- Contents -
(プロヴァンス滞在記)
2007/03/06
 
  1.ボニュー
  2.ピザ屋
  3.キャンプ場
  4.アパート
  5.ミストラル
  6.スーパーマーケット
  7.ジュリアン橋
  8.ビュークス 1
  9.車上ねらい
 10.待ち合わせ
 11.カヴァイヨン方面へ
 12.アンスイ城
 13.宗教
 14.ヴォークリューズの泉
 15.カナル
 16.作者のつぶやき
 17.オクサンのつぶやき
 18.写真室 1
 19.写真室 2
 20.写真室 3
 21.写真室 4
 22.桜の花が咲く頃
 23.フォーレ・デ・セドル
 24.ボニューについて
 25.さくらんぼの実る頃
 26.嵐の夜は・・・
 27.ルノーガレージにて
 28.ビュークス 2
 29.ビュークス 3
 30.気まぐれ
 31.写真室 5
 32.共同洗濯場
 33.写真室 6 (水にまつわる写真)
 34.ドイツ系スーパー
 35.3車線?道路
 36.ロータリー
 37.ドルメン
 38.使い捨てカイロ
 39.モンマジュール修道院
 40.ペイヨン
 41.写真室 7 (街の眺め 1)
 42.ローマ水道橋 1
 43.ローマ水道橋 2
 44.写真室 8 (これなあに?)
 45.写真室 9 (街の眺め 2)
 46.プロヴァンスのコロラド
 47.マルセイユ
 48.桜の花が咲く頃 2006
 49.交通事情 2006
 50.レガロン渓谷

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プロヴァンス滞在記


50.レガロン渓谷 (Gorges du Regalon)

レガロン渓谷(Gorges du Regalon)はプチ・リュベロンの南側の渓谷の1つで、カヴァイヨン(Cavaillon)から東へ約12km、カドネ(Cadenet)から西に約18kmの、D973から少し北上した場所にある。 日本のガイドブックには滅多に紹介されることがないのであまり知られてはいない渓谷だ。

しかし、あまり知られてはいない渓谷にもかかわらず、車でD973を何度か走ると、渓谷の入り口を出入りする車をきっと何度か見かけることだろう。 じつは意外に人気のある場所だ。

D973から渓谷への道へ入るとすぐゲートがあり、2.5ユーロ(2006年時点)払わされる。つまらなかったら嫌だな・・・とちょっと不安になるところだ。
ゲートを通過するとすぐ先は広場になっていて、ここに車を停める。 テーブルとベンチがいくつか設置されていて、お弁当を持ってきて昼ごはんを食べるのに快適そうな広場だ。 平日の夕方近い時間になっても家族連れを多く見かける。
ここからプチ・リュベロンを望む限りでは、レガロン渓谷の風景はなかなか予想がつかないだろう・・・。

広場から渓谷までは、標識の示す方向へなんとなく進み、10分ほど歩くとオリーブ畑に突き当たる。 その奥が目指すゴルジュ(渓谷)だ。

ここから先はじつに面白い。
岩のトンネルや洞窟、張り出しが連続して現れる。 さらに先では、人ひとりがギリギリ通れる位の幅の、岩壁の回廊が100mくらい続く。 深さは30メートル位だろうか?
少し広くなった場所ではリュベロン特有のシェーヌ(楢ノ木)が岩を這うように生い茂り独特の雰囲気を出している。

ゴルジュを抜けた先には折り返し点の石柱がある。 駐車場からここまで往復1時間半くらいのコース。 戻らずに見晴らしのよい山をさらに歩くハイキングコースもあるが、往復よりはかなり時間がかかる。 もう一度ゴルジュを楽しみながら戻るほうが一般的なようだ。

駐車場の広場。
雰囲気の良い快適な場所。
ここからレガロン渓谷までは十数分の散歩。



レガロン渓谷散歩のハイライト。
この極めて狭い岩壁の回廊を進む。








レガロン渓谷を抜けた先、折り返し点にある石柱。
ここからは2つの展望ハイキングコースがあるが、
来た道を戻る人の方が多い。



レガロン渓谷は、ヴェルドンや、アルデッシュ、タルンとは比べようもないくらい小さな渓谷です。

けれども、わざわざプロヴァンスに来てこんな無名なゴルジュを見るのも・・・なんて思うなかれ?
時間の余裕がある方にとっては、きっと一見の価値があると思います。 よく晴れた日にお弁当を持ってピクニック気分で訪れてはいかがでしょうか?

注:
岩の上を歩く場所があるのでサンダルでは滑って転倒の危険があります。ジョギングシューズ程度で十分です。



( 2007/03/06 作成 )

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