- 滞在日記 -
2019/08/15
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滞 在 日 記  (2010年-4)

                 
2010/5/18(火) 〜 5/26(水) Gorges du Tarn(タルン渓谷)


5月18日(火) 晴れ、風
◆タルン(Tarn)へ移動

■7時起床。快晴。
タルンに移動する。

■インスタントコーヒーを入れ、TKYさん土産のビスケットを食べ、8時頃から移動準備開始。
荷物を全部車に押し込め、テントを畳む・・・大仕事だ。
今回ナメクジ被害が殆どなく、テント撤収時に駆除したのは2匹のみ。
■何とか10時頃には片付いて、10時半頃出発。
薄い雲は出ているが、晴れている。
キャンプ場の前を走っている国道を東に走り、コルド・シュール・シエル(Cordes-sur-Ciel)に向かって南下するところで「この先工事中」「迂回路は左」の標識が。仕方なく左折するもその先の看板がない。行けども行けども細い畑の中の道を行く・・・。結局コルドシュールセルとは全く反対側の県道に出てしまった。本当の迂回路を見逃したのか、それとも北回りで行けってことなのか、と不信に思いつつも、初めて通る道は色々発見もあり、それなりに楽しかった。通過したVaren(お城?があった)やLaguepie(お城?の廃墟があった)の古い街がなかなか面白く、その後の景色もなかなか良かった。

■東から回り込む形でコルド・シュール・シエル(Cordes-sur-Ciel)に入り、今度は南東のアルビ(Albi)に向かう。途中でCordes-sur-Cielの写真を撮った。
Albiの小さなスーパー(コッキー?)で、クロワッサン、オリーブ入りテリーヌを買った。
Albiから東に向かう。Albanを通過したところで休憩。

■時間に余裕があるのでタルン(Tarn)川沿いの道を走って行こうということになった。何回かドライブしたことがある気持ちの良い道だ。St-Sernin-s-Rance手前からTarn川に向かって北上。既に川からだいぶ離れてしまっていたので、ぐねぐね山道をかなり走らないといけなかったが、川に出れば快適な道が待っている! Villeneuveの村でやっと川沿いの道に合流。景色も綺麗だし、こういうところでは珍しいトンネルがあったり、楽しいドライブだ。

■が、Brousse-le-Chateau手前の橋を渡ったところで「この先工事中」「迂回路は左(自分たちがきた道)」の標識が。。。戻ってみるがやっぱりその後の看板なし、またぐねぐね道を走らされBrousse-le-Chateauと真反対の北の県道に行かされてしまった。ここまで来てまた別の道から南下しろと言うことなのか? もう戻る気力もないので、そのまま最短でミヨー(Millau)を目指すことにした。初めての道で何か発見があるかも知れないし。。。

コルド・シュール・シエル(Cordes-sur-Ciel
ここからの眺めはなかなか素晴らしいですね。
街中に入ってしまうと撮影ポイントが無いので。


アルビ(Albi
サント・セシル大聖堂( Sainte-Cecile

■大きなダム湖(Lac de Villefrance-de-Panat)を通過、湖の辺はキャンプするのに気持ちよさそうだった。ダム湖の名前がついた街もちょっと変わってて(ダムの真下に広がっている)面白かった。

■そして前回観光に来た、St-Beauzelyを通過、展望ポイントから写真を撮った。知っているところまで来てちょっとホットした。それでなくとも疲れているのに、すごくハードなドライブになってしまって、ダンナかなり辛そう・・・。

■ミヨー(Millau)のジェアン(Geant)スーパーで買い出し。
17時前にキャンプ場に着いた。買い出し含め約6時間の長旅になってしまった。

■ここのキャンプ場の受付は19-20時なので当然レセプションは閉まっている。でも勝手知ったる馴染みのキャンプ場なので、受付せずにテントを張り始ていると、18時頃に見慣れた青いクリオがやってきた。キャンプ場の馴染みのおばちゃんだ。受付してくれるというので、ダンナがレセプションに行くと、おばさんに「タカスさんたちは2週間いるが、ずっと雨で大変だった。あんたは天気が良くなってから来て、いいじゃないか。」と豪快に言われたって。相変わらず面白い人だ。19時まで待たずに受付も済んで良かった。

■片づけ終わって一息着いてから軽く洗濯していると、タカス家が帰って来た。お久しぶり〜!やっぱりタカスさんたちは変わらず元気だ。

■さて久しぶりに暖かいシャワーだ!と思ったのだが、こちらは大きな誤算。お湯の供給が安定せず、お湯になったり水になったり・・・。水量は多いので熱いお湯が出たときに、一気に浴びて暖まるしかない。ちょっとがっかり。

■シャワーの後、夕食の準備。
21時頃、外で夕食。
★夕食
カマンベールチーズ
ダンナ特性パエリヤ
オリーブ入り挽き肉の豚バラ肉巻き
フロントンワイン・・・うまい!

■遠くに見える岩がライトアップされている。以前はなかったよな・・・。多分。
22時頃、片づけて、テントに戻ってお茶を入れた。
ここは洗い場まで近いのでストレスが少ない。サンタントナンのキャンプ場は広すぎて洗い場まで異常に遠かったので・・・。
お茶を飲みながらうとうと。。。
0時前に、お休み〜

≪ダンナのコメント≫
■今日は快晴。8時頃から撤収を始めて10時半頃に完了、出発。
目的地は
Tarn(タルン)。St-Antoninからは遠くないので早い時間に到着するかと思ったが、途中工事中が何箇所かあり大きく廻り道させられて、買い出しも時間がかかり、いつものキャンプ場には17時頃に到着した。キャンプ場のおばちゃんは相変わらずユニークで面白い。タルンは花粉がすごいのに閉口。くしゃみが連発。。。タカス夫妻にも2週間ぶりに再会。


5月19日(水) 晴れ時々曇り、風
◆タルン(Tarn)でクライミング。

■8時前に起床。
ナメクジがいっぱい!目覚めのナメクジ退治。
このキャンプ場はナメクジ被害がないと思っていたのだが・・・。
いつもは芝生がはげた堅い土の上にテントを張っていたのが、今回は堅いには堅いが芝生が生えている上に張ったからかな?

タカス家の朝ごはん。
フランスのキャンプ生活に、
すっかり馴染んでいるようですね。。。


■インスタントコーヒーを入れ、クッキーをかじる。
9時半頃、朝食。
★朝食
シリアル
目玉焼き
10時過ぎ25分程一人で走った。
洗濯をして、昼頃出発。

■ロジエ(Le Rozier)の土産物屋でで、ジョント(La Jonte)とドゥルビ(La Dourbie)のトポを購入。ダンナがフランスでは珍しいマスクをしたまま店に入ったので店の親父さんが興味を示し、ダンナが花粉症だと説明したところ、花粉症談義で盛り上がった。この辺りの台地上で綿花を生産していて、花粉が大量に飛ぶとか。花粉症で悩めるフランス人も多いようだ。出かける前にキャンプ場のおばちゃんにも聞かれ「花粉症」と説明したら、「マスクは予防にいいんだよね」と言われたし、マスクが花粉症予防として効果的であることは、店のおじさんも認識はしていた。フランスでもマスクが一般的になれば良いのにな〜。
■13時頃、l'oasifエリアに到着。
天気は晴れだが、雲が出ていて、時々日が遮られる。日が射すと暖かく、陰ると寒い。風があって、時々強くふく。日向エリアがこんなに快適なのは初めて。ここはいつも雨の日にしか来ないエリアだ。

Cosmopolite(6c)トップロープ
・・・下部は快適だが、核心ムーブ悪く私のアップにはならない。テンションかけかけゴボウ状態で登った。

Butinage alienique 7a
トップロープで2回トライした。
前回できそう!って思ったルート。出だしがハングでハングを越えるところが核心、その後は薄かぶりでムーブもちょっと悪い。
1回目は核心ムーブができず、何度も繰り返すうち力尽きて終了。 2回目は、何とか核心ムーブできたものの、ギリギリだし、その後も続かない。
前回はどうしてできると思ったのか?多分核心ムーブが何とかできるから、何回かやれば簡単に登れると勘違いしたんだな・・・。
現実は厳しい。指の皮も無くなった・・・。

Oasifエリア



Planete causseエリアに移動。
l'oasifは寂しかったが、Planete causseはローカルクライマーがいっぱいいて賑やか。ダンナのマスクにもつっこみあり「病気か?」「いや花粉症」「それ予防にいいんだよね。でもそれして登るの?」ってな感じ。
残置ヌンチャクを借りて、ダンナがhoy me voy(8a)をトライ。いい感じで登っていたが、核心部でフォール。オンサイトで核心までよい登りをしていたのでローカルクライマーから拍手を貰う。後はムーブを確認しながらトップアウトした。感想を聞いたら「核心ムーブは面白いが、最後のランナウトがすごく怖い。」足下3メートル?にピンがあって、そこに調節した長いヌンチャク・・・(どんだけ落ちる?)。ムーブは6c+の核心くらい。想像するに確かに怖い。指と心に優しい8aはないかな〜って。

■私が時間をかけてしまったので、ダンナが1本登り終わったところで19時過ぎ。ここで終了。
今日は、マスクが非常に有効なことを確認した。Tarnに来てから花粉症が悪化したダンナが薬の残量を考えて、マスク使用に踏み切ったのだが、思った以上に予防効果があるようだ。周りの人には色々聞かれちゃうけど、花粉症といえば理解してもらえるので良かった。不審者と思われるんじゃないかと心配したが・・・。

■20時頃キャンプ場に、戻って来た。
今日はお湯の出方で発見したことを、実行に移す。
洗濯していて気づいたのだが、蛇口を一回止めるごとに、お湯がでた後、水が出て、またお湯がでる。お湯が届くのに時間がかかるのか?それにしても変だなと思って、止めずにずっと出しっぱなしにしてみたら、お湯→しばらく水→ぬるいお湯→熱いお湯・・・以後ずっと熱いお湯。何故かは分からないが、お湯を出しっぱなしにして、一回熱いお湯が出るようになればずっと熱いままとなる。何回か試したが間違いないようだ。

■ただシャワーはプッシュ式で自動的に切れるので出しっぱなしにできない。そこで考えたのが洗濯場でバケツに熱いお湯を汲んでシャワールームに持ち込むこと。で、水シャワー問題解決!シャワーもお湯が止まる前にボタンを押して出し続ければ(ものすごく時間がっかるが)熱いお湯が出続けることが分かったのと(忙しいが)、バケツのお湯もお温かくて、最後にかぶっても快適だった。

■21時半、夕食
さっきまで風が強かったのだが、昨日と同じで、この時間になると、凪?風が止んで、今日も外でごはん。
★夕食
鶏肉入りパエリヤ
カスレ缶詰
ベルジュラックワイン

■22時半頃、片づけをして、テントに戻り、少し残ったワインをのんだ。
最後に生チーズ&ジャム食べて・・・。
0時前に、お休み〜。

≪ダンナのコメント≫
■今日も晴れ。風が強くて冷たい。しかし花粉症が朝から全開で激しくつらい。
St-Antoninではそんなに酷くなかったのにTarnに来た途端・・・思い返すと過去も毎回、Tarnに来ると花粉症が悪化して苦しんでいる・・・。Tarnはどうも最強エリアらしい。
■今回持ってきた花粉症対策品は、点眼薬・点鼻薬、飲み薬3種(強中弱)、鼻の通りを良くする漢方薬、そしてマスク! 飲み薬(アンチヒスタミン)は副作用がひどいので避けたい。なるべく点眼薬・点鼻薬で乗り切りたいが、量を計算したら残り日数には全然足りないことが判明・・・。とうとうマスクの出番です。ヨーロッパではマスクをしている人は珍しくて、指さされて笑われたりするので着用したくなかったのですが致し方ない。(^_^;)
でも、昨年の新型インフルエンザの影響もあるのかな?マスクをしているフランス人は見ないけど、認識はだいぶ変わってきているようだ。
■その1。朝、キャンプ場のおばちゃんに会った時。「花粉症が酷くて・・・」と会うなり言い訳したら、「ここ(
Tarn)は花粉がすごいからね、それ(マスク)は対策に良いんだよね・・・」と、何だか普通の会話。
■その2。マスクをして最寄りの街を歩いても、指さされたり笑われたりしなかった。まあ、人もあまりいなかったけど・・・。
■その3。街のお土産物店でトポを買った時、店のオジサンがニコニコと・・・。私:「あっこれ(マスク)? 昨日
MontaubanからTarnに来たんだけど花粉症が酷くて・・・」。オジサン:「ここは花粉が凄いんだよ。台地の上は綿花の産地で花粉が飛びまくり。私のオクサンも花粉症が酷くてToulouseの名医にかかってるんだ。マスクも有効だよね。しかし花粉症じゃあクライミングも大変だねぇ。気をつけて頑張ってね。」・・・やっぱりTarnは花粉が凄いんだ。(-_-メ)  当分マスクは必需品と確信です。
■その4。夕方に行ったエリアで、アフター5のローカル集団と一緒になったが、最初は彼らの怪訝な眼差し・・・。彼らの一人が唐突に:「病気か?」。私:「これ(マスク)は花粉症対策。ここは花粉がすごい。日本では花粉症の人はマスクで対策するのが普通」。彼ら全員頷き、中の一人が:「でもマスクしてクライミング出来るのか?」(爆) その後は「東京から来たのか?」「いや横浜」などと、いつもの和やかな会話・・・。(^_^)
■今日のクライミングは、オクサンは
Oasifエリアのbutinage alienique(7a)をトライ。私は同ルートでアップの後、Planete causseエリアのhoy me voy(8a)をトライ。このルート、ムーブは問題ないが上部のランナウトがすごい。小心者の私はビビりまくりでした。(>_<)


5月20日(木) 晴れ、少し雲あり、風
◆タルン(Tarn)でクライミング。

■8時、起床。快晴。
トイレ掃除をしていて、なかなかトイレに行けない。。。
昼ごろ掃除をするキャンプ場が多いのだが、ここのキャンプ場はこの時間に掃除をする。
インスタントコーヒーを入れ、クッキーを食べる。
9時半ころ、朝食
★朝食
昨日の残りパエリヤに玉子をのせて。
10時半頃、一人で20分ほど走った。
■昼前に出発。
昼過ぎ、Figues au culエリアに到着。
トポにはすぐ日陰と自分たちでメモしているが、昼から15時くらいまで日が当たる。タカス効果で出勤?時間が早くなったからな〜。日向の中アップ。
Helmet or not helmet?(6a)フラッシュ
快適!、甘いかな?
Saveur d'epices(6a+)トップロープ
Helmet or not helmet?よりだいぶん悪い。テンションかけかけ登った。核心ムーブがツンツン。もう2,3cmリーチがあれば簡単かも。でも楽しかった!
私はこれで終了。

■15時頃、l'amphiエリアへ移動。
日陰エリアなので風が吹き込んで来ると寒い。岩に囲まれているのに上から風がふきおろしてくる。空にも雲が広がってきた。
ダンナ、Planete groove(8a)にヌンチャクを掛けに行った後、2便目でRP。おめでとう〜!核心部がすごいランナウト。ギリギリだったらしいが、降って来なかった。ふっとばず、無事登り切ってよかった〜。

■今日はRP日和らしく、隣のエリアで雄叫びをあげて50メートルの8aをRPしていたし、となりで登っていたドイツ人も7c+をRPしていた。
少し早いが17時半で終了。

l'amphi(l'amphitheatre)エリア。
Planete groove(8a)の取り付きで。




■昼から少し雲が出ていたが、帰るときには快晴。気持ちのよい青空が広がっている。
18時頃、キャンプ場に戻って来たが、タカス家の方が先に帰っていた。早い!
時間があるので、また一人約20分jog。青空で気持ちがよい。風があるが、暖かい。
そして洗濯。と、その時気づいたのだが、お湯の出が安定している。ダンナがシャワーから戻って来て、直ってるって。そして前のようにBonnieuxのキャンプ場シャワーを越えた!熱いお湯がドバーっとでる。これでなくっちゃっ!
■シャワー直っていたのに私たちの情報でタカス夫妻はボタンをずっと押し続けてシャワーを浴びるはめになってしまい、ごめんなさい。なんて間が悪いんだろう・・・。
それにしても久しぶりに暖かいシャワーをゆっくり浴びた。

■8時過ぎ、今日も外でご飯。
★夕食
パスタ
プロヴァンサルパスタソース、ペスト、パルメザンチーズ
カマンベールチーズ
生ハム
2009年のMinervoisワイン・・・お祝いでとっておきを開けた。おいしかた。

■21時半頃、片づけてテントに戻り、お茶を飲む。
生チーズ&ジャムを食べて、23時半頃お休み〜


登り終わって、キャンプ場で乾杯。
今日はパスタです。


≪ダンナのコメント≫
■オクサンは昨日の疲れが回復せず、簡単なルートを2本登って私の専属ビレイヤーに変身。なので普段なかなか行けない(オクサン向けのルートが無い)
Amphitheatreエリアに行ってみた。目的ルートはplanete groove(8a)、2006年に一回だけトライ、出来そうな感触を残して温存していた。1回目はヌンチャク掛けとムーブ思い出だし。今日は快晴で涼しく絶好のレッドポイント日和なので、谷のあちこちから完登の雄叫びが聞こえてくる。気合いが入ります!私も2回目で気合いのレッドポイントでした。。。


5月21日(金) 晴れ、快晴、風
◆観光、ラ・クベールトワラード(La Couvertoirade)へ。

■7時過ぎに目が覚めた。ひどい寝汗で、服も布団もびしょびしょ・・・。
インスタントコーヒーを入れる。
珍しくダンナもこの時間に起きた。
クッキーとノアゼットチョコレートをかじる。
今日も快晴。自然の色とは思えない、濃い青が空に広がっている。久しぶりに見る空の色だ。洗濯をし、シュラフを干した。

■今日はMillauの町中のクライミングショップに行くので、早めに10時頃出発。大きなスーパー以外は通常昼休みがあるので。
迷うことなく町の駐車場に到着。服の市場が立っていた。いいな〜と思うものもあるが、今回は着るものに困っていないので、なかなか買えない。。。
クライミングショップの場所が分からずツーリストインフォメーションで聞いた。スリングのみ購入。ぬんちゃくが異常に安かったが購入せず。

■町中を出てLIDL(ドイツ系スーパー)へ。サラダパックとサンドイッチ、ハムを購入。楽しみにしていたドイツの魚缶詰は売っていなかった。前回は売ってたのにな〜。 次にGeantで3日分の買い出し。

■買い物終わってガソリン入れて、14時頃から観光へ出発。
※私のカードでキャッシング不可。スーパーでの買い物はOKだったけど(サインして)、キャッシュディスペンサーは使えなかった。磁気カードは時代遅れなのか、ICチップ式カードでないと使えないということなのかも知れない・・・。前回までは使えたのにな・・・。
※今日のレジのお兄さんも、磁気カードの客は初めてだったらしく、サインも要求してこなかった。このままサインしなかったら引き落とされないよな・・・(儲けた!)と、一旦レジから離れたもののもう一回戻って説明してサインしてきた。
■目的地に向かう前にちょっと、Dourbieの岩場の偵察に・・・。ずっとMillauの街のすぐ上にある岩場だと思っていたが、そこではなくてもう少し奥の、もっとよさそうな岩場であることが分かった。一部陰っているところもあるが、14時回っても殆ど日向のようだった。

■14時半回って再度観光に出発。
Dourbieの岩を横に見ながら国道で大地の上に上がっていき、大地の上をしばらく走った後高速に乗る。一区間だけ高速(無料)を使い後はまた国道でラ・クベールトワラード(La Couvertoirade)へ。大観光地だけあって案内看板がしっかりしていて、迷うことがない。15時過ぎ、到着。テンプル騎士団が築いた城塞。廃墟だが街を取り囲む城壁が残っていて、その中に街がある。

■6年前に一度訪れた時は、天気が悪く傘を持っての観光だった。また城壁と塔の内部(廃墟となった城塞の残っている一部)を有料で公開しているのだが、それも6年前は営業していなかった。今日はものすごい青空、もちろん城壁内も見学。
受付で入場料を払うとき、国籍を聞かれ「Japon(日本人)」と言うと想定外?だったのか(こんなマイナーな観光地に日本人が来ることはないのでしょう)、レジ打ちで悩んでいた。非常に親切に色々説明してくれたが、残念ながらフランス語なので、ダンナも全てを理解することができなかった。

■城壁見学の後、街中を散策。
教会の内部が6年前より綺麗に改装?されていて、普通の教会になってしまっていたのがちょっと残念だった。

■17時頃、ラ・クベールトワラードを出発。駐車料金3ユーロのはずなのだが、ゲートが解放されていて、自動支払い機に料金入れてもお金が戻って来る状態。3ユーロ得した!
帰りはTrevezel渓谷を通り、Meyrueis経由でJonte渓谷抜けて戻ってきた。それにしても岩がいっぱいあるな〜。

(↑)ラ・クベールトワラード(La Couvertoirade
礼拝堂へ登っていく階段。



(↓)城壁南側の門。
■19時前にキャンプ場到着。タカス家はまだ戻っていない。今日は頑張っているようだ。
最強に快適なシャワーを浴びて、夕食の準備。
いつものようにさっきまで吹いていた風がおさまったので外で夕食。

■20時過ぎ、夕食。
★夕食
カレー
タイム入り挽き肉の豚バラ肉巻き
フロントンワイン
フランス版カール
食べ過ぎた〜。

■22時頃、片づけをしてテントに戻ってお茶。
23時半頃、お休み〜。

≪ダンナのコメント≫
■今日はレストで観光日。
La Couvertoirade(ラ・クベールトワラード)へ行ってみた。 Millau周辺の石灰岩台地(Causses)には、テンプル騎士団ゆかりの街がいくつかあるが、その一つだ。 しかし、他の『テンプル騎士団ゆかりの街』と同様、実際にはテンプル騎士団の遺跡というよりは、聖ヨハネ騎士団の遺跡といったほうが正しいか?  最も目を引く城壁はじめ、防御構造のほとんどは、テンプル騎士団解散のずっと後、百年戦争終盤から百年戦争後に、この地域一帯の治安が非常に悪化したため建設された。百年戦争終結で職にあぶれた傭兵達が暴れまわったんですね。
■ちなみに、テンプル騎士団の資金源は、寄進を除けば主に2つ。 過去の寄進によって得た領地の経営による収益と、銀行業務。 詳しく書くとキリがないので割愛しますが、前者・領地経営の拠点(コミューン)をコマンドリー(
Commanderie)と呼んでいた。テンプル騎士団のコマンドリーはヨーロッパ中に莫大な数、9000あったと言われている。 La Couvertoirade が、そんなCommanderieの一つだったかどうか、正確にはわかっていない。


5月22日(土) 晴れ、少し雲あり
◆タルン(Tarn)でクライミング。

■8時前に起床。今日も快晴。
夕べ2時頃、また寝汗をかいて目が覚めた・・・。
インスタントコーヒーを入れ、チョコをかじる。
シュラフを干す。

■9時半頃、朝食
★朝食
目玉焼き
昨日食べ過ぎた・・・。

■11時前に少し走り、洗濯。
昼前出発。
岩場の駐車場には、車がいっぱい!さすが3連休初日。
今回は混雑を避けて、アプローチが遠いマイナーな岩場を目指す。

Hollandaisエリアへ。
岩場には私たちと、レ・ドゥー・ザルプ(Les Deux-Alpes)から来たフランス人夫婦だけ。レ・ドゥー・ザルプはグルノーブルの近くでスキーリゾート地、クライミングするには寒いと言っていた。
昼過ぎ着いたときは、まだ岩に日が当たっていなかったが、もうすぐ日が当たる。
涼しいうちに、易しいルートから登る。

Jiskefet(6b+) 2回目でRP!
18mと短いので、ちょっとパワー系。
最初からリードするか迷ったが、ちょっと分かりにくいというダンナのアドバイスでトップロープにして正解だった。最初からテンション・・・核心も厳しい・・・。これは2便目もリード厳しい?と思ったが、降りてきたら不思議とできそうな気がしてきた。1時間くらい休んでと思っていたが、ルートの上部からだんだん日が当たり始めたので、ダンナがClaus' trofiel(6c+)(面白いが辛いって)を登って降りてきてすぐ、20分休んだだけで突入。で、案外簡単に登れてしまった。うれしい〜。

Inimini(6c) トップロープ
18mの短めのルートだけあって内容は濃い(ムズい)。日が当たっていて暑い中登ったが、一応ムーブはできた。

0031(7a)見ただけ。
今日はこれが目的で来たのだが・・・。下部のハングは遠いガバの連続といった感じで楽しそうなのだが、ぬけ口が悪そう。フランス人のおじさんが登っているのを見たが、上部のスラブで苦しんでいる。
雲に日が遮られる時以外は、がんがんに日が当たっているが、16時過ぎても陰る気配なし。で、諦めました。

Inimini(6c)トップロープ
La fille rouge(7b+)の1便目(惜しくもオンサイトならず)を出したばかりのダンナにもう一回トップロープを張ってもらった。優しいダンナに感謝。

■19時頃、日陰になって涼しくなってから登ったら、だいぶ感じが違った。
頑張ればRPできそうだが、アプローチ遠いのと14時〜18時前まで日向なのを考えると・・・。
5月に入ってから寒い日が続いたので、日向エリアで登れることを期待したが、昨日当たりからすっかり気候が変わり暑くなった。今日も蒸し暑い。

■ダンナはLa fille rouge(7b+)を順当に2撃。タカスさんにオンサイトしてきてください!と送り出されて来たのでオンサイトしたかったところだが、ちょっと残念。本当に惜しかったからね。でも7b+としては難しいルートらしい。

■19時半頃、撤収。
駐車場で先に帰ったフランス人夫婦と再会。フランス人の車の後をLe Rozierの街にフランス人が入るまで追っていく形になった。 また会えるかな?

■20時頃、キャンプ場着。レストのタカス家はまだ帰ってきていない。外食かな?
21時過ぎ、夕食
風が止まないので、今日はテントの中で食べた。
★夕食
ハム
肉団子入りカレー
コルビエールワイン
片づけをした後、お茶を飲んで
0時前に、お休み〜。
タカス家のテントの明かりはすでに消えていた。。。
※連休に当たったせいなのか、いつもよりキャンプ場が賑わっているように感じる。連休開けたら、タカスさも移動しちゃうし、寂しくなるかも。。。

≪ダンナのコメント≫
■今日もすごい青空の快晴。フランスは今日から3連休。主要なエリアは混雑が予想されるので、今日は気分転換も兼ねて
Hollandaisエリアに行ってみた。このエリアは初めて。20m程度の短いルートが6本だけの小さなエリアで岩質はまるでBuoux(ビュークス)。夕方18時頃まで日向で暑かったのが残念だが、les Deux-Alpesからから来た少し年配のフランス人夫婦と私達の4人だけで、和やかな一日だった。※les Deux-Alpes(レ・ドゥーザルプ)はGrenoble(グルノーブル)近くのスキーリゾート地です。「クライミングするにはまだ寒すぎる地域だ」と言っていた彼らだが、この岩場では「チョー暑い!(super chaud)」を連呼していた。
■私はアップの後、
la fille rouge(7b+)をトライ。タカスさんに『オンサイトする』と誓ったルートだが、核心は越えたものの、残念ながら上部でホールドを発見出来ずパンプ落ち。(>_<) 岩が陰ってからの2回目でレッドポイントでした。
オクサンは
jiskefet(6b+)を2回目でレッドポイント。inimini(6c)をトップロープトライでした。


5月23日(日) 快晴、夕立
◆タルン(Tarn)でクライミング。

■7時半に二人とも起きた。
日に日に花粉症がひどくなっていく。寝ている間もマスク着用していたが、今日も朝から鼻がむずむずして、目も痒い。

■9時頃、朝食
★朝食
昨日の残りのカレーを使って、カレーリゾット
目玉焼き

■10時過ぎ、今日はダンナと2人で20分程走った後、河原で小石拾いをした。
蝋燭立てように空き瓶を用意して、その中に入れる装飾用の石探し。結構綺麗な石が河原にはある。

■11時過ぎ、珍しくタカス家より早く出発。
いつもより早いのに、最寄りの駐車場には車がすでにいっぱい。一番奥のエリアの遠い駐車場に車を停めて歩くしかない。

Hollandaisエリアへ。
もう来ないと思っていたエリアだが、とりあえず日陰で空いてそうなところを考えるとそんなに選択肢がないということで。Inimini(6c)のRPチャンスだ!
タカスさんたちも、後から合流。
私はストレッチだけして、アップなしでInimini(6c)に突入。
1便目、核心越えたのにスリップ落ち。
ルート上部から日が当たり始め、気温も上がり始めたので、あまり休まず2便目を出した。どうしても今日登っておきたい・・・。
かなり気合い入り、2便目でRP!うれしい〜。
■14時頃、le navireエリアに移動。
タカスさんたちも、後から合流。
Nationalistes,mon cul!(6c)トップロープ
6年前に触って以来のルート。ランナウトが怖くてリードできなかったルート。厳しいんじゃないのというダンナの予想に反して、ムーブはできてしまった。2便目は背筋痛でボロボロ状態だったが核心ムーブはできた。ん〜リード・・・できるかな。怖そう・・・。

ユミちゃんはle petit massoro(6b+)をRP。Nationalistes,mon cul!もトップロープでノーテン。先に登られちゃいそうです。
ダンナはTen years after(7b)を粘りのオンサイト。フランス人にも拍手を貰ってました。タカスさんは、惜しいところでL'equipeur desagrege(7a+)をオンサイトならずでした。

■15時頃、雷とともに夕立が来たがすぐに止んだ。ただ湿気が上がったような・・・。

■17時半頃、Planete causseエリアへ移動。
タカスさんが狙っているShow room(7b)をやりに。
ダンナ、タカスさんのヌンチャクを借りて今日2本目のオンサイト。
そしていよいよタカスさんのRPトライ。
が、さっきまでいい感じで太陽が雲に隠れていたのに気がつけば快晴。岩が光っている。日没まで待つ分けにも行かないということでタカスさん日向かんかんの中突入。が、緊張して核心前にフォール。一回降りて仕切りなおして再突入。核心抜けて行ったっと思ったら「やってしまった。ごめん!」「ヌンチャクに指が入ってしまった!」って。もったいなかったな。惜しかった。ビデオは青空と光る岩で最高のできだったので完登ならもっとよかったな〜なんて勝手なことを思いつつ。きっと明日は登れるでしょう!
タカスさんがビデオで自分の登りを見てダンナに「自分の登りはメリハリがない。腰が離れている。なにが違うのか?」等々質問をしてきたので、ダンナがちょこっとアドバイス。「そこに気づいたら一歩前進だな」とダンナ。

(↑)Planete causseエリアで。
快晴で西日が綺麗で気持ちいい。



(↓)Show room(7b)を回収したタカスさん。
今日は惜しいところで残念でした。

■20時頃、キャンプ場に戻って来た。
またテントが増えている。このキャンプ場がこんなに賑わっているのを見るのは初めてかも・・・。
イスを出したままにしていたら、水が溜まっていて、テーブルの上に置いていた紙ナプキンが原型を留めない程ぼろぼろになっていた。ここは相当雨が降ったらしい。たまたま今日は洗濯しなかっので、洗濯物被害はなかった。

■21時頃、外で夕食。
★夕食
パスタ、プロヴァンサルパスタソース、ペスト、パルメザンチーズ
ベーコン
生ハム
コルビエールワイン
雷雨があったせいか、少し気温が下がったような気がする。

■22時頃、片づけて、テントでお茶を入れる。
生チーズ&ピーチジャムを食べ
0時前にお休み〜。
今日背筋がひどく痛くなったので、また腰やっちゃたかと思ったら、ダンナが「そこはまさに体幹だよ。足をちゃんと使って登ったってことでしょ。」って。そういえばRPしたInimini(6c)は足が悪かったから体幹使ったんだな・・・。ちょっといっちょまえな感じがしてうれしい。

≪ダンナのコメント≫
■今日もすごい青空。しかし、ちょっと蒸し暑く、昼過ぎに30分程度の夕立あり、でもまたすぐ快晴。。。絶好の天気に連休なので
Tarnは車と人だらけだった。道には車とバイクと観光客、山にはハイカーさん、川はカヌーが、そして崖にはクライマー達・・・。 今日は久々にタカス夫婦と一日同行動。岩場はHollandaisエリア、Navireエリア、Planete causseエリアの3ヶ所をまわった。賑やかで、ビデオ撮影も出来て楽しい一日だった。


5月24日(月) 快晴、風
◆観光。テンプル騎士団・聖ヨハネ騎士団ゆかりの村巡り。

■首をダニがはったらしく、痒くて6時前に目が覚めた。不本意ながら早起きをした。ダンナもつられて早起き。
インスタントコーヒーを入れ、チョコとクッキーをかじる。
テントの周りをはっているナメクジを退治した。朝から一仕事。
ナメクジは粘液を使って、上から垂れてくる技も持っている。今朝はテントを開けたら、目の前にナメクジがぶら下がっていた。ご用心!

■今日も快晴!
洗濯したり、ダンナの髪を切ったりして、昼前に出発。
まずはミヨーGeantで3日分の買い出し。
※欲しいと思って袋に入れた豆の名前が分からず、自分で計量して値段のシールを貼らなければならなにのに判別できず。近くの人に聞いてみたが、その人もツーリスト。。。今日のスーパーはツーリストばかり。結局分からず適当に選んでシールを貼った。
連休明けの祭日のスーパーは品ぞろえがいまいち。
サンドイッチを買って、スーパーの駐車場で食べた。大きなスーパーにはトイレもあるし安心だし、スーパーの駐車場ながら、ここからの景色は美しい。田園風景と真っ青な空!
■14時頃、観光に出発。3日前、クベールトワラード(La Couvertoirade)に行ったとき、近くに同じような遺跡が4カ所あることを教えてもらった(パンフレットを貰った)ので、行ってみることにした。
国道でまたDourbieの岩を見ながら、高速入り口近くのラ・カバルリ(La Cavalerie)を目指す。 La Cavalerieは車で町中をぐるっと回っただけで通過。雰囲気は分かったし、殆ど復元で古いものは残っていないらしいし。
ここから国道をそれてSte-Eulalie de Cernonを目指す。

■サント・ユラリ・ド・セルモン(Ste-Eulalie de Cernon)は城塞化された古い街が残っていて、そこを囲むように街がさらに広がっている。城塞の周り(新しい部分)は無料だが、古い城塞内部に入るのは有料。英語の音声ガイダンスもある。レシーバー耳に当てて見学しているツーリストがいっぱいいた。カフェも賑わっていた。今回は有料見学はせず。写真ポイントを探して、写真撮影し、Viala-du-Pas-de-Jauxを目指す。

■ヴィアラ・デュ・パ・ド・ジョ(Viala-du-Pas-de-Jaux)ここも小さな村で、残っている遺跡は倉?のみ。こちらも有料見学はせず、写真だけ撮った。もう一カ所の一番遠いサン・ジャン・ダルカ(St-Jean-d'Alcas)は以前、偶然見つけて観光済みなので割愛。来た道とはちょっと違う道で大地の上をドライブしながら、国道を目指す。田園風景が美しい。国道で大地を下る途中にある展望台で休憩。ミヨー大橋のビューポイントであるが、反対側のDourbieの岩を観察。暑そうだが、17時の時点で陰っている岩もある。

■キャンプ場に戻る前に、キャンプ場近くの街(Mostuejouls)の写真を撮った。
今日は一日快晴、登るには暑いかな・・・。

サント・ユラリ・ド・セルモン
Ste-Eulalie de Cernon
街を見下ろす丘の上から。


モスチュエジュール(Mostuejouls
キャンプ場の上の村です。

■18時前にキャンプ場到着。
シャワー浴びて、夕飯の支度。
思ったより早い時間にタカス家帰還。ということはRPしたなっと思っていたら「2人とも登りました!」の報告。2人は明日移動だから、よかったですね!
自分で自分の髪の毛を切った。いつも自分で切っているのだが、はさみの切れ味が悪くいまいち・・・いつものよういんはいかない・・・。

■風が止んだので、20時半頃から今日も外で夕食
★夕食
パエリヤ
挽き肉の豚バラ肉巻き
ベルジュラックワイン
片づけて22時頃、テントでお茶。
生チーズ&ジャムを食べて、0時前にお休み〜。
※私の首はダニではなく毛虫にやられたらしい、首の後ろ全体がかぶれたようになってしまった。ダンナはあちこちダニにやられている。
今回虫さされの薬を日本から持ってくるのを忘れてしまったのだが、スーパーでそれらしき薬を買うことができ、これがよく効くので助かった。

≪ダンナのコメント≫
■今日もすごい青空、一日中、雲一つ出ない快晴で暑かった。今日はレスト。前回に引き続き、
Millau(ミヨー)の南に点在するテンプル騎士団・聖ヨハネ騎士団ゆかりの村巡りに行ってきた。la CavalerieSainte-Eulalie de CernonViala du Pas de Jauxの3ヶ所。St-Jean d'Alcasは4年前に行ったので今回はパス。Sainte-Eulalie de Cernonはテンプル騎士団のcommandery(コマンドリー:テンプル騎士団の生産村)で15世紀にヨハネ騎士団によって要塞化されたが、先日行ったLa Couvertoiradeの方が見所は多いかな?


5月25日(火) 晴れ、風
◆タルン(Tarn)でクライミング。
■8時頃起床。空は快晴。
今日はタカス家がシャトベール(Chateauvert)に向けて出発する日。私たちが起きたときには既にテントが撤収され干してあった。タカスさんらしく、車の中の荷物もきれいに整頓され収まっている。
テント跡が、雨対策でタカスさんが敷いた砂利で整地されている。
9時過ぎ、タカス家は旅だって行った。さみしくなるな〜。

■9時半頃、朝食
★朝食
目玉焼き
シリアル
10時過ぎ、20分程走った。

■11時過ぎ、出発。
一昨日(3連休中の中日の日曜日)とは打って変わって、ツーリストも少なく寂しい感じ。駐車場もがらがら。

タカス家はプロヴァンスへ向けて出発。
次にお会いするのは帰国後ですね。



Le navireの岩場に12時頃到着。
クライマーは私たちと、フランス人カップルのみ。
既に岩は陰っているが、取り付きはまだ日向で暑い(13時半頃には、取り付き陰る)。
今日の私の目標Cosmopolite(6c)にダンナがヌンチャク&お助けスリングぬんちゃくをかけてくれた。Tarnは意地悪クリップ(思考性の問題か・・・)間隔が遠い上に、悪いムーブをこなしてからでないとクリップができないようにピンが打ってあるので、ビビらないようにスリングで調節してくれた。

■暖かいし今日はアップなし。ストレッチのみで登ることに。
14時まで待ってと思ったが待ちきれず、14時前に登り始める。核心手前でダンナがセットしてくれたお助けヌンチャクにクリップ。ダンナが「思い切ってやってよ!」と声をかける。そりゃそうだ、ここまでやってもらってビビってムーブできなかったなんて申し訳なさすぎる。気合いが入りました。ダンナのムーブ指導もあって、RP。1便目で登れてよかった〜。

■15時頃、ダンナ念願のLe grand toitエリアへ。ダンナの課題8aがあるが、大人気エリアで連休中は大混雑が予想されるため避けていた。今日は誰もいない。
15時で既に陰っている。が、気温が高く蒸し暑い。空にも薄い雲が出ていて、湿気が多いようだ。
Un soir sous me(6c)に、アップを兼ねてトップロープを張ってもらう。ダンナのルートと少し離れているが、人がいないので張りっぱなしで大丈夫だろうということで。後からフランス人カップルとスイス人男性3人組が来たが、ルートはバッティングしなかった。

■16時頃、ダンナ課題のLittle big boss(8a)にヌンチャクを掛けにいく。リーチムーブで寸足らず・・・核心までもかなり悪そう。それをこなしてから核心のボルダームーブが出てくる。核心手前までヌンチャク掛けて降りてきた。
17時半ころ、私がUn soir sous me(6c)をトップロープトライ。パワームーブでめちゃめちゃ楽しかった。これもRPしたいな〜。

■18時半頃、ダンナ本気トライ。核心入り口のムーブでフォール。核心ムーブもリーチムーブでなかなか抜けられず。「これでできなかったら敗退します!」と言ったあと何とか抜けてトップアウトした。これが8aとは・・・。リーチがあれば簡単なのかも知れないとダンナ。ちびは辛い。

■20時頃、キャンプ場に戻って来た。タカスさんたちもいないし、キャンプ場は寂しくなった。
洗濯した後、21時前から、夕食。
風が止まないので、テントの中で食べ始めたが21時頃から風が止んだ。気温が高かったせいで、凪?の時間が1時間遅くなった?
お茶飲んで、生チーズ&ジャムを食べ、0時前にお休み〜。
夜の空には鱗雲。崩れる前兆かな?

≪ダンナのコメント≫
■今日もすごい快晴で日向は強烈に暑かった。日陰になっても蒸し暑くてちょっとキビシイ陽気。タカス夫妻は今日は
chateauvert(シャトベール)への移動日。更に暑そうなプロヴァンスへ向けて出発した。私達もそろそろ移動のタイミングを検討中。あんまりTarnで登り過ぎてしまうと、また来る楽しみが無くなってしまうのでね。。。
■今日は
NavireエリアとGrand toiエリアに行った。連休は昨日で終わったのでTarn渓谷は人が激減して、岩場も静まり返っている。クライマーも時々会う程度。連休中の喧騒がまるでウソのようだ。
オクサンは、おととい手をつけた
nationalistes,mon cul!(6c)を今日の1回目でレッドポイント。un soir sous me(6c)をトップロープでトライ開始。私は前回(2008年)からの課題、little big boss(8a)をトライ。核心のボルダーは相変わらず厳しいです。トップアウトが精一杯でした。(>_<)


5月26日(水)晴れ、曇り、雷雨
◆タルン(Tarn)でクライミング。

■8時頃、起床。昨晩は蒸し暑く寝苦しく、夜中に目が覚めて寝付けず。7時に目が覚めたものの寝不足で起きられず・・・。
晴れているが、雲が出ている。蒸したので雷雨の予感。
9時半頃、朝食。
★朝食
昨日の残りのパエリヤに玉子を載せて。
11時前にダンナと20分ほどジョギング。
走った後、河原で綺麗な石探し。
昨日の夜干した洗濯物をテント内に移動。
Tシャツを3枚洗濯して干した。
■12時前に出動。Le grand toitに昼過ぎ到着。スイス人と思わる講習会の集団がいた。左の壁は既に陰っているが、右のメインの岩はまだ日が当たっていて暑い。
左のVariete caf(6b)でアップ。ダンナは2ピッチ目まで登り、私は1ピッチのみトップロープ。これもRPしたいルートの一つだが、結構手強い。ダンナにUn soir sous me(6c)にぬんちゃくを掛けてもらったあと、しばし休憩。

■13時半頃には、右の岩も陰った。 16時前にダンナGage de ma parole(8a+)をトライ。雷が鳴り始め、小雨が・・・。すぐ止んだけど、私のルートは雨が降ったら登れないので、ダンナが登り終わってすぐトライ。 無事1便目でRP。 得意系?のパワールートで楽しかった!
暫くして嵐が・・・。危機一髪でした。

■雷が鳴り響き、土砂降りの雨。少し納まったところで、先ほどのルートの隣のルートに掛けたトップロープでダンナLa botte en glaise(8a+)をトライ。雨宿りしている講習会の人たちが賞賛のまなざしで見ていて、雨が止んだところでダンナの登りを誉めた後「have a nice day!」と言って帰って言った。

今日もGrand toit でクライミング。
スイス人(たぶん)の講習会でおお賑わい。
・・・の中にマスク姿の怪しい東洋人。



■ダンナ登り終わった頃、また土砂降りの雨。夕立ですぐ通り過ぎるかと思ったが、今日はなかなか雨雲が消えない。雨が止んだところで駐車場まで戻ったが、すぐまた土砂降りの雨。今日がTarn最終日なので、一番奥のPlanete causseエリアの方まで見に行ったが、登っている人がいた。日向エリアだからむしろ雨の日がRP日和だったりして?
■キャンプ場に近づくにつれ、雨が小降りになり、キャンプ場では雨が降っていなかった。諦めていた洗濯物もまだ湿気ているが、車に入れておけば乾きそうだ。助かった・・・。
でも雷はまだ鳴っていて、雨雲も広がっている。。。
レセプションでキャンプ場代の精算をした。9泊で90ユーロは安い!(クレジットカードは使用不可だった。)オーナー夫婦と一緒に写真を撮らせてもらった。※親父さんが、キャンプ場のパンフレットをダンナに渡して、友達に紹介するよう頼んできた。

■外で食べるか、テント内で食べるか迷ったが、雷は鳴っているし、いつ雨が降るかと気にしながら食べるのも嫌なので、テント内での夕食。
★夕食
ベーコン丼
魚缶詰
生ハム

キャンプ場のオーナー(左のオバちゃん)と
そのダンナと一緒に記念撮影。

■ワインだけでも外で飲もうと外へ。
空は雨雲で覆われいる。さっきまで聞こえていた鳥の声がしなくなったと思ったら雨が降ってきた。
※生ハムが余りに塩辛いので、しゃぶしゃぶにしてみたが塩気は抜けず・・・結局残りは捨ててしまった。健康第一!
テントに戻り、生チーズ&ジャムを食べ、ミントティーを入れた。
0時前に、お休み〜。

≪ダンナのコメント≫
■今日もエリアは
Grand toi。このエリアはローカルクライマー達やクライミングスクールのたまり場になっていて、混雑が嫌いな私は連休が終わるまで避けていた。Tarnに静けさが戻った今なら気ままに登れます。
私は今日は
gage de ma parole(8a+)la botte en glaise(8a+)をトライ。難しいです。特にla botte en glaise(8a+)は私の好きなポケットホールドのシビアな引き付けムーブが連続して、とても面白かったのですが、繋げるには明らかに力不足。パワーアップして臨まないとダメそうです。(>_<)
オクサンは
un soir sous me(6c)を今日の1回目で無難にレッドポイント。連日成果ありでご機嫌でした。


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