女性で、連れていたお子さま(女の子)がすごくかわいかった。

店を出て駐車場に向かう途中、東洋人の団体さんが見えたので、ダンナと何人かな?と話していたが、大騒ぎ具合からすぐ中国人と分かった。声もでかいし、勝手にラベンダー畑に入ってポーズを撮って写真を撮る姿は傍若無人。ダンナが面白すぎ!と言って写真を撮っていると、側にいたカップルもダンナの「インタレスティング」に同意して笑っていた。見せ物状態の中国人だが、誰もそんなことには気づかず、大騒ぎでした。

■14時頃、岩場到着。
平日なのに、駐車場には数台車が止まっている。Saint Pierreエリアでは男性が息子さん2人と既に登っていた。学校は休み?
ヴナスクは予想通り蒸し暑い!

ダンナはResistance(7a)でアップ
私は腕と背中痛でレスト。明日の最終日までに回復するかも怪しい状態。。。
ダンナがいつもの課題(長〜い8a+)をトライ。後2手というところでフォール。暑すぎ・・・と言って、ムーブを確認して降りてくると、ローカルクライマーが3人やってきていた。

一人はお馴染みの、デュボックさん。そしてもう一人年輩の男性を見て、ダンナがトルシエじゃないのかな〜と考えている。果たして私は初めてお会いするトルシエさんその人でした。あのTaboo(8a+)を作った人だ。ブリコ(掘ったり張り付けたり)が絶妙で、仕事(ルート造る姿)も職人と言った感じだったとダンナから聞いていた。
結構年輩のはずだが、すらっとした姿で難しいルートを現役で登っていた。
写真を撮らせてもらった。

ダンナ2便目は、あと一手でフォール。すごく惜しかった。
みんな帰ってしまった後、3便目を出すが、すぐテンション。もう終わっていたって。
ヌンチャクがついているルートなので回収は必要なし。登れるところまで登って終了。

(↑) セナンク修道院(Abbaye de Senanque
畑の中に入って傍若無人に振舞う中国人集団。
他の観光客から顰蹙の視線もお構いなし。



(↑) Venasqueの岩場でトルシエに会った!
記念撮影。次はいつ会えるかな?



(↑) Gordes(ゴルド)の展望ポイント。
前を通るとやっぱり写真を撮りたくなります。

今日は2匹の犬がかわいかった。
19時半頃、岩場を後にした。
半分晴れているが、半分は今にも夕立が来そうな真っ暗な空になっている。明日の天気が心配。
もういいかと言いながらも、お約束のビューポイントでゴルド(Gordes)撮影。
メネルブ(Menerbes)コースで帰ってきた。メネルブは背景の空がどんよりなので写真は撮らず。
20時過ぎ、キャンプ場到着。

■21時頃、外で夕食
★夕食
全粒パスタ、プロヴァンサルソース、ボロネーゼソース
プロヴァンサル生ソーセージのボイル
リュベロンワイン
プロヴァンサル産メロン

(↑) プロヴァンス名産のメロン。


夕立が来るかと思ったが、空は快晴
夕日が綺麗だ。暖かい。
ドイツ人が集ってTVでサッカーを見ている。盛り上がっていたので、ドイツ勝ったかな?
テントに戻って、生チーズ&ジャムを食べ、23時半ころお休み〜

≪ダンナのコメント≫
■今日は久しぶりに
Venasque(ブナスク)に行ってみた。 こんな時期だし平日だし、誰も居ないだろうと思ったら、意外にも2組いた。しかも1組はアレックス・ディュボックやジャン・マルク・トルシエ(!)などローカルクライマーの重鎮達! ビックリです。トルシエが作ったルートには今だにずいぶんお世話になっています(taboo等など)。まさかこんな場所でお会いするとは・・・(こんな岩場にも来るんですね)。トルシエが作ったルートを登るたびにウィットに富んだ意表をつくホールド・ムーブの数々にいつも感服しています。だいぶ年配になってますが元気に登っている姿を見れて嬉しかった。少しお話しして記念撮影させてもらった。。。
■私は今日は、ここでのいつもの課題(長〜い8a?)をトライ。1回目はムーブ思い出しに手間取り、あと2手でフォール。2回目は本当に惜しくて、終了点ガバに届いたのに、200%パンプ状態で握れずロングフォールをしてしまった。(>_<) 3回目はボロボロで下部からテンション・・・残念です。2回目のトライで終了点に届きながら決めれなかったのは、今の自分の『ルートに対する気持ち』の足りなさの現れなのでしょう。また来期への宿題を残してしまいました。。。 オクサンは昨日の疲労が酷くて今日はお休み、私の専属ビレイヤーでした。


6月24日(木) 晴れ
◆ビュークス(Buoux)でクライミング。

■8時過ぎ起床
快晴
隣のドイツ人は今日も8時過ぎに出かけていった。高いバイクに乗っている。
■9時頃、シリアルと目玉焼きで朝食。
今日は郵便局でコリッシモ(colissimo)(日本に荷物を送り返すための郵便代込みの箱)を買うため、11時頃ラポストへ。でも今日はコリッシモ(colissimo)が無いという。アプト(Apt)まで探しに行かないといけないかなっと思ったら、明日には用意できるという。良かった。今日中に荷物梱包したいところではあったが、、、ボニュー(Bonnieux)のラポストは親切だ。そのままアプトルクレに行って買い出し。今日は高い(といっても5ユーロ)のワインを買った。

■一回キャンプ場に戻り、ワインが暖まらないようにシュラフにくるんでから再出発。
今日は岩場最終日、私の課題を片づけにBuouxへ。

■13時前に、岩場到着。まだ暑いので休憩。
アプローチ途中でローカルのおじさんに「ダウンなんか持って、今日はそれ着てここで寝るのかい」なんて聞かれた。我が家の防寒着は真夏でもダウン!

■14時過ぎ、ダンナがまずぬんちゃくをかけに行ってくれた。
私は昨日の背中痛はとれたものの、腕は筋肉痛だし、とてもフレッシュとは言えない状態。なので、アップもせず突っ込むことにした。40mルートは何回もできない・・・。

岩はかげり、取り付きが少し涼しくなった16時頃(登り始めたら暑かった。ポケットがぬめる〜)、トライ開始。といってもまずダンナがリードで荷物(貴重品や液体チョークまで)背負ってAlambic sortie sud(6b)を登り、私が空身でフォロー。Alambicの終了点でダンナがビレー。至れり尽くせりの状況でのトライ。

「1回目落ちたら上でちょっと休んで2回トライしてもいいからね」と優しい言葉。登る前には「ここから見たらルート短いでしょ。登れない訳ないから」と励ましの言葉。

「躊躇しない」をつぶやきながら、前回はまったパートは無事通過。最終核心に突入。今度は「絶対できる」とつぶやきながら・・・できました、完登!Camembert fergusson(6c+)RP。2階サービスグレードとしても、Buouxの6c+だし、とってもうれしい!!フィットネス系の前傾ルートで、楽しかったし、本当にうれしかった。ダンナにも感謝!

■まだ17時だったけれど、ダンナも昨日のトライでだいぶ疲れているのと、暑くて湿気が多いこと、手軽なルートがないことから、終了。
今日はTCF左の長いルートを登っているローカルクライマーと、Styxでレスキューの訓練をしている人たちがいた。
片づけて下るときに、もう一組クライマーが上がってきた。ローカルではないようだが、遅い出勤だ。
18時頃、キャンプ場に戻ってきた。

(↑) Alambic sortie sud(6b)を登る。
ここはアプローチです。




(↓) Camembert fergusson(6c+)
レッドポイントして記念撮影。
おめでとう。

■時間があるので、明日マルセルに預ける荷物をパッキングしたり、荷物の整理をした。
シャワー浴びて、食事の用意をして、20時頃
、明るいうちから夕食
★夕食
ごはん
シュークルート
豚肉とパプリカとココいんげん(haricot plat coco)のだし味炒め
2009年リュベロンワイン
・・・2010年金賞、めちゃおいしかった。
ワイン飲み終わった後、プロヴァンス産メロンを食べ
お茶を入れて、ポテチをかじる。

■23時頃、寒くなったのでテントに戻り続き。
0時過ぎ、お休み〜。
※MYKさんからメールが来た。職場の様子が少しわかり、元気なメールに元気をもらった。

日中は少し雲が出たりしたが、夜は快晴。日が傾くとすぐ冷えてきた。肌寒い空気に、ダンナが昼の日陰がこれくらいの気温じゃないとクライミングは無理だね。やっぱり6月の何仏は考え直さないといけないねと言った。

≪ダンナのコメント≫
■今日はとうとう、今回の旅のクライミング最終日です!(>_<)  明日からはひたすら帰国の準備、長かったツアーですが終わりかと思うと、とても寂しい。。。(>_<)
■最終日はやっぱり
Buoux。 今日はオクサンの日、仕掛かり中のCamembert fergusson(6c+)をトライ(このルートも昨日会ったトルシエのルートです)。・・・で、夕方、万全のシチュエーションで臨んだ1回目でレッドポイント。最終日も成果ありでゴキゲンのオクサンです。 私は、昨日の疲れが酷くてモチベーションも擦り切れ状態のため、オクサンのルートのヌンチャク掛けで終了でした。また次回を楽しみに、日本で日々鍛えて、パワーアップを目指して頑張ろう!


6月25日(金) 晴れ
◆帰国準備の1日。

■7時過ぎ起床。マダムからのメールが来ていた。さらに職場の状況が見えてきた。
久しぶりにドリップでコーヒーを入れる。インスタントコーヒーが無くなって、今更買い足すのもなんなので、4月から持っている粉で・・・。

■9時頃、だし味スクランブルエッグで朝食。洗濯をして、残った洗濯はさみをマルセルに預ける荷物に入れて封印。
そして日本に送り返す荷物を積んで、ラポストへ。まずはコリッシモ(XL)を3箱購入。重量にして7kg×3→21キロ。その場で借り梱包して重量を量らせてもらい、7kg×2箱、と5kg×1箱となった。持ってきた荷物を全部詰めても2kg余った。思った以上に21キロって重いんですね。
■1回キャンプ場に戻って、重量調整して梱包し直し。箱に送り先と内容物の記載をしたところで作業を一端中断。
マルセルと約束した12時にマルセルのジト(アパート)へ。4月と同じように彼女とわんこと一緒にマルセルが出迎えてくれた。

デポ用の荷物を渡すと「これだけでいいのか?」と聞かれた。しまったもっと預ければよかったか?あまり大量荷物を預けて迷惑がられるのも心配なので遠慮したのだが、全然問題なかったようだ。

お茶でもしていくか?といううのでお言葉に甘えコーヒーを飲みながら2時間ほど話をした。20年前、マルセルが日本旅行をしたときの写真を見せてもらったり、ダンナのお父さんのホームページを見せたり、楽しい時間を過ごした。
マルセルの彼女も京都に行ったことがあると言っていた。2人で日本に来るかな?

マルセルたちと記念撮影。
今回も荷物デポをお願いして安心です。

■14時頃さよならをして、キャンプ場に戻りコリッシモの伝票書き(これが面倒)、暑い中汗をかきながらの作業。書き終わったところですぐにラポストへ。
荷物渡して、作業完了したのが15時過ぎ。アプトルクレで買い出し(ルクレでマルセルと再会!)して、ジュリアン橋の駐車場で遅い昼食。ダンナ疲れて昼寝。17時頃、キャンプ場に戻って来た。
一息ついたあと、キャンプ場の精算をして、シャワー浴びて、19時頃外食へ。
■今回初、タンクトップとサンダルででかけた。
フランベにするか、前回みんなで行ったレストランにするか迷ったが、後者にした。
でもダンナが楽しみにしていた羊肉のメニューはなく、ダンナは魚、私はウサギのメインディッシュにした。おいしかったし、おなかいっぱいになったけど、少し物足りない感じだった。35ユーロの支払いに対し、20ユーロ札3枚しかない。お釣りをもらうか迷ったが、結局チップとして40ユーロをテーブルに置いて席を立った。

■ボニュー(Bonnieux)の街を散歩、時間が早いのでまだ明るい。テラスから教会まで上がってみた。要所要所に案内プレートがあって、観光地化に向けて頑張っているのが分かる。
キャンプ場に戻って、ミントティーを飲んで、一服。22時頃から洗濯。
メロンを食べて、23時過ぎ、お休み〜。

ボニュー(Bonnieux)のレストランで。
店員さんが撮ってくれた。


アポちゃんからもメールが来た!
今日も薄い雲は出ているが、一日晴れ。ついこないだまで日向が恋しい感じだった(キャンプ場の住人が日向を求めて移動していた)のに、今日はとても日向には行られない感じ。みな日陰で涼んでいた。
今日も朝晩は快晴、夜は冷え込んだ。

≪ダンナのコメント≫
■今日は朝から忙しい。まずは帰国のための下準備。クライミングギアや不要なキャンプ用品を整理。現地にデポする荷物を梱包。日本に送り返す荷物はコリッシモのXL3箱相当になった。昼からマルセルのジトに行って挨拶〜デポ荷物を預けて、またキャンプ場に戻って、送り返し荷物と伝票を持って
La Postへ。荷物を送り終わって、Aptへ買い物。途中疲れてジュリアン橋の横で昼寝・・・。またキャンプ場に戻ったのは夕方だった。疲れた。。。
■キャンプ場の清算をしてシャワーを浴びて、今日の晩御飯は久しぶりの外食。テラスで夕日を見ながらの食事は気持ち良かった。


6月26日(土) 晴れ
◆ボニュー(Bonnieux)出発、パリへ向かって寄り道観光。

■7時に目覚ましの音で起床。快晴!
ダンナはお疲れ。ドリップでコーヒーを入れる。
今日もだし味スクランブルエッグで8時前に朝食。
早々に片づけを始める。

■マルセルのところにデポもし、コリッシモで20キロ荷物を送り返したにもかかわらず、いっぱい荷物がある。捨てるつもりだったテントもイベントがあって欲しいというマルセルのために乾かして、それなりに大変な作業となった。荷物が減ったら減ったで、欲がでて、捨てる予定だった古いロープも持って帰ることにした。

ゴミを捨てにいって戻ってくるときに、キャンプ場の管理人のご主人に呼ばれて行ってみると、ボニュー(Bonnieux)のワインをプレゼントされた。「メルシーボク!」片言の英語で会話してさよならを言った。「オルボワール!」
いつも優しく接してくれたフランス人ご夫妻にも「We come back Japan」と言ってみた。(会話したかったが、フランス語が全くわからないので・・・。)優しい笑顔で頷いてくれた。

バタバタしたが10時過ぎには片づけ終わって、シャワーを浴び、レセプションでワインのお礼をいいつつ、ヘルスメーターを借りて荷物の重量を量らせてもらった。

フランス人ご夫妻にも、キャンプ場のご主人にもいっぱい手を振ってさよならをした。

■11時頃、マルセルのアパートへ。テントだけ置いて帰るつもりだったが、マルセルがいたのでまた少し話をした。もっとデポするものは無いのか?と聞かれたので、盥2個とマグカップ、どんぶり、ナイフを勢いで預けてしまった。道中使う予定ではあったが。。。
そんなこんなで、捨てるものは減った。

マルセルが日本刀が欲しいと言ってダンナに相談している。。。 彼女はいなかったが、わんこが大はしゃぎ。これから1週間アパートを貸すのでアルプスの方に出かけると言って、キャンピングカーの準備をしていた。やはりドイツ人の彼女と行くのかな?奥さんはどうしてるのかな???マルセルとお別れした後、昼過ぎアンリの家へ。

■幸いアンリ夫妻も在宅していて、無事お土産のTシャツと絵はがきを渡すことができた。
挨拶だけと思っていたが、ジトはやっていないのか?(2年前店を閉めて、ジトを始めると言っていたので)と聞いたら、完成間近(作りかけ)の部屋を案内してくれた。2階にベッドルーム3つ、1階に独立した部屋ができる予定のようだ。南西北ボニュー(Bonnieux)、ラコスト(Lacoste)、ヴァントゥー(Ventoux)山が見え眺めがとてもよい。一等地の豪邸だ。
アンリの居住している部屋もゴージャス?トレビアンであった。

(↑) アンリのジト(未完成)
完成が楽しみですね。。



(↓) アンリ夫妻と。
懐かしいカフェオレと、パンのランチ。

帰ろうとするとカフェオレを飲んで行けという。懐かしいボールに入ったカフェオレと熱々のブリオッシュ、アンリが作ったジャムをいただいた。アンリの娘さんがセニョン(Saignon)で店を出していることや、サッカーの日本の「Honnda(本田)」は素晴らしい、ファンタスティックという話まで、話が弾んだ。2年後にまた来るからと言って、13時頃さよならをした。

アプトルクレで買い出しをして、14時頃出発。
■アヴィニヨン(Avignon)から高速にのりバランス(Valence)で降りて、国道でローヌ川沿いを行き、サン・テチエンヌ(Saint-Etienne)へ。また高速でクレルモンフェラン(Clermont-Ferrand)、ブールジュ (Bourges)を抜け、トゥール(Tours)手前50キロくらいのパーキングで夕食。
すでに21時半、680kmのロングドライブでした。この区間の高速は景色もよく気持ちよかった・・・が、疲れた。ダンナお疲れさま。

★夕食
サンドイッチ
カスレ缶詰
ハム
Bonnieuxワイン(頂もの)
ペーシュの生チーズ
ミントティー
夕日がきれいだった。

高速道路のパーキングで晩ご飯。
夕日が綺麗。


0時半頃、お休み・・・
結構、夜中も早朝も車がいっぱい来ているようだった。泊まっている車も2台。

≪ダンナのコメント≫
■とうとう
Bonnieux出発です。でもまずはマルセルにまた会ったり、トーマ・アンリ(Bonnieuxの元・名物パティシエ)に会いに行ったり・・・で、出発出来たのは結局13:30頃。
■ここからが長旅です。ブルターニュ方面を目指すのですが、おおよそ1000km。この出発時間では今日中は到底無理なので行けるところまで・・・。アヴィニョンからA7を北上してヴァランス〜サン・テチエンヌ〜クレルモン〜ブールジュと通過、トゥールの手前で21:30頃。日没も近いので、パーキングエリアに入り車中泊。走行距離は680kmでした。パーキングエリアで夕食中の夕日が綺麗だった。


6月27日(日) 晴れのち曇り
◆パリへ向かって寄り道観光、モン・サン・ミシェル(Le Mont Saint-Michel)。
■7時半起床。快晴。
※パーキングのトイレの使用方法が朝になってやっと分かった。昨夜はドアを開けた途端に水が流れてビビった後、ドアを閉めたら真っ暗となるトイレに閉口(ヘッドランプ点けて入った)。朝になってよくよく見たら、ferme(閉める)ボタンがあって、それを押すとロックがかかり電気が点いて、用を足してドアを開けると水が流れる仕組みであった・・・。

昨日お茶を唯一の外出用短パンに溢してしまったので、ランニング用サブリナパンツでの観光。
ジュースとビスケットと生チーズで簡単に朝食をとり出発。
9時頃、最初のガソリンスタンド付きパーキングで給油し、自動販売機でコーヒーを買って飲んだ。

■時間が無いので一路モン・サン・ミシェル(Le Mont Saint-Michel)を目指す。高速でトゥール(Tours) →ル・マン(Le Mans)→ラヴァル(Laval)まで行って降り、フジェール(Fougeres)を通過してモン・サン・ミシェルへ。午前中に着きたかったが13時頃の到着となった。
残念なことにモン・サン・ミシェルの上には薄い雲がかかっている。
駐車場に車を泊めて遠目のモン・サン・ミシェルを写真に撮った後、修道院観光へ。

■日曜の大観光地で人が多いのは当然なのだが、日本人ツアーの多さに閉口・・・。今日のモン・サン・ミシェル(Le Mont Saint-Michel)は日本人人口が一番多いのでは?と思うくらい。考えてみれば、13時過ぎと言えば、ツアーではレストランでの昼食が終わって動き出す時間帯でしたね。

今回は日本語音声ガイドを聞きながらゆっくり回ったが、人の多さと、日本人の多さですっかり疲れてしまった。
駐車場に戻ってきたのが16時頃。このあとどうするか迷ったが、疲れているし早めにホテルを探して入ることにした。

■明日のことを考えて少しパリ(Paris)方面に移動してから探そうと思ったら、どこのホテルも営業している気配がない。どの街も閑散としている。70キロほど走ったところのドンフロン(Domfront)でOuver(営業中)の看板をやっとみつけ、そのホテルに入った。
このホテルがある通りには、他にも数件ホテルがあるが、日曜の午後から月曜まで休みだった。フランスはサービス業も日曜は休みが普通なんですね。。。

■18時にやっと落ち着くことができた。すこし休んだ後、街を見に行ったが、それほど見るべきものは無かった。
ホテルに戻ってシャワーを浴び、19時半頃、近くで唯一営業しているGurillというレストランに行った。コースメニューが14ユーロ、食前酒、テーブルワインを入れても40ユーロという安さに加えて、店員さんも感じが良くて、文句をいうことも無いのだけど、テーブルワインが異常にまずかった。フランスならどこでもおいしいワインが飲めるというわけではないんですね。料理も今一つ・・・。

(↑) モン・サン・ミシェル(Le Mont Saint-Michel
ここからの眺めはのどかですが・・・
島内は観光客でごった返してます。。。


ドンフロン(Domfront)の街の下の教会。
Notre-Dame-les-Eaux
ここでは珍しいギリシャ十字プランと
思ったらじつは・・・??



ドンフロン(Domfront)で泊まったホテル。
ようやく見つけた「日曜でも営業」のホテル。


■21時過ぎ、ホテルに戻って2009年のVentouxワインで飲み直した。
TVを見たりして、0時半頃お休み〜

≪ダンナのコメント≫
■朝から暑い。130km/h巡航でひたすら走るがやはりブルターニュは遠く、幾つかあった希望地を諦めて、今日はモン・サン・ミッシェルだけを目指すことにした。到着したのは13時頃。
モン・サン・ミッシェル(
Le Mont-Saint-Michel)は10年ぶり。すごく人が多いのは知っていたが、着いた時間柄か、特に日本人観光ツアーが多かった。今日の観光客の半分は日本人だったのでは? 狭い急坂が団体客で溢れて大混雑。私は人混み酔いしてグッタリ・・・(@_@)


6月28日(月) 曇りのち、晴れ曇り
◆パリへ向かって寄り道観光、レ・ザンドリー(Les Andelys)。

■7時半頃起床。どんより曇り。
シャワーを浴び、シリアルをかじって、ジュースを飲んで出発。
狭いけど綺麗で、シャワーもお湯がいっぱいでたし、ご主人が気さくで良いホテルだった。もっとお話ができると良かったが、フランス語分からない・・・。

イギリス人の年輩の男性4人組が朝食をとっていた。車が無いので不振に思っていたが、自転車が4台並んでいたので、チャリ旅行ですね。昨日はしまってあったので分からなかった。

■9時前に出発して、レザンドリー(Les Andelys)を目指す。
1時間くらい走ったところモン・デ・アヴァルアール(Mont des Avaloirs)で、ビューポイントの看板を見つけ寄り道。山を上がっていったところに展望台があり、なかなか景色は良いが曇っているのでいまいち。晴れていたら気持ちの良い場所かも知れない。月曜のこんな時間なので誰もいない。睡魔に襲われ朝寝休憩。昼頃まで爆睡してしまった。

■アランソン(Alenson)→ヴェルヌイユ(Vemeil)のインターマルシェでサンドイッチとハムの買い出し→エヴルー(Evreux)→ レ・ザンデリ(Les Andelys)に、15時頃到着。ホテルを探しつつ目的のガイヤール城(Chateau Gaillard)に到着。

■ガイヤール城見学を先にしようかと思ったが、一通に阻まれ城に到達できず。街に戻ってしまったので、先にホテル探しとなった。ガイヤール城の真下、川の近くのホテルに決めた。ホテルの駐車場がないので、ちょっと離れた公共のパーキングに車を停めなければならず、荷物を運ぶのが大変だった(フランスで車に荷物置きっぱなしはありえないので・・・)。

荷物を運び終わってガイヤール城(Chateau Gaillard)見学へ。お城自体はそれほど大きくないが、駐車場からお城までのアップダウンがしんどい。天気は晴れて青空に薄い雲がかかっている。蒸し暑い。かなりばてた。

■17時半頃ホテルに戻ってダウン。19時頃まで動けず。昨日の食事を思うと気が重いのだが、選択肢がないのでホテルのレストランへ行った。
席に着くといかつい顔の主人がメニューも持たず何か言っている。分からないという顔をしているとこっちに来いと言って、料理がが並んでいるところで皿を渡し、好きなのをとれと言っているらしい。前菜はバイキング形式らしい。

疲れていて食欲が無かったのと、勝手が分からなかったのもあって遠慮ぎみにとったのだが、なかなかおいしくて、もっととればよかったと後悔・・・。ワインも「ロゼか赤か」といきなり聞かれ、メインも2種類のみ。メニューがないので口で説明されるがよくわからない、と他のお客に出した料理を見に来いと手招きされ、他のお客が食べようとしている料理を見て選ぶ。両方肉料理、2人で別のものを頼み分けて食べた。

肉料理にサラダとフライドポテトが載ってくる。料理も昨日よりおいしかったし、ワインもおいしかった。そしてチーズ、デーザート、コーヒー。

デザートはムース・オ・ショコラと言ったのに全く違うものが出てきたし(美味しかったけど・・・)、コーヒーもロングと言ったのにエスプレッソが出てくる、追加注文したワインは出なかったし、会計もなにを頼んだか自己申告制、全てがアバウト。
でもそれなりに美味しかったし、値段もかなり安かったので、Happy!

主人とは対照的に、隣で食事している感じの良い男性がパンを切ったり、料理を運んだり。この人は客か店員か?食事食べおわったら厨房に入っていたから店員さんだったんですね。とにかくユニーク。

■食事の前はだるくてなにもできない状態だったのに、ご飯を食べたら元気になった。
食後セーヌ川沿いを散歩して旧市街の協会まで行って見た。
セーヌ川の向こうに沈む夕日と、夕日を浴びて光っている教会やガイヤール城(Chateau Gaillard)が綺麗だった。
ガイヤール城が修復中で作業用の鉄骨で半分覆われているのがちょっと残念。なかなか雰囲気の良い街だった。

レ・ザンドリー(Les Andelys)の旧市街から
ガイヤール城(Chateau Gaillard)を見上げる。
夕日が当たって美しい。



ガイヤール城(Chateau Gaillard)と、
今回 泊まった(風変わりな)ホテル。

21時半ころホテルに戻りシャワーを浴びる。
ここからが大変。明日の飛行機搭乗に備えて荷物の選別とパッキング。0時頃までかかってしまった。もっと思い切って物を捨てれば良いのだけど、ついつい・・・。
この日記書き終わったら、1時回った!

≪ダンナのコメント≫
■蒸し暑い一日だった。 午前中は二日酔いで頭痛がひどく体調最悪。 昨夜のレストランで出たワインが非常にまずくて(料理もイマイチ)、ホテルの部屋で口直しに買い置きのVentoux2009を1本空けてしまった。 部屋も暑くて寝苦しくて脱水状態になったのもいけなかったようだ。 なんとか準備して9時前には出発したが、具合が悪くて途中で1時間ぐらい昼寝してしまった。
■今日の目的地は
Les Andelys(レ・ザンドリ)でそんなに遠くない(300km)のだが、こんな調子なので着いたのは15時頃だった。 Les Andelysに来た理由はもちろんガイヤール城(Chateau Gaillard)見物。 中世のお城(要塞)好きの人にとっては外せない場所ですね。 ここも中世の要塞のよくあるパターンで、往時の姿を想像するのも困難な廃墟。 修復・復元が進められているが、しかしその作業足場が邪魔で写真を撮るにはイマイチ。 ちょっとザンネンだ。 でも眺めがとても良くて、昨日と違って観光客もまばらで静か、とてもよい場所だった。
■今日の泊まりはガイヤール城の真下のBar・Restaurant兼Hotel。 名前は一応『
Auberge du Pont』。 部屋はバーの裏の2階で微妙な配置だが、ドアを開けるといきなりガイヤール城が見えてなかなか良い。 不思議なBar(Restaurant)で、夜の営業時間はたったの2時間(19時〜21時)。 夕食はここで食べたが、品書き無し(定食のみでA la carteは無いようだ)、前菜はセルフサービス(?)、店主も客もなんだか変わってる。 でも昨夜のレストランより美味しくて、かなり安かった。
食後は
Les Andelys(レ・ザンドリ)を散歩。 セーヌ川沿いに公園が開けてとても雰囲気の良い街です。 セーヌ川の向こうに沈む夕日と、夕日を浴びた教会やガイヤール城がとても綺麗だった。


6月29日(火) 晴れ
◆パリ(Paris)へ。
■7時半過ぎ、起床。
シャワーを浴びて、ペーシュ入り生チーズを食べた。

ドアを開けるとレストランの回収工事をしている人が作業していて、挨拶をした。
車に荷物を運ぶ

■9時前にカフェに行くと、主人と従業員(息子?)が厨房でどつきあいの喧嘩をしている。
カフェオレを頼んだのに・・・コーヒーが出てきた(涙)。
ザックを運んでいると店員の女性が「荷物は置いていってもいいのよ」と親切に声をかけてくれた。巨大なザックを背負って観光に行こうとしていると思ったようだ。

■9時半頃、晴れているのでガイヤール城(Chateau Gaillard)の写真を撮りに行き、10時過ぎ、出発

セーヌ(Seine)川に沿って走る、途中素敵な街があった。マント−ラ−ヴィル(Mantes-la-Ville)から高速に乗る。

■TT CARに12時半頃到着、車を返す
東洋系の青年が空港ターミナルまで送ってくれた。寿司、焼き鳥、カツ丼が好きという。秋葉原に行ったことがあるそうだ。

■13時頃、ターミナル到着。
例年より早い時間についたので、込んでいるような気がする。
ここからが長い、さぼっていた絵はがきを11枚書いた。

空港のカジノで切手を購入。5枚切手を持っていたので、6枚購入したが・・・。6枚分で12ユーロ、これしかないと言われた。英語で会話するだけで精一杯でそのまま買ってしまったが、どう考えてもtoo expensive!フランスから日本への郵送料は0.8ユーロ。手元にあるのは1ユーロ切手12枚。0.8ユーロ切手がないにしても、1ユーロ切手6枚で良いではないか!
多分よく知りもしないのに適当に言ったのだと思うが、空港料金なんてあるはずもなく、でも心配なので12ユーロ切手2枚貼って出した。支離滅裂・・・。
思い出すに、自分のアホさ加減に呆れる・・・。

JALの登場ゲートでワールドカップの速報を張り出してしたが、JAL便のチェックインがcloseしたところでしまわれてしまった。

■20時前にチェックイン完了。
荷物チェックも無事済ませ、(入り口で荷物の大きさをチェックされたが無事通過)20時頃、登場ゲートに到着。
受付カウンターの女性が楽しい人だった。日本語で挨拶した後、See you soon!
(↑) ガイヤール城の裏の丘から。
左がガイヤール城(Chateau Gaillard)、
右下がLes Andelysの旧市街。

(↑) ガイヤール城の駐車場。
レ・ザンドリー(Les Andelys)を見下ろす高台で、
とても気持ちの良い場所です。


(↑) レ・ザンドリー(Les Andelys)から、
走り始めてすぐ、一面 コクリコの畑。
あまり見事なので写真撮影。。。

お土産も買って一安心。
遅れて23時、登場、離陸が0時
1時に夕食
「アリス・イン・ワンダーランド(映画)」を3回見た。

≪ダンナのコメント≫
■今日はとうとう帰国(フライト)の日。
Les Andelys(レ・ザンドリ)からシャルル・ドゴール空港は100km程度。 のんびり用意して出発。 天気も良いのでまずはガイヤール城に行って写真を撮って一休み。 しばらくセーヌ川沿いにパリ方面へ向かってドライブ、途中から高速道路に乗って、12時半に空港に着いた。 私達の便は夜中なので、こんな早く来る必要は無いのだが、何かトラブルがあると致命傷なので・・・。 車の返却場所の『TTcar Transit』は、プジョーとシトロエンの看板はあるが、なぜかルノーの看板が無く、躊躇して回りを2周してしまった。
■車を返却して出発ターミナルに着いたのは13時過ぎ。ボーっとしたり、手紙を書いたり(オクサン)メールしたりで暇つぶし。19時過ぎにチェックイン。問題の荷物チェックも無事クリア。最近は機内持込み荷物のサイズチェックが厳しくて、二人とも黒人の怖そうな係員に「ゲージに入れろ」と言われたが、伸縮バッグなので押し込んでOKでした。f^_^;


6月30日(水)
◆帰国。

10時頃、朝食
11時10分(日本時間18:10)成田空港到着

日本に戻ってきてしまった。

19:01の快速電車に乗る。
やはり夕方でも蒸す

21時半頃、自宅最寄り駅に到着。

ダンナが車を取りに行って戻ってくるまで、駅で荷物番。
こんな時間なのに、人がいっぱいいるのにびっくり。

22時頃、アパート到着
牛丼食べた〜いってことで、すき家に行って牛丼食べた。

明日から仕事です。

≪ダンナのコメント≫
■とうとう帰国。。。(>_<) 明日からはまた仕事です。 また次回を目指して、仕事とトレーニングに励む日々の始まりですね。。。


次の年・2012年(1)へ進みます。
ver2.0