- 滞在日記 -
2019/08/15
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滞 在 日 記  (2006年-3)

                 
2006/5/15(月) 〜 6/4(日)


5月15日(月)  朝曇り 晴れ 風が吹いて16時頃まで良かったが、夕方から暑い!
※レ・ブランシュ(les Branches)へ。
■コーヒーとスープを飲んでリュオン(Ruoms)のSuperUに買出しに行く。
■キャンプ場に戻って朝ご飯
■レ・ブランシュ到着。

≪私≫
・Du Gazou sur la Plage L1 6b+ Tr×1
・Quand Vibre l'ame la plage L1 6c+ L×2  ⇒もうちょっとでR.P.だったのに、残念。1回目はあと一手で終わりというところで落ちて、2回目はスリップして落ちた。1本目を登った時は風が吹いててベストコンディションだったけど、2本目を登った18時頃は風が無くて暑かった。トップロープで完全にムーブを固める前にリードするのは進歩なのだけど・・・。
≪ダンナ≫
・La Revolution des Fourmis 7c+/8a×1
・La Mauvaise Graine 8a+×1

■キャンプ場を30分ジョギング

【朝食】
コーヒー、スープ、固形生チーズ、ジャム、トマトペースト、ウィーン風バケット、目玉焼き
【夕食】
ビール、サラミソーセージ、アルデッシュソーセージ、プロヴァンサルソースとボロネ-ゼソース&パスタ、アルデッシュ地ワインうまい

■夕食後、アイロンかけスペースを占拠してパソコンを充電した。

≪ダンナのコメント≫
■今日はレ・ブランシュ最後。初回来た時にパチがやっていた7c+/8aをトライ。意外に悪い。1回だけで止める。 前回終了点まで行けなかったLa Mauvaise Graine をもう一度試す。前回は核心で使うホールドを間違えていたことが判明、今回は終了点まで行けた。なかなか面白い。次回来るときはこのルートかな?


5月16日(火)  明け方嵐(雷と大雨)起きる頃は 晴れ
※タルン(Turn)へ移動。
■コーヒーだけ飲んで移動準備。
■11時頃出発。キャンプ場代158ユーロ。
■リーデル(LIDL)でドイツ魚缶を買出し。この前買ったホワイトソースの魚缶が売り切れていてがっかり。リュオン(Ruoms)のSuperUで買出し。⇒ レ・ヴァン(les Vans)⇒ ヴィルフォール(Villefort)⇒ジェノラック(Genolhac)⇒ル・ポン・ド・モンヴェール(Le Pont de-Montvert)⇒ブドゥ(Bedoues)で教会の写真を撮る⇒フロラック(Florac)
■移動距離の割にはとても時間がかかりタルン渓谷へ到着。前回泊まったサン・パルキャンプ場がまだ営業していない。シャワーは冷たくて今一だけど清潔で雰囲気が良くまた泊まろうと思っていたので困った。。。キャンプ場探しの旅の始まり・・・。ミヨー(Millau)寄りに快適そうなキャンプ場を発見。他も見に行くが今一なのでまた戻ってきたが、受付が19-20時でまだ2時間近くある。しょうが無いのでもう少し探してみようとロジエ(Le Rozier)のキャンプ場に行ってみた。民営と公営のキャンプ場が並んでいて公営のキャンプ場の管理人がここは星が少ないが安いと言って営業を始めた。中のトイレだのシャワーだの炊事場だのを熱心に案内して『どうする?』と聞く。親父の勢いに負けそうになるが、お世辞にも快適とはいえない環境に、その場を去った。治安を考えるとずっとあのオヤジがいるなら安心なのだが・・・。岩場から遠いので現実的ではないがタルン川の対岸も見に行く。するとかなり立派なとっても快適なキャンプ場を発見。でもやっぱり岩場から遠すぎるから却下。ロジエに戻って店を覗くが新しいトポは出ていなかった。まだ時間があるので少しドライブして、最初に見つけたキャンプ場にもどり受付をすませた。
今回のキャンプ場。
大きな木陰と開放的な雰囲気でとても快適。
周りの木から芋虫がいっぱい落ちてくるのが難点?


■今回のキャンプ場は遠くに崖が見え景色が良い。川の傍にテントを張る。洗濯をした後、シャワーを浴びる。このシャワーが最高で暑いお湯がいっぱい出る。ちょっとお湯に臭いがあるのが気になるが。。。テントから水場が近いのもポイント高い!結果的に大当たりでした。
■頭痛でバファリンを飲む。
■11時過ぎに皿を洗っているといきなり炊事場の電気が切れた。何事かと思ったら消灯時間ということらしく、シャワールームの明かりも洗面所の明かりも点かなくなっており、トイレの電気だけが点いている。。。暗闇の中、ヘッ電で皿を洗った。

【夕食】
ビール、ベーコン丼、ドイツ魚缶(サーモン缶は高いのに今一)、ローヌワインおいしい

≪ダンナのコメント≫
■今回の移動は低燃費走行を試したので走行距離の割には時間がかかった。最近のルノー・クリオは走行中もリアルタイムで燃費をモニターできるようになっていて、しかも今回のクリオは燃費がやけに良い。低燃費走行を心がけるとどれくらい走るのか試してみたくなった。結果はリッター当り25kmちょっとです。平坦ではないこのコースでこの数字はすごいですね。満タンで1300km走ってしまう計算です。
■今回のキャンプ場は開放的でなかなか好み。焚き火もOK(?)。レセプションもかなりいい加減で、朝夕それぞれ1時間しか開いていない。受付だけしたら『好きな所にテントを張っていい』と言われそれっきり無干渉。シャワーも熱いお湯が滝のように惜しげもなく出てとても快適。消灯時間があるのだけがザンネンですが。。。


5月17日(水) 晴れ 夕方から雲多し 夜晴れ 夜中嵐 暑い!
※タルン(Tarn)でクライミング。
■朝ご飯食べた後、ミヨー(Millau)のSuperUで買出し。凄く楽しみにしていた「豚ばら肉で巻いたロックフォールチーズとひき肉を混ぜたもの」が置いてない。たまたま売り切れか?がっかり。
■キャンプ場に戻り。1時頃出発。
■ナビル(le Navire)へ。 岩は翳っているが取り付きが日向カンカンで暑くてやる気でず。先に来ていたフランス人カップルが6aを登り終わるのを待ってその6aでアップ。
≪私≫
・les Saeurs Petard 6a L×1
  ⇒ガバガバで幸せなルート
・L'equiper Desagrege 7a+ Tr×1
  ⇒ムーブは何とかできたがムズイ。前回できなくて1時間やり続けた下のムーブはできたけど上の方がかなり悪い。。。 下が核心って言ってたのに。。。
■カルメ・ブ(Calmez-Vous)へ。
≪ダンナ≫
・Arnaque.com 8a L×1、Tr×1
  ⇒暑すぎてサウナ状態とのこと。でもお買い得だって。
■キャンプ場と近くの教会往復で20分ジョギング
■洗濯した後、シャワー。髪を切った。

ミヨー(Millau)のSuperUで。
醤油の品揃えが素晴らしいので驚いた。
照り焼き、すき焼き、刺身醤油・・・。
買う人いるの?
【朝食】
コーヒー、オレンジ、スープ、全粒パン
【夕食】
サラミソーセージ、ビール、トマトソース&ハンバーグ、セプとプロヴァンサルソース&パスタ、ローヌワインとアルデッシュワイン、
■夜中、雷が鳴り嵐。雨はさほど降っていないが、風が物淒い音を立てて吹いている。ボニューのミストラルの経験があるので、山を吹き抜ける風の音が聞こえてくると、いつテントに吹き付けるかと身構えてしまうが、ここのキャンプ場は風の通り道ではないらしい。

≪ダンナのコメント≫
■Arnaque.com(8a)は、2年前にトライしたくて岩場に来たものの、フランス人クライマー集団に占拠されてて触れなかったルート。今回は誰もいない。じっくり攻めることに・・・したかったが、暑くて湿気が多くてダメ。ムーブだけ覚えて帰ることにした。暑かったので難しくも感じたが、でもこの感じは・・・湿気さえ無ければお買い得?


5月18日(木) 曇り 時々雷&通り雨 暑かったが雨の後少し涼しくなった。
※タルン(Tarn)でクライミング。
■昼頃出発。
■ゼブル(Tresor du Zebre)。
≪私≫
・Jeux de Plage 6a F  ⇒オンサイトで行くつもりだったがダンナが悪そうに登るので思わず見てしまった。
・Branli Branlo Branlette 6b+ ×1 R.P.
  ⇒最後のところでガバを見落としていて諦めそうになったけど、「テンショ〜ン」って言ったらダンナに「駄目!」って言われて頑張った。
■ダンナが一人でキャニオン(Canyon)エリアを探しに行って戻って来た。ルートがイマイチの上に、アプローチがすごく大変なのでこのエリアはトポから抹殺するとのこと。⇒ギュリヒ(Gullich)をチェックしにいく。2年前より新しいルートは出来ていない。⇒ (400 Coups)垂壁の8a。細かそう・・・。ここも却下。⇒雨が降ってきたので (La Grand Toit)で雨宿り。雷と通り雨、土砂降り。雨が止んでアプローチを下るとき今日始めてクライマーに会った。⇒ダンナがまた一人で(Secteru le Za)を探しに行く。岩は面白そうだが、ルートが増えすぎていてどれが8aか分からないんだって。⇒(De Que Fas Aqui)傾斜は無いが綺麗な岩。
■キャンプ場近くの小さな村「Mostuejouls」「Liancous」をドライブ。
■キャンプ場と近くの教会往復で20分ジョギング。

【朝食】
コーヒー、オレンジ、スープ、パン&チーズ
【夕食】
ビール、サラミソーセージ、ダチョウのコルドンブルー丼(玉ねぎ、マッシュルーム)、ドイツ魚缶、アルデッシュ残りワイン
■洗い物もせずダウン。グ〜。

≪ダンナのコメント≫
■今日は岩場&良いルート探しで迷走した一日だった・・・。 タルンのトポは写真の上にラインが書いてあり、カラーならまだ良いのだが、白黒なので実際の傾斜が分からない。その上、実際の岩場では取り付きのペイントが滅多に無く、ラインの間に新しいルートが出来ていると目的のルートがどれなのかさっぱり分からない。 トポはやっぱり岩の特徴を書き込んだマンガ絵がイチバンですね。 「400Coup」の8aは期待して行ったのに岩場に着いて超ガッカリ。トポではかぶっているように見えたが実物はスラブだった。 「Secteur le Za」はアプローチも近くてとても面白そうだったが、どれがどのルートなのかさっぱり分からない。とてもザンネン。 結局、良いルートは見つからず。仕方ない、Arnaque.comをまずは落とすか・・・。


5月19日(金) 曇り 涼しい 夜寒い
※今日はレストで観光。
■10時キャンプ場を出発。
■ミヨー(Millau)へ。クライミングショップでダンナのハーネスを買った。朝市を見学。パン屋で買ったプロヴァンサルピザがまずかった。。。⇒SuperUで買出し。⇒ミヨーのクライミングジムの場所確認。
■アルビ(Albi)方面めざしドライブ。 途中トイレを探していて「Viaduc Espace Info」の看板を見て行ってみると、ミヨー大橋の真下にお土産屋とツーリストインフォメーションが入っている展示場があり、橋の模型を展示してあったり、ビデオで橋の造り方を紹介したりしていた。ちょっとした観光地になっている。
■ロックフォール(Roquefort)観光バスがいっぱい。フロマージュカーブ見物ができるらしい。
■標識につられてサン・ジャン・ダルカ(St Jean d'Alcas Cne St Jean et St Pale)に行ってみる。15世紀のお城。外見は大きなお城、門をくぐると小さな村になっている。小さいけど雰囲気の良い静かな観光地。偶然見つけた。
■サン・タフリク(St Affrique)通過、でかい街。⇒コピア(Copiac)看板出てたけどイマイチ。⇒ブルス・ル・シャトー(Brousse-le Chateau)で写真を撮る。カッコよい村。また改めて観光に来ようと言っていたが結局来れなかった。⇒途中フランスでは珍しい交互通行の長いトンネルを通った。⇒ダムを通過した後の川沿いのフラットな道が快適。⇒途中滝があった。⇒またミヨー大橋の下(世界で一番高い橋脚の横)をくぐって帰る。

【朝食】
コーヒー、スープ、チーズを挟んだパン
【夕食】
ビール、ハム(Mortadelle Italienne)、味付牛肉、プロヴァンサルソースとバジリックソース&パスタ、ボルドーワイン、おいしかった〜
■お茶してお休み。

≪ダンナのコメント≫
■ここのところ悩まされている腰痛はやはりハーネスにも原因があるようで・・・キツクなったの。。。一サイズ上のハーネスを買ってしまいました。(T_T)
■時間が中途半端なのでドライブがてら、行ったことのない街の散策をした。 いろいろな発見があって面白かった。

Viaduc
ミヨー大橋のメイキングビデオを流していて
参考になります。

サン・ジャン・ダルカ(St Jean d'Alcas)



5月20日(土) 曇り 夕方から時々雨 寒い(陽が射すと暑い)
■12時前にキャンプ場を出発。
■ナビル(Le Navire)
≪私≫
・Anton et le za 6b L×2/3 T×1  ⇒リードで抜けられず。悪い。。。スラブでドッカンドッカン落ちた。足ずる剥け。痛い。。。
・L'equiper Desagrege 7a+ T×1  ⇒ムズイ・・・
■カルメ・ブ(Calmez-Vous)
≪ダンナ≫
・Arnaque.com 8a L×2 R.P.4 ⇒8a 2本目!
■隣の7aを見に行く。
■Tennesseeの7a+を見に行く。途中雨が降り出したので、キャンプ場に帰る。キャンプ場の洗濯物は無事、乾いていた。
■教会から隣の村へ登るコースを30分ジョギング。
■また洗濯。

【朝食】
コーヒー、オレンジ、カシューナッツ、スープ、ハムエッグ、パン、スライスチーズ
【夕食】
ビール、サラミソーセージ、コルドンブルー丼(玉ねぎ、マッシュルーム)、ドイツ魚缶、残りボルドーとリュベロンワイン
■夜中雷と雨、暑くて目が覚める。

≪ダンナのコメント≫
■Arnaque.com、ヌンチャクを掛けながら狙いに行く。 が、核心終わりで落ちてしまった。 2回目は当然のR.P.。お買い得だからね。 でも通算4回かかってしまった・・・。


5月21日(日) 曇り 夕方強風 暑いが日陰で風が吹くと寒い
※タルン(Tarn)でクライミング。
■昼頃出発。
■ラ・ミューズ(La Muse)。着くなり日が射してきて暑い!途中から曇り。
≪私≫
・la voie d'alex 6a L×3 R.P.3
  ⇒情けなや・・・。
≪ダンナ≫
・Gamel Trophy 6b+ O.F.
  ⇒核心ムーブは難しい気がするとのこと。
・汚いので8aはやらず。
■1回キャンプ場に戻りダンナのジョギングシューズを取りに行く。
■シュカティヌ(Choucatine)へ。
≪ダンナ≫
・le feu sous les cendres 7a+  
  ⇒Cybernetique 8a+を見に行くが、下部全体が染み出し+クモの巣だらけで論外状態。仕方ないのでこのルートをやったのだがオンサイト出来ず。このグレードにしてはムーブが悪かった

キャンプ場からの眺め。


■アルカンシェル(Arc-en-Ciel)エリアを見に行く。
フィックスでアプローチが面倒くさいので、7aは見に行かず。 8aも取り付きが悪いのでそそらない様子。
■早めの18:30頃キャンプ場に帰り、キャンプ場のブランコでたそがれる。。。
■キャンプ場の近くを15分ジョギング。

【朝食】
コーヒー、オレンジ、スープ、チーズのせ目玉焼き、スライスチーズとパン
【夕食】
ビール、サラミソーセージ、カシューナッツ、ご飯、ドイツ魚缶×2、シュークルート、煮物缶(肉じゃが系の味)、残りリュベロンワイン
■11時早めの消灯。

≪ダンナのコメント≫
■今日も岩場・良いルート探しで迷走・・・。次の標的が定まらない。長くなくて面白そうで、取り付きやすいルートは大方登りつくしてしまったし・・・。 何をやろうか悩んでしまう・・・。


5月22日(月) 曇り 土砂降り 濃霧 曇り 夜晴れ

ロワール川の水源(Source de la Loire)
この辺り一帯がそうなのですが・・・。
雨と霧でなんにも見えません。。。


※今日は観光。ロワール川の水源を目指す。
■コーヒー、シリアル入りスープを飲んで10時ごろ出発。
■サント・エニミ(Ste Enimie)⇒Batsieges⇒マンド(Mende)付近で光った?オービスだ。ショック!フランス人いい加減だから請求来ないこと期待して忘れよう・・・。
⇒マンド(Mende)⇒Pradelles⇒雨が降りだす⇒Aubge de Peyrebeille 雨の中で写真⇒Lanarce⇒St Citgues⇒ロワールの水源(Source de la Loire)の看板を見つける。車を降りようとしたら小雨になっていた雨がまた急に強くなる。私の傘はアルデーシュ川の中だし。。。霧で水源の場所も良く分からない。車で少し移動して水源らしきものを見つける。ダンナだけ車から降りて写真を撮りにいった。⇒Bourlatier 帰り道凄い濃霧で前が見えず怖い。
⇒オブナ(Aubenas)はまだ雨が降っていない。リーデルでドイツの魚缶とジュースを買出し。⇒サンエチエンヌ(St Etienne)・・・ルクレでガソリンを入れて買出し。ルクレから出たら雨。⇒アレ(Ales)⇒フロラック(Florac)⇒タルン(Tarn)の岩場に戻るとクライマーがいる。水溜りはあるが雨は止んでいる。今日は観光よりクライミングした方が正解だったかも。⇒20時過ぎにテント到着。疲れた〜。
【朝食】
コーヒー、シリアル入りスープ
【夕食】
ビール、サラミソーセージ、ドイツ魚缶&ご飯、ルクレの味付豚肉 オイシ〜、ローヌワイン
■夜星空。放射冷却で寒い。。。

≪ダンナのコメント≫
■ひどい一日だった。 昨夕の青空と風で天気は完全に回復したと思ってロワール川水源を目指すことにしたのに大外れ、朝からどんより空。 それでも雨さえ降らなければ・・・と思って出かけてみたらマンド(Mende)の直前ではいきなりオービスに引っかかるし・・・。どっぷり落ち込んで、目的地に近づくと雨・風・濃霧・・・視界は10m程度、最悪の天気。 サイテイの一日。終日ブルーな気分で落ち込んだ。
■これまでも道沿いにオービスが頻繁に設置されているのは気付いていて、注意していたのですが・・・。でっかい告知標識もあるしね。。今回はタイミングがあまりにも悪すぎました。登り峠道でフラフラと怪しい運転するオバちゃんの車が追い越し車線を塞いで走り、遅いトラックを抜けず。追い越し車線が切れる直前にやっとオバちゃんをかわして全速でトラックも抜いて・・・減速しきれないままコーナーを曲がったところでピカッとやられてしまった。告知標識は(多分トラックに隠されて)見えず。。。(>_<)


5月23日(火) 晴れ 風あり 夕方雲多くなる 夜星空で快晴
※タルン(Tarn)でクライミング。
■昼前にキャンプ場出発
■シャドック(Shadocks)
≪私≫
・Relent d'Ail 6a L×1 ⇒オンサイトならず。6aなのにムーブがあって面白い。疲れているので今日はこれでおしまい。
■De que fas aqui?(←エリア名です)
≪ダンナ≫
・Farniente 7aを終了直前まで登りトラバース、隣の8aにトップロープを張る。
・Moules Frites 8a Tr×1、L×1
  ⇒惜しいところでR.P.逃す。ランナウトで怖いのでトップロープR.P.でいいやって言っていたのを、頑張ってリードしたけど惜しいとことで落ちてしまった。
■帰りにピエデスタル(Piedestal)を探しに行く。坂を登って行くと途中崖崩れで道が崩れている。その手前を曲がると目的地らしい。すごい悪路をガタガタ揺られながら進んで行くとゲートが閉まっている。結局岩場には行けなかった。。。
■キャンプ場の近くを15分ジョギング。まだ膝が痛い。

【朝食】
コーヒー、オレンジ、パテ、トマトペースト、チーズ、目玉焼き
【夕食】
ビール、サラミソーセージ、ベーコン丼(玉ねぎ、にんじん、マッシュルーム)、ドイツ魚缶(モッツァレラチーズ味)、ローヌワインの残りとアルデーシュワイン
■キャンプ場の住人が増えた。バカンスシーズンかな?

≪オヤジのコメント≫
■今日の8a(Moules Frites)は、2年前に長身のドイツ人がボコボコ落ちながら登ってたのを見て『あんなの出来ん、垂直だし・・・』と敬遠していたルート。垂直ルートはリーチ差が大きく出るしね。ちびっ子の私がいきなりリードで突っ込むのは無謀なので左の7aを登ってトップロープを張った(この7aもなかなか緊張感溢れるルート!)。肝心の8a(Moules Frites)の核心は確かに悪く、最初は『とても出来ん!』と思ったが、ぶら下っていろいろムーブを考えていたら何とか安定したムーブを発見した。1時間ぐらい休んでR.P.狙いに行ったが、筋の疲れが残っていて核心を越えられず。今日はもう回復しそうにないので終了。


5月24日(水) 晴れ 風あり

ナバセルの谷(Navacelles)
※レスト。ナバセルの谷(Navacelles)へ観光。
■私が疲れているので(観光疲れ?)レストにする。
■11時頃出発。ミヨー(Millau)のリーデル(LIDL)、SuperU、インターマルシェ(InterMarche)で買出し。Uのフランス版つくねを買ってインターマルシェの駐車場で食べる。
■St Maurice Navacelles⇒ナバセルの谷(Navacelles)を上から見学できる場所に土産物屋がある。絵葉書を買う。谷底に行く道は工事中。ナバセルの谷に下りるのは諦めて、看板を頼りにドルメンを探しに行く。一個目の看板のドルメンは見つからず諦めて、もう一つの看板を頼りに行くがこちらはドルメンではなく、Douaineの間違いだった。。。今日もドルメンに会えず。
■風車があるサークルでLodeve方面へ向かう。⇒高速に乗り、St Guilhem-le-Desertを目指すが時間切れでUターン。⇒ミヨーの展望パーキングで休息。ベンチでバタービスケットを食べた。ミヨー大橋を逆光で撮る。⇒タルン川の対岸を通ってキャンプ場へ戻る。
■テントで休憩後、近くを散歩。
■キャンプ場の近くをジョギング15分。
【朝食】
コーヒー、目玉焼き&スライスチーズ
【夕食】
ビール、たこ缶、パスタ(プロヴァンサルソースにバジルソーストッピング、パルメザンチーズ)、パセリソーセージ、カスレ缶、アルデーシュワインの残りと、コルビエールワイン、
お茶を飲んでお休み〜
■こっちに来て買ったばかりのヘッ電が壊れた。。。

≪ダンナのコメント≫
■今日はオクサンの発案でナバセル(Navacelles)観光。 ラ・クヴェールトワラード(La Couvertoirade)より南のこの辺りは、今まで意識に上がったことがなく、行ってみるとなかなか良い気分転換になった。 オート・ラングドックから続くコース(石灰岩台地)がどのようになっているのか、ドライブしていて実に興味深かった。


5月25日(木) 晴れ 風あり 夜から曇り
※タルン(Tarn)でクライミング。
■朝6時半頃目が覚める。寒いしやることも無いので2度寝。9時に起きる。
■11時頃出発。祭日なので車が多い。
■シャドック(Shadocks)大人気エリア。人が続々来る。
≪私≫
・Vasy-Minot 6a O.F.
・A L'ouest du Pecos O.F.
・El Fuego Dela Muerte 7a T×1/3  ⇒下部核心出来ず降りてくる。
■De que fas aqui?エリアへ。 タッチの差で若者に先に8a取り付かれてしまう。でも核心出来ず、すぐ降りてきた。
≪ダンナ≫
・Moules Frites 8a L×1 R.P.3  ⇒若者に応援されながら気持ち良くR.P.!通算3回目のトライ。
■カルメ・ブ(Calmez-Vous)
≪私≫
・L'arrache clou 7a T×1/3  ⇒出だしから悪く、全然できなくていじけて降りてしまった。ダンナがせかっくトップロ-プを張ってくれたのにごめんね。。。。
■隣村まで30分ジョギング。

【朝食】
コーヒー、オレンジ、スープ、目玉焼き&チーズ、パンとチーズ
【夕食】
ビール、サラミソーセージ、ドイツソーセージ、ドイツ魚缶×2&ご飯、ローヌワイン

≪ダンナのコメント≫
■ムール・フリット(Moules Frite)をRP。 ま、ムーブが分かればね。 とは言うものの、登ってみるととても面白い三ツ星ルートだった。本来垂直が得意な私にとっては特にね。(垂直ルートは得意なのだけど、ヨーロッパでは単純に届かないから登れないケースが多いので近年はあまり触らないようになってしまった・・・)


5月26日(金) 午前中曇り 午後から晴れ 暑い
※タルン(Tarn)でクライミング。
■12時頃出発。ロジエ(Le Rozier)のスーパーでカスレ缶を買う。駐車場で昨日8aを昇っていた少年達に会う。ニコニコしていて可愛らしい。
■カルメブ(Calmez-Vous)
≪私≫
・Porc et Camion 6b+ T×1
  ⇒リードするつもりだったがダンナのアドバイスでトップロープにした。出だしのムーブが全くできない。上部はパワー系で面白いがムズイ。トップロープにして良かった。
・Corps des Canines 7a T×1
 ⇒核心全くできず。このエリア渋い。。。やる気なしで1回キャンプ場へ戻る。

ポワン・シュブリム(le Point Sublime)


■ドライブ
ヴィーニュ(Le Vignes)から展望台ポワン・シュブリム(le Point Sublime)へ。ここからシャドック(Shadocks)やオアシフ(l'Oasif)の岩場が見え、豆粒(クライマー)が動いているのが見える。有料望遠鏡(1ユーロ)で思わず見てしまった。周りの人は何を見てるんだろうと不思議そうにしていた。
■キャンプ場に戻り洗濯。膝が痛いので走らない。

【朝食】
コーヒー、オレンジ、スープ、目玉焼き&チーズ、パン&チーズ
【夕食】
ビール、イカ缶、カスレ缶、プロヴァンサルソース&バジルソース&パスタ、ドイツ魚缶(チャンピオンではなくてシャンピニオンソース)、ポテチ、ローヌ残りワインとボルドー安ワイン・・・まずい。
■足が痒いと思っていたら、水虫であることが発覚!生まれて初めて水虫になった。。。 ぷつぷつ水疱ができていて、ダニにやられたと思っていたら、いつまで経っても治らないのでこれは。。。。。。。。ショック!
≪ダンナのコメント≫
■タルン(Tarn)はいまいちモチベーションが湧かないね。オクサンもスランプのようだし。。。 やっぱり近々移動かな? 次はどこに行こうか? オーピエール(Orpierre)?思い切ってアノット(Annot)?それとも暑さ覚悟でビュークス(Buoux)周辺に舞い戻る???どうしようか?どこに行こうか?とても悩んでしまう・・・。


5月27日(土) 晴れ 暑い
※今日はレストでドライブ。
■洗濯した後、12時頃出発。ミヨー(Millau)のリーデル(LIDL)、SuperU、インターマルシェ(InterMarche)で買出し。パラパント場へ上がろうと思ったが面倒くさそうだったのでやめ、下の駐車場で休憩。⇒サンベラン(St-Veran)で写真を撮る。⇒ナン(Nant)通過。まるでプロヴァンスのような街。⇒St-Jean-du-Bruel通過⇒Meyrueis(観光地)通過。⇒ジョント渓谷(Garges de Jonte)マルチクライミングをやっている人がいっぱいいた。⇒ロジエ(le Rozier)⇒キャンプ場へ。

【朝食】
コーヒー、オレンジ、目玉焼き&チーズ、スープ
【夕食】
ビール、サラミソーセージ、ロックフォールソーセージ、プロヴァンサル&バジルソーセージ&パスタ、残りボルドーワインとヴァントゥーワイン

サン・ベラン(St-Veran)
■夜暑く寝苦しい。
■あまり面白いルートないし、暑いし移動しようかと思い始める。。。ボンニュー戻ろうか?

≪ダンナのコメント≫
ジョント渓谷でマルチをやっている人がとても楽しそうに見えた。『気分転換にたまにはやってみる?』とオクサンに聞いたら『怖いからヤダ!』との一言で終わってしまった・・・。マルチも面白いのになぁ・・・。 しくしく・・・(T_T)


5月28日(日) 晴れ 暑い
※タルン(Tarn)でクライミング。
■ダンナの散髪。
■外にブルーシートを広げてくつろごうと思うが、木陰だと芋虫の糞とかいろんなものが降ってくるし、日向だと暑くていられない。。。結局でっかい石をダンナに運んできてもらってベンチ代わりにして座った。書くの忘れていたが、ここは芋虫キャンプ場。青虫が降ってきてテントの中にも芋虫が入ってくる。何度も悲鳴をあげた。ぎゃ〜。アルデーシュでも小さな芋虫がいっぱいいて閉口したけど、ここはでっかい芋虫が降ってくる。。。
■12時頃出発。
■アンピテアトル(l'Amphitheatre)へ。アプローチが悪い。途中フィックス2回。
≪ダンナ≫
・Planete Grove 8a×1  ⇒ランナウトぶっ飛びルート。
右の方に見える6bも綺麗なルートだがさらにフィックスを使ってスラブをトラバースしないとたどりつかないので止めた。7aは汚いので却下。
■シャドック(Shadocks)
≪私≫
・Relent d'Ail 6a L×1 R.P.2  ⇒良いルートなのでR.P.できて良かった。
・El Fuego de la Muerte 7a T×1
  ⇒核心ムーブは出来たが、上のスラブが難しい。すぐにR.P.は出来そうにないので、移動決定。
■今日もまだ膝が痛くて走れない。昨日よりはまし。

【朝食】
コーヒー、オレンジ、目玉焼き、スープ、チーズ&パン
【夕食】
ビール、サラミソーセージ、フランス版つくね丼(にんじん、玉ねぎ、シャンピニオン)、ボルドーワイン

≪ダンナのコメント≫
■オクサンに散髪してもらって気分すっきり。
■プラネット・グルーブ(Planete Grove)8a はめちゃめちゃ面白かった。出だしのスラブがちょっといやらしいが、その後はひたすらガバホールド・ポケットでグイグイ登るルート。最後のピンの手前が核心? 目指すべきホールドが判らず何度も落ちてしまったが、ホールドが分かれば難しいムーブではない。しかし、ルートの取り付きまで来るのが面倒くさい。オクサン向きのルートが近くにないし、このルートも次のトライあたりで間違いなくRP出来そうだし、もういいか・・・と、1回でやめてシャドックに移動決定。 タルンはそろそろ移動かな?? どこに移動するべきか悩んでしまう・・・。


5月29日(月) 朝曇り 午後晴れ時々曇り 夜一時雨
※タルン(Tarn)でクライミング。
■昼頃出発。
■シャドック(Shadocks)
≪私≫
・Six Bieres,Cafe 多分6a+ L×0.9?
  ⇒新しいルートが出来ていてどれが6a+か良く分からない。 途中フォールして棚になったところに着地したが衝撃が大きく足首が痛い。。。 良いルートだがピン位置が悪い。ダンナ、ヌンチャクの長さを調節しようと思っていて忘れたとのこと。。。。
≪ダンナ≫
・隣の新ルート O.F.   ⇒こっちっが6a+かもだって?
■一回キャンプ場に戻り湿布を貼る。
■ドロマデール(Dromadaire)
≪ダンナ≫
・La Bomba 8a+×1
  ⇒まだ時間あるが、となりの8aはそそらないとのこと。 日向エリアだから一生縁なさそうとのこと。
■早めに帰って早めの夕食。足痛い。。。

【朝食】
コーヒー、オレンジ、パテ、トマトペースト、パン、スープ
【夕食】
ビール、セプ&バジルソース&パスタ、カスレ缶(今日は高い缶詰:うまい!)、ローヌワイン。
■食後落ち着いてからメール作成。パソコンを持って赤ちゃん用シャワールームを占拠し、電源を失敬して、写真のデータバックアップと掲示板の書き込みをした。立ちっぱなしの作業で疲れた・・・。
■食器洗いをした後、ワイン飲んでお茶飲んでおやすみ。。。

≪ダンナのコメント≫
■日向だが、ラ・ボンバ(La Bonba)をやってみた。 7cとの分岐点が核心。その後はストレニだがムーブは難しくない。核心は下部だし、ムーブさえ出来れば狙い目の8a+か?
■明日は移動。 やっぱりボニュー(Bonnieux)だ!


5月30日(火) 晴れ 寒い ボニュー(Bonniuex)はミストラル。
※移動日。タルン(Tarnから)⇒ボニュー(Bonnieux)へ。
■コーヒー、スープを飲んで、テント撤収。片づけをしていると隣のフランス人夫婦が私に話し掛けてきた。私が理解できないと分かると少しがっかりしていたが、ダンナがフランス語を話せるのが分かると嬉しそうに色々話掛けてきた。まん丸の旦那さんがユーモラスで面白い。
■ダンナがレセプションにキャンプ場代を払いにいく。かなり面白いやり取りがあったらしい。詳細はダンナのコメントで。
■12時前出発。気温15度。⇒フローラック(Florac)⇒アレ(Ales)⇒アヴィニヨン(Avignon)風が強くなってきた⇒アプト(Apt)ルクレで買出し。⇒ボンニューのキャンプ場!
■レセプションでマルセルに挨拶。私が外で掲示板を見ていると、ダンナが出てきて「ちょっとちょっと」と呼ぶ。中に入ると「マラソンのベスト記録は?」。いきなりなんだろうと思いながらも「3時間13分40秒」と答えると、マルセルが「フルマラソンでか?42.195kmでか?」と驚いている。「10年前だけど・・・」と付け加えてレセプションを後にした。何でそんな話になったのかと思ったら、ダンナが丹沢湖ハーフマラソンのTシャツ着ていたので、フルマラソンは走らないのか?という話になって、マルセルはフルマラソンを3時間30分くらいで走るという話になって、そこで私の話になったらしい。フルマラソンを3時間13分で走ったのは10年前だから、今3時間30分で走るマルセルの方が立派だと思う。私も頑張ろう!!でも左膝と右足首が痛い。。。
■いつもの場所にテントを張ることにした。ミストラルが絶好調で、テントが風に煽られなかなか張る事ができない。隣のテントの住人に助けてもらいやっとテントを張っることができた。

クワガタ。
キャンプ場でテントを撤収中に発見。
入り口に置いたバケツの下にいた。

■寒くて空気が乾いている。ベストコンディションの予感。でも期待していたラベンダーの早咲きはなさそう。タルンにいた蚊もいない。シャワーも水量は少ないが綺麗で快適。夜はとても静か。タルンのキャンプ場は川の水音や鳥の鳴き声(何故か夜中に鳴く)がやっぱりうるさかったんだなと思う。麻痺してたけど。。。
■もしかしたら水虫じゃないかも、と拒んでいた水虫薬をついにつかった。

【朝食】
コーヒー、スープ
【夕食】
ビール、サラミソーセージ、プロヴァンサル生ソーセージのボイル、ドイツ魚缶×2とご飯。

≪ダンナのコメント≫
■今日は移動! 大方撤収が終わったところでキャンプ場代を払いにレセプションへ。会計がめちゃくちゃアバウトで面白かった。到着時に記入したカードを出しながら、オバちゃんが、『何日間か?字が読めないのでわからない、日本語は特に読めない』って・・・数字で記入してるんですが・・・??? 。日数をごまかしても全く大丈夫だな、と思いつつ正直に『14日』って言ったら、『14日?素晴らしい!待ってネ、もう一度確かめるから』とカードをダンナのところへ持って行ってダンナに聞く。ダンナはカードを見もせずに、『日本語は読めん!』と一蹴・・・。 カードはフランス語で記入したのですが・・・。しかも日付は数字で記入してあるんですが・・・。今までいろいろなキャンプ場にお世話になったけど、こんな会計は初めて。 噴出して笑いそうなのを堪えての支払いだった。。。 車に戻ると、隣のキャラバンのフランス人夫婦がいろいろ話しかけてきた。質問攻めにあってしまった。
■出発し、車でタルン渓谷を東に抜けてプロヴァンスにさしかかるにつれて徐々に風が強くなっていくのがわかる。これって・・・ひょっとして、ミストラル??
予想通り、ボニューのキャンプ場はミストラルが吹き荒れまくり。すごい!すさまじい風! テント建てられるかな?いや、建てなければならない。 早速、ペグでテントの下部を固定して建てようとするが、固定したペグが次のペグを打つ間に風に煽られて抜けてしまう・・・。ドーム型テントなので中に荷物を入れて重しにしても荷物ごと動いてしまい、固定できない・・・。オクサンに中に入ってもらって中から風に耐えてもらうが、テントの後ろが逆立ちみたいに吹き上がってしまい固定できない・・・。 見かねた?隣のテントのオジサンが手伝いに来てくれて、3人がかりでやっと何とか建てられた。オジサンありがとう!
■手伝ってくれたお隣さんは、気の良い老夫婦。揃って体格も良い。 北欧方面の人がよく使うデザインの、帆布製のごっつい大きなテントで、整然とペグを打ち、ミストラルの中でもびくともしない・・・。デンマーク人らしい。


5月31日(水) 晴れ、ミストラル 夕方風収まり雲が出てきた。
※ビュークス(Buoux)の日。
■今日もミストラルが吹き荒れている。すさまじい風!
■昼頃キャンプ場を出発して、まずはアプト(Apt)ルクレで買出し。
■14時頃に岩場に到着。
≪私≫
※TCFエリア
・Alambic Sortie Sud 6b+ L×1
  ⇒久しぶりだと緊張する。
※Reveエリア
・Rose des Sables 7a T×1
  ⇒核心できず。スラブムーブも苦手。
≪ダンナ≫
※BDMエリア
・Tabou 8a+×2
  ⇒ヌンチャクをかけたあと携帯で掲示板書き込みをするのに夢中になり、体がすっかり冷え切って2回目はまったく体動かず。
■21時前キャンプ場に戻る。

キャンプ場の夕焼け。美しい。。。
【朝食】
コーヒー、オレンジ、スープ、キッシュ(昨日の行動食の残り)
【夕食】
ビール、ヴァントゥーワイン、貝缶、プロヴァンサル生ソーセージのボイル、プロヴァンサル&バジルソース&パスタ、エメンタルチーズ(サンドイッチ用に買ったスライスチーズが固まってしまった)
■右足首は痛いけど大丈夫。でも左膝がまだ駄目。。。

≪ダンナのコメント≫
■例年ならもうかなり暑くて限界に近い時期のビュークス。ダメモトで戻ってきたのですが・・・今年はなんと最高のコンディション! カラカラに乾いていて、涼しくて、誰もいない! そう、誰もいないんです。 時期外れですから・・・。 とっても複雑な気分。4月のクソ暑さは何だったんだろう!? こんな年もあるんですね。 とりあえずダメモトで戻って来て良かった。
■ビュークスに来るとやっぱりタブーをやってみたくなってトライした。 今期はやっぱり可能性はないこと確認。(未練がましい?) 次回はフィシュール・セルジュ(8a)をやろう! いつもは大人気で取り付くチャンスがなかなかないルートだし、面白そうだし。。。


6月1日(木) 晴れ ミストラル 寒い
※今日はオルゴン(Orugon)でクライミング。
■私洗濯。ダンナはテントの補強。
■アプト(Apt)のルクレで買出し。ルクレのガソリンスタンドでまず給油と思っていたら、出口と入り口が入れ替わっていてびっくり。逆走しそうになってしまった。今まではサークル側が入り口だったのに渋滞対策かサークル側が出口に変わっていた。
■オルゴン(Orgon)へ。地元の若者2人が登っていた。 オルゴン最難ルートの9aにヌンチャクがかかっている。9aのラインが初めて分かった。 誰がやっているんだろう・・・?
≪私≫
・Benjamin Bigoudi 6a+ T×1
・La Jument de Fernand 〜Gris Sourisへ合流。T×1
≪ダンナ≫
・Cherman contest 7b O.F.
・Monk 8a+×2  ⇒また指の皮を持っていかれる。

【朝食】
コーヒー、オレンジ、スープ、全粒パン
【夕食】
ビール、生ハム、ひき肉の豚肉巻きにダンナ作のソースをかけたもの(にんじん、ズッキーニ、シャンピニオン、トマトソース)、ドイツ魚缶&ご飯、春巻きならぬナン巻き
■すごいミストラルでテントのポールが折れるかと思った。

≪ダンナのコメント≫
■今日もミストラル。 まずは出発前に、昨日買ってきたペグを使ってテントの補強をしておく。 張り綱を、風上方面は3倍に増やし万全の体制にした。 これで安心。 夜には案の定、過去最強クラスの風が吹き荒れたが、たとえポールが折れてもテントが崩壊することはないでしょう・・・(たぶん)。
■オルゴンの新しい7bをオンサイトした。とても面白いルートだったのでオンサイトできて良かった。


6月2日(金) 晴れ 東はくもり 日陰は寒い
※今日は観光。
■洗濯して昼過ぎ出発。
■アプト(Apt)のルクレで買出し。行動食にハムのサラダ、サラダのクスクスとパンの盛り合わせを買い、ジュリアン橋の近くで食べそのまま1時間昼寝した。
■16時ごろ出発。
⇒ボニュー(Bonnieux)⇒ルールマラン(Lourmarin)⇒カドネ(Cadenet)⇒ローニュ(Rognes)⇒ランベスク(Lambesc)⇒カザン(Cazan)⇒シャトー・バ(Chat Bas)へ。のサン・セゼール寺院(Temple St-Cesaire)。
■ここにローマ寺院があるはずなのだがなかなか見つからない。ワインカーブの裏にあり見落として通り過ぎてしまい、戻ってきてやっと見つけた。
■ヴェルネーグ(Vernegues)⇒廃村跡(Vieux Vernegues)・・・修復中の大きなお城の廃墟があり。城壁の中には住居跡が残っている。
■アラン(Alleins)通過。アランの街の後ろは急勾配の山でそれを利用してキリスト受難の道(Calvaire)が作られている。ダンナは昔、この街のアパートにいたことがあるが気が付かなかったって。⇒マルモール(Mallemort)⇒ロビオン(Robion)⇒キャンプ場。

シャトー・バ(Chat Bas)のサン・セゼール寺院
訪れる人もなく、とても静か。
写真の向こう側面には、このローマ寺院の石材を利用して作られた12世紀の礼拝堂がある。
【朝食】
コーヒー、スープ
【夕食】
※風が収まったので外で夕日を見ながら夕食。日が落ちたら寒い。。。
ビール、サラミソーセージ、粉末スープ(にんじん、シャンピニオン、ズッキーニ、プロヴァンサル肉団子)、ドイツ魚缶&ご飯、リュベロンワイン
■テントの中に戻り、お茶飲んでお休み〜。

≪ダンナのコメント≫
■ドライブがてら、またもやマニアックな観光をしてしまった。サン・セゼールのローマ寺院遺跡へ。 知ってはいたが行った事がなかった。 ワインカーヴの駐車場に車を停め、標識に従ってカーヴを回り込むように歩くと林の中に突然現れる。ハイキングコース上らしく、散歩のオジサンに合ったがそれっきり人に会わず。 滅多に人が来ない様子。静かで良い雰囲気。
■日没まではまだだいぶ時間があるのでヴェルネーグ(Vernegues)へ。ヴェルネーグは新しい村。 村の上の駐車場へ車を停め、廃村跡(Vieux Vernegues)へ行く。 丘の上は広い展望台になっていて、城の廃墟がある。城壁の中や広大な丘の斜面には住居跡が多数残っている。いつ頃からの村なのか歴史を知りたかったのだが案内板が色褪せていて全く読めず、ザンネン。1909年の地震で打ち捨てられたとの話しではあるが・・・。


6月3日(土) 晴れ 日向は暑い 日陰寒い
※今日はビュークス(Buoux)でクライミング。
■風が弱くなったのでラジオが良く入るようになった。久しぶりにNHKラジオ短波放送を聞いた。
■昼過ぎ出発。アプト(Apt)のルクレで買出し。
■ビュークスへ。 駐車場で準備してたら、フランス人に岩場への道を聞かれた。ビュークスでフランス人に道を聞かれたのは初めて。
≪私≫
※TCFエリア。
・Alambic Sortie Sud 6b + Camembert Fergusson 6c+ T×1
・Dresdenは先客あり。イタリア人3人が局地法(?)で登っていた。楽しそう。
・Papa Pas Pou 6c T×1
  ⇒ムーブできた!6cだけどちびっこには難しいからって、いままで触らなかったルートだ。 ダイナミックなムーブが面白!
≪ダンナ≫
※BDMエリアで。
・Fissure Serge 8a×1
  ⇒何度も派手落ちしながらも上まで抜けた、さすが!今まで諦めて途中敗退している人いっぱいいたけど。このルートもチビには厳しいらしい。
■帰り道、下の川で、来るとき道を聞いてきたフランス人の彼女が水浴びしてた。ここ水汚いんだけどな〜。ドブ臭いし。。。

【朝食】
コーヒー、スープ、昨日買ったパンの盛り合わせ。外で食べた。
【夕食】
※外で明るいうちに夕食。
ビール、サラミソーセージ、ナス&バジルソースとパスタ、プロヴァンサル生ソーセージのボイル、お茶。
■日が落ちてきたら寒い!

≪ダンナのコメント≫
■フィシュール・セルジュ(Fissure Serge):8a をトライしてみた。 このルートは昔、有名日本人クライマーD氏が登れず、悔しさのあまりAPTまで歩いて帰ったとか、いろいろ話題の絶えないルート。 新しいトポが出るまで7c+にランクされていたが、一昨年出た最新のトポで8aにアップグレードされた。 しかもトポにアントワーヌ・ル・メネストレルの連続写真が使われたこともあり、近年一気に大人気ルートになった。
難しいという噂は聞いていたが、実際にトライしてみて、出だしがいきなり出来ないのには、ガッカリした。 とりあえず出だしは割愛して先に進むが、2本目から先もムーブが分からず落ちまくり・・・。 かなりハングドッグしてやっとムーブ解析できたが、4本目から先も全く出来ず落ちまくり・・・。 もうこれで止めて降りようかと諦めかけた最後のトライでやっと先に進めた。 念入りにホールド・スタンスを確認しムーブを作る。 多分出来そう。 となると最大の問題は出だしか・・・。


6月4日(日) 晴れ 雲多し 風は強いが暑い 風も冷たくない

エガリエール(Eygalieres)
村の上の城壁からの眺め。
※今日はレスト。
■ダンナ体調悪く、二人ともモチベーション無いためレストに変更した。
■私洗濯。ダンナは低周波治療器で筋肉をほぐした後、シャワーを浴びる。お腹が空いたのでダンナがパテご飯(ハーブを効かせて)を作ってくれた。
■14時ごろ出発。
⇒ロビオン(Robion)⇒カバイヨン(Cavaillon)⇒エガリエール(Eygalieres)へ。 エガリエールは何度も通過していたがまだ行ったことがないので行って見ることに。 駐車場に車を停めて、坂を登り街の天辺に上がると城跡と教会跡があり景色が良い。サンシクスト礼拝堂(Chap St-Sixt )が小さく見える。 教会跡は博物館になっていて、入場料はないがチップを払って入る。 街の雰囲気はよいが、特にお勧めというほどでもないかな。。。
■サンシクスト礼拝堂へ行く。入り口が開いていて初めて中に入った。毎週日曜15-17時は開いているとのこと。入場2ユーロという紙が置いてあるが、誰も払っている様子は無い。
■オルゴン(Orgon)の岩場へ。9aのルートにヌンチャクがかかっていたから誰か登っているかも知れないと思い寄ってみた。するとドイツ人の青年が丁度取り付こうとしているところで、Goodタイミング!。9a登るんだから超有名人かと思っていたがダンナも知らない人で一般人?凄いな。9aを登っているのを見るのは初めてなので興味津々。完登するまでにはまだまだ時間がかかりそうだった。
■エギエール(Eyguieres)⇒ラマノン(Lamanon)⇒ロビオン(Robion)⇒キャンプ場へ。
■シャワーを浴びて20時前フランベへ。テラスに出るが風が強いので諦めて中で食事。

【朝食】
コーヒー、オレンジ、スープ、目玉焼き、全粒パン
【夕食】
※フランベへ。
テーブルワイン、シーフードピザの卵のせ、ひき肉ピザの卵のせ。デザートはまたイール・フロッタント(ムース・オ・ショコラが無かったので。。。)
■キャンプ場に戻って外でヴァントゥーワインを飲んだ。コルクが傷んでいたらしく味が悪い。残念。テントに戻ってお茶してお休み〜。

≪ダンナのコメント≫
■昨日のフィシュール・セルジュ(Fissure Serge):8a で体がバキバキ。 疲れが激しいのでレストにする。
■夕方、観光の帰りにオルゴンに寄ってみた。 日曜なので、9aのヌンチャクの主がやってるのでは?と思って。 予想通りやっていたのだが、地元のクライマーではなくて なんとドイツ人だった。 ドイツから毎週末ここまで通っているのかぁ・・・気合入っているなあ、と思いつつ見学。 でもまだ繋がるまでは相当かかりそう・・・。
※追記※
帰国後、大ちゃんに聞いたらクリスチャン・ブレンナ(イタリア人)らしい。ドイツナンバーの車に乗ってたのでドイツ人かと思い込んでいたが大外れ。 クリスチャン・ブレンナは名前は知っていたが、実物を見るのは初めてだった。


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